「暦お兄ちゃん、ねえ暦お兄ちゃん?」  
「どうした千石……って何だその服!」  
「知らないの暦お兄ちゃん?今日はその…あの…えと……はわわわわわ」  
「わかってる千石!わかってる!今日がクリスマスだってことぐらい誰でもわかる  
から!」  
「よかった…」  
「だからといって…どうして人類最強赤色みたいなコスプレをする必要性がある  
んだ」  
赤い帽子に、同じく赤いミニスカ。  
黒の靴下とスカートの間からは股間…いや、心ときめく『絶☆対☆領☆域』!  
「あのね、ここへ来るまでにね、神原さんが…」  
「『かわいいと思うから着てくれ』か、あいつのやりそうな事だな」  
ていうか、神原はどうしてこのサイズの服を持っている。  
あいつはいくら小柄とはいっても、中学生レベルの体躯だということは決してな  
い(主に胸とか)。  
だとしたら、最初から誰かに着せるために用意したに違いない。  
つまり、最初から千石に着せるつもりで…っ!  
「違うよ!撫子が『暦お兄ちゃんのフェチ心を満たすプレゼントになるような赤い  
服はありませんか』って聞いたら家まで帰って取ってきてくれただけだよ!」  
「お前確信犯だろ!」  
この季節この日に赤の服っていったらサンタクロース以外にあるのかよ。  
それしかありえないだろうが!  
僕は問いたい。  
「12月」「プレゼント」「赤色」でこの全身赤色最強音速髭ジジイ以外を思い  
つくヤツがこの星にいるのか!  
「そして千石!サンタクロースが背負っているのはプラカードじゃなくてプレゼン  
トの詰まった袋だ!」  
「えっ…あっ!ひぁぁ!はわわわわわ」  
「わかった千石!わかったから後悔の念を込めてプラカードに自分の頭を打ち付け  
るな!」  
しかも何だよ「ざんげ百円」って。  
何かの相談料かよ。  
「やあ阿良々木先輩!後輩紳士からのクリスマススペシャル小生意気な贈り物は楽  
しんでいただけただろうか」  
「そんな事どうでもいいくらい僕は今のお前の小生意気な服装から目が離せねぇ  
よ!」  
何だよ全身リボンのみって。  
ミイラ男か「私がプレゼント」か。  
早く服着ろ、服。  
「ふむ、そうか。阿良々木先輩は自分の手で解くのではなく女の子に自ら解かせ  
て羞恥と恥じらいと恍惚の表情を楽しみたいというのだな、よしわかった、今か  
ら恥じらいと羞恥とほんの少しのエロスを込めて解くから」  
「いやエロスしかこもってないから!」  
しかも恍惚の表情になるのはお前だけだよ神原!  
「さあ千石ちゃん、早く着衣を脱いで私と一緒に阿良々木先輩のプレゼントにな  
ろうではないか」  
「うん!撫子頑張る!」  
「まずは確か…よし!靴下からだ」  
「どうして僕の性癖を知っている!?」  
「決まっているであろう、いつぞやのブルマー回、阿良々木先輩がジュースを取  
りに行っている間に二人でベットの下から机の裏から探索したのだ」  
「暦お兄ちゃんの……お気に入り」  
「わかりましたわかりました僕は靴下フェチであることは認めます!」  
だから今すぐお前ら帰れ!  
 

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