「ちゅ……ん……ちゅう」
「ん……は……いいぞ……っ」
淫らな水音がすぐ目の前で響く。
原因は裸の神原先生の蜜壷から溢れる愛液をやはり裸のあたしが啜っているからだ。
時折すぐ上の突起を刺激しながらも脚の付け根の間で一心不乱に蜜を吸い続ける。
「んっ……火憐……もう、指入れてくれないか」
「うん、神原先生」
あたしが元気よく応えると神原先生は上半身を起こした。
そのままあたしの頬を撫でながら軽く咎める。
「こら、二人の時は駿河と呼べと言っただろう?」
「わかりました、駿河さん!」
「ふふ、いい子だ。さあ、私をもっと気持ちよくしてくれ。満足させてくれればあとでたっぷりご褒美をあげよう」
ご褒美!
その言葉にあたしの胸は期待に膨らむ。
あのしなやかな指で全身をまさぐられる。
舌で全身を舐めまわされる。
そんなことを考えただけでもぞくぞくと身体が震えた。
ご褒美を求めてあたしは神原先生を……駿河さんを快楽の海に沈めていく。
駿河さんもその波に逆らわず、素直に受け入れて流される。
「ん、はぁ……火憐、もう……私、イくぞ……っ」
そのまま指や舌で快感を与え続けると、駿河さんの脚が突然ぴんっと伸び、身体を激しく痙攣させた。
どうやらイったみたいだ。
肩で呼吸をしながらもあたしの頭を撫でてくれるのがすごく嬉しい。
やがて落ち着いた声で駿河さんがしゃべる。
「さすが阿良々木先輩の妹だな、なかなかのテクニシャンだ」
「え、兄ちゃんってそんななの?」
「ああ、本気になった阿良々木先輩は実にすごい。並みの女性では受け止めることはできないだろう」
そ、そんなに兄ちゃんのすごいんだ!
あ、あたしも一回くらい……。
「だから火憐、二人でお互いを高めていこう。阿良々木先輩に相応しい女になるために」
「うん、駿河さん。お願いします!」
「よし、じゃあいつものいくぞ」
そう言って駿河さんはあたしの足の間に自分の下半身を割り込ませる。いわゆる貝合わせというやつだ。
駿河さんとの性器が触れ合った瞬間。
「あ、あっ、ああああああんっ!」
恥ずかしくもそれだけであたしはイってしまった。
だけど駿河さんは容赦せず、ぐいぐいとさらにこすりつけてくる。
二度目の絶頂もあっという間にむかえそうだった。