「男は二種類に分けられるのを知っておるか、お前様よ?」
「突然何だよ……二種類?」
「そう、ロリコンの男とロリコンではない男じゃ」
「ロリコンが多数みたいな言い方をするな! だいたいある事象を定めたらそれとその否定形に分けられるのは当然だろうが。ちなみに言っておくと僕はロリコンではない」
「ほう、では儂にこんなことをされてこんなふうにしておるのはどういうわけじゃ?」
忍は指でしごいていた僕の肉棒にれろりと舌を這わせる。
「ん……っ」
ぬるりとした感触に僕は思わず呻く。
れろれろと舌が様々なところを舐め、刺激してきた。
亀頭やカリ首、竿や根元、果ては付属機関の袋にまでその小さな舌が這い回る。
「ロリコンのお前様には刺激的な眺めでさぞかし興奮しておるじゃろう」
忍はくふふっと笑うと、あーんと口を開けて玉袋を頬張った。
そのままじゅるじゅるとしゃぶられ、僕の肉棒はさらにビキビキと硬さを増して大きくなる。
僕は唇を噛んで声を抑えるのにいっぱいいっぱいだった。
袋は左右とも忍によってすっかり唾液まみれになってしまっている。
すごく気持ちいい。
が、同時に射精への欲求も高まり、もはやそれでは我慢できなくなった。
「ん、こっちもくわえてほしいのか、お前様よ?」
忍はそう言って亀頭にふっと息を吹きかけた。
「う、ぐっ……し、してほしいっ」
「『僕は』」
「?」
「『僕は』」
「…………」
忍が何をさせようとしてるのかわかった瞬間、僕は羽川に謝りたくなった。
ああ、あの時はこんなにも恥ずかしい気持ちだったのか。
変な台詞を言わせてごめんな羽川。
「ぼ、僕は」
「『小さな女の子に』」
「ち、小さな、女の子に」
「『舐められて興奮する変態のロリコンです』」
「舐められて、興奮する、変態のロリコンです……っ」
ああ、ごめんな八九寺、僕は汚れちゃったよ。
一時の快楽のために嘘を認めてしまうなんて。
忍はにやりと笑うと僕のをひと息に頬張る。
一気にスパートをかけるように頭を激しく振り、唇を締め付けて舌を這わせた。
その動きに僕は堪える間もなく射精まで導かれてしまう。
「う、うあっ! あっ! あっ!」
びゅくびゅくっ!
焦らされたのもあって凄い量が出、忍はそれを美味そうに飲み込んでいく。