「阿良々木先輩、どうやら先日私達のイベントがあったらしいではないか」
「残念ながら僕達よりもデビュー作のシリーズ作品の方が多かったようだがな」
「なんと!? では阿良々木暦×忍野メメも数えるほどしかなかったというのか!?」
「一冊もねえよ! いや、あったかもしれないけど数えるほどもないよ!」
「そうか……やはり世間は忍野メメ×阿良々木暦か……」
「ないから! リバーシブルするな!」
「ふふ、リバーシブルという言葉を知ってるあたり阿良々木先輩も知識が深いな」
「そこに突っ込むな、今は関係ない」
「ふふ、ならば私に突っ込んでもらおうか」
「脱ぐな近付くなにじり寄るな! 僕は戦場ヶ原ひとすじなんだ!」
「あら、嬉しいことを言ってくれるわね」
「!? 戦場ヶ原、いつからそこに!?」
「私はいつでも阿良々木くんの傍にいるわよ、それより阿良々木暦×戦場ヶ原ひたぎのエロ本が大量に出回ってると聞いたのだけども」
「それはお前の妄想だ」
「あらそう、でも私は今まで自分の夢はなるたけ叶えてきたわ。神原」
「よしきた」
「お、おい、なんで僕の身体を押さえつける?」
「言わなきゃわからないほどウブでもないでしょうに」
「きゃー! きゃー! いやーっ!」