なんと言うかその場の成り行きで、降って湧いたようにはじまってしまった神原との情事に、僕ってハメられちゃったのかなぁとか、  
戦場ヶ原に何て言やいいんだろうとか、この場合、喰われる側は神原なんだろうか、それとも僕なんだろうかなどと、いろいろな考えが  
頭の中を駆け巡っていたのだが、それらの漠然とした考えは、目の前に横たわった、超高級セクサドールのように少しのたるみもない  
流線型の肉体が放つ圧倒的な存在感によって、霧のように掻き消されていった。  
いつもガン見していた後輩の股間を、ここぞとばかりに指でまさぐりながら、僕は言った。  
「神原の腰つきって、スッゲーいやらしいよな」  
現役アスリートでもある、神原の鍛えられた下半身は、細く見えるのに肉付きが良くて、見るからに締まりが良さそうだった。  
「ええっ…」  
このきれいな脚を、これから思う存分、揉んだり撫でたり、開いたり閉じたりして、そんでもって舐めたり啜ったり呑んだりしちゃうんだ、僕。  
「体育会系の女子って、アソコの締まりとか、やっぱスゲーんだろうな」  
「先輩ったら… 後輩の女子を… そーゆー目で見てたんだ」  
「…と言っても、お前だけだけどな」  
その人並み外れたスポーツの才能から、たちまち直江津高校のアイドルになった神原は、ルックスだって本モノのアイドル顔負けだ。  
そんな健康的なナイスバディの持ち主とエッチするという状況に僕は、ちょっとニュアンスは違うが、あの凄惨な戦いの晩、悪魔の待つ  
真っ暗な教室へ入っていったときと同じくらいガクブルしていた。  
まるでグラビアから抜け出たようなお椀型の美乳にむしゃぶりつく。  
「うあっ… 阿良々木先輩ッ…」  
鮮やかなピンク色の乳首がみるみる尖っていく。  
おっぱいの縁の急な立ち上がりを舌でなぞりながら、柔らかくて張りのある乳肉に頬を擦りつけ、揉みあやしてゆく。  
そして、さらに下へ下へと、ゆっくりと舌を這わせていった。  
「うあぁっ!」  
だんだんと激しくなる呼吸に合わせて、乳房がぷるぷると震え、引き締まった腹部が波打つように上下した。  
つるつるした下腹に顔をうずめて舐めまわすと、あたたかくじっとりした神原の吐息が、ぴんと立った僕のアホ毛を揺らしながら、  
僕の髪の毛を湿らせていった。  
 
「阿良々木先輩ッ、そこはダメだッ、きたない…」  
16才の秘めやかな場所は、初々しいピンク色をしていた。  
ゴクリッ、と自分が生唾を呑み込む音が、僕の耳に大きく響いた。  
「いつも見せつけてたくせに、少しぐらい舐めさせてくれたっていーじゃん」  
すでに蜜穴は、じっとり濡れて、なまめかしい光を放っている。  
頬を真っ赤に染めて、神原が弱々しい声で否定する。  
「べつに見せつけてるわけじゃ…」  
その弱々しい声は、ピンクの花びらを舐め啜る、ぴちゃぴちゃという猥雑な音に掻き消された。  
「あうううっっっ!」  
長い腿とすらりとしたふくらはぎが、ピィーンと伸びて、張り詰めた筋肉でぱっつんぱっつんになる。  
僕は口をすぼめて、ひだの奥から肉芽を吸い出して、舌先で転がすようにした。  
「はうっ!!」  
乳房を大きくバウンドさせながら神原は仰け反り、腰をくねらせて喘いだ。  
引き締まったお尻に続いて、みごとな脚線美を両手で撫で回すようにすると、なめらかに張った筋肉が僕の指をやんわりと押し返す。  
ピンクの肉裂から口を離さずに、僕は言った。  
「レロレロレロ… あれだ神原、ウォーミングアップだよ」  
「ううううんっ」  
ショートカットの髪を、まるでいやいやをするように激しく振り乱しながら、昂まりゆく快感に耐えようとする神原。  
花びらが開ききって、秘孔がぱっくりと口を開けたのを確認して、僕は言った。  
「ウォームアップはこんくらいでいいだろう」  
 
僕は神原のうえにのしかかって、さっきまで舌で舐め回していた彼女自身にペニスの先をあてがった。  
「それじゃあ神原、行っくぜーッ」  
「あふぁっ!!」  
僕の身体のしたで、彼女の全身の筋肉がきゅっと張り詰め、まるで波打つように動いた。  
そのまま、狭くなった肉の輪を一気にくぐり抜ける。  
神原の股はやわらかく、ぜい肉がまったくないことも加わって、より深いところまで挿入することができた。  
ペニスの先に何やらこりこりした突起が当たる。…どうやら最初の一突きで、子宮口まで軽々と到達してしまったらしい。  
「スッゲー気持ち良い… 最後はちゃんと外に出すから」  
鍛えられて二つに割れた背中を強く抱き締めながら、僕は腰を使い始めた。  
彼女のなかはじっとりと湿ってあたたかく、あまりの気持ち良さに僕は、最初の数ストロークで果ててしまいそうになった。  
ぐんぐんと膨らんでゆく射精感をなんとか堪えながら、無我夢中で腰を振った。  
「せんぱぁい、阿良々木先輩ィーッ」  
「かんばるッ、かんばるッー!」  
荒々しく突き込むたびに、つるりとした下腹部やすべすべした内腿がぺたぺたと音を立てて僕の下腹部に押し当たる。  
「せんぱぁいーッ!」  
「かんばるうぅーッ!」  
名前を呼びながら突き込む僕に、神原も更に締め付けながら応えた。  
少女の美しさと女のいやらしさを同時に持つ、芸術的なまでの肉体が、快楽によってさらに艶やかに輝いてゆく。  
じわじわと盛り上がってきた射精感が、一気にスパークして臨界点を超えて、阿良々木先輩は発射の秒読み段階に入った。  
スパートをかけると、精液を搾り取ろうとするかのように、肉壷がぐっと引き絞られた。  
本能に逆らって一気にペニスを引き抜くと、呆れるほどたくさんに白濁液がぶるんっと弾けるように散って、神原の腹といわず胸や顔にまで  
べったりと付着した。  
 
二人でシャワーを浴びながら、僕は神原のお腹についた僕の精液を念入りに洗い落とした。  
神原は目をつむり、僕に洗われるがままになっている。  
(こいつの身体って、全身どこもかも、つるつるのすべすべなんだな…)  
ふと、現在の混乱した状況について考え、頭の中で整理してみようとした。  
(……なんで、こうなっちゃったんだろーな〜)  
さらに、これから予想される危機的状況についても考えてみる。  
(戦場ヶ原のこと、ど〜すんだよ…)  
ふと、神原が片目を開けて、僕の顔をちらりと見た。  
(僕っていっつもこんな風に、流されてばっかりなんだよな…)  
でも、今朝の神原の扇情的なヘソ出しルック。  
(あんなスゲー格好見せられちまったら、もう止まんねぇよなぁ〜)  
戦場ヶ原というちゃんとした彼女がいながらも、青春まっただ中の若い盛りである僕はどうしたって、他のキレイな女の子たちの身体にも  
興味を持たずにいられない。  
そんな僕にとって、今朝の神原の格好はマジで大興奮というか、もの凄くドキドキした。  
神原は日頃から、男に媚びるような格好をまったくしない。なのに僕と待ち合わせていた今日、肌もあらわなセックスアピール全開の服装を  
してきたのだ。  
こんなエロイ身体を見せつけて誘惑されたら、男はひとたまりもない。  
あの短パンで大胆に強調された健康的な脚線美を見てしまったとき、ひょっとして、もう勝負は着いていたのかもしれない。  
取り敢えず、この既成事実を受け入れるしかなかった。  
(なんかハメられたような気がするけど、まぁいいか… 戦場ヶ原と付き合うようになったときも、何となく流されてって感じだったし…)  
神原はいつもの人懐っこい微笑みを浮かべ、大きな目で僕のことをじっと見ている。  
 
「阿良々木先輩、さっきから、なにを考えているのだ?」  
「いや、…これからの身の処し方とか」  
「戦場ヶ原先輩のこととか?」  
「まぁ… そうだな」  
「あんな女のことなんか、わたしは全然気にしてないぞ」  
「いや、お前が気にしなくても、僕が気にするんだよ! つーか、戦場ヶ原はお前の愛しい先輩じゃなかったのかよ!」  
「わたしの愛しい先輩は、阿良々木暦先輩だ」  
「切り替え早ッ!!」  
僕が頭を鷲掴みにして、わしゃわしゃと掻き乱してやると、神原はきゃっきゃっと声をあげて嬉しそうに笑った。  
…この健康優良児め。  
 
無邪気に笑う神原を見ながら僕も嬉しかった。  
あの時ケチョンケチョンのズタボロにされた僕の尊い犠牲は、無駄じゃなかった。  
怪異を追っ払って、神原が元のふつうの女の子の身体に戻って、相手はどうあれ、こうして人並みのエッチを体験することができた。それだけでも、  
ボロボロになって頑張った甲斐があった。  
ひょっとしたら、彼女から肉体関係を誘ってきたのは、お礼の意味もあったのかもしれない。  
まぁ、身体を救ってくれたお礼に自分の身体を差し出すというのも、何だか凄く理にかなっているというか、至極まっとうな感じというか、  
全然不自然じゃないように思えたので、ここはあれこれ余計なことを考えず、彼女の好意を素直に受け取っておくことにした。  
            続きます  
 

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