「聞いてたんでしょう?千石さん、私と阿良々木くんがエッチしているとこ」  
(きっ…気付かれてた!!? まさかそんな…嘘!!!)  
「でしょう?阿良々木くん」  
「その、千石…。オナニーに夢中になってて周り見えてなかったろ…」  
その時の気持ちを、どう表現したらいいだろう  
(見られてた…。よりにもよって暦お兄ちゃんに…)  
恥ずかしいという言葉では生ぬるく、死にたいという表現では物足りなく、  
消えたいと言う願望ですら追いつかない。体中を掻き毟って身悶えして転げまわりたくなる  
ような衝動を自分自身の身体を両手で抱きかかえることにより必死で押さえた。  
その場にぺたっとへたり込み、顔を上げることすらできない。こんな顔見せられない。  
「あ…あああ……あああああ………!!!!!」  
錯乱した千石が一目散に逃げ出そうとするが、戦場ヶ原はいともたやすく千石を押さえ込んでしまう。  
まるでこうなることを見越して背後に回りこんだかのように。  
「落ち着きなさい。千石さん」  
「いやっ……もうダメッ……!お願いです!離してくださいっ……!」  
「いいじゃないの、オナニーくらい」  
耳元でハッキリと言葉として紡がれる直接的な淫語に、千石は耳まで真っ赤になる  
「あんな恥ずかしいとこ見られて…私もう生きていけないです……」  
散々泣き喚きつつもがいていた千石だったが、背後から涼しげな顔で彼女の両手を手首から  
両手で捕らえていた戦場ヶ原は、そのまま両手を地面に押し付ける。千石はうつ伏せにされ、  
戦場ヶ原はその上から馬乗りになる格好だ。その状態で両足をばたつかせる千石の姿は  
ワガママな子供が駄々をこねてるようにすら見えた。  
「私たちのエッチを覗き見しておきながら、自分は見られるのが恥ずかしいとか死にたいとか随分な言い草ね?」  
「そっそんなつもりじゃなかったんです!ごめんなさい!でもあんなの見たの初めてで…」  
千石にとっては刺激が強すぎたのだろう。もはや体裁を繕ってる余裕も無い。  
「口だけの謝罪は要らないわ。『貴女にも協力して貰わないと割に合わない』わよね?」  
「っ………!」千石が絶句する  
「さあ、始めましょうか阿良々木君。夜は長いわよ」  
「いっいやあああああーーーーーーー!!!!!」  
千石の叫びは誰も聞いていなかった。というか、これだけで終わるはずもなかったのだ  
 

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