ある冬の深夜二人の男女が交じり合ってお互いを求め愛し合っていた。
「戦場ヶ原……!」
「阿良々木くん……!」
戦場ヶ原ひたぎの部屋の中高まるばかりの情欲は
二人で渦巻き合いどんどんと上り詰めていく。
けれども影の中でどこかつまらなそうに、それを見ている幼い少女がいた。
「こうも毎日毎日、盛りおって!儂の事も考えぬか!」
阿良々木の影の中で忍はあるじから送られる欲しくもない一方的な快感に爪を噛んで苛立っている。
心は醒めているのに体は不必要に快楽を得てそのアンバランスさは一種拷問のようだ。
「んぁっ!……あるじ様は儂と、ぁあぁっ、感覚が繋がっている、んぅっ、のを忘れておるのか……」
性感に身悶えながら絞りだすように忍は呟く。
戦場ヶ原の柔らかな身体と抱き合う感覚が伝わってきて
ありもしない男性性器から強制的に快楽を受け取らされて寝転びながら喘ぐ。
「くぅっ……儂をほっといてツンデレ娘とばかりっ…………!」
影の中でゴロゴロと転げ周りながら押し殺せない怒りを洩らし続けた。
「何が受験勉強じゃ!ものの数時間でやりまくりおって!」
地面をドンドン叩きながらギリギリと歯軋りをして
「何がこれが解けたら阿良々木くんのお願いなんでも聞いていいわよじゃ!」
金髪を掻き毟りながらキーと奇声を上げた後
「しかもそれでやる気になるあるじ様もあるじ様じゃ!」
立ち上がって何故か走り回る。
「見せ付けおってっ……!儂がいるのにラブラブな所を見せ付けおってっ……!んぁぁぁっ!」
走ってる最中強い快楽に襲われ勢いよく転ぶ。
「んぅぅぅううぅぅっっっ!」
忍は自らの股を抑えながら嬌声をあげてしまった。
「またイカされた……ツンデレ娘の身体でイカされおった……」
戦場ヶ原とのセックスで阿良々木は射精したのだ。
それは忍にとってあるじ様を独占している憎たらしいツンデレ娘の
身体で間接的にとはいえイッてしまったという事なのだ。
「情けない……怪異の王ともあろう儂がこうも小娘にイカされるなぞ……」
厳密にはイッたのは阿良々木なのだが送られる快感には違いがない。
毎日のように戦場ヶ原を抱きキスをしてセックスをして高めあった感覚を身体に覚えこまされてしまっていた。
「この所あるじ様は全然お喋りしてくれないしのう………………
お風呂で髪も身体も洗ってくれないし……ミスタードーナツもご無沙汰じゃ……
幼児じゃあるまいし遊んでくれとは言わないがほおっておきすぎじゃなかろうか…………うっぐすっ」
さめざめと忍はすすり泣く。
けれどもそれ以上に別の部分が疼いて泣いてしまっていた。
「物足りないのう―――」
外界では性交を終えた二人が抱き合って眠っている。
だが忍のほうはイッてしまったとはいえあそこを手付かずでほおっとかれてるも同然だ。
心と身体の寂しさを少しでも埋めようと左手でそっとワンピース越しに胸を撫でる。
「ひゃぅっ!」
とても小さいのに硬くしこった乳首から甘い電流が走った。
「こんなにも凄いのにあるじ様は儂のちっちゃいおっぱいをさわってはくれぬのか……
貧乳はステータスと言うじゃろうに。大事なのは大きさじゃなく感度なのじゃ」
愚痴りながら小さい手で薄い胸をくすぐる。
「うっ、んっ……はぁっ…………」
優しく指でさすってじっくりと性感を高めていく。
震える身体から肩紐がずれ落ちて、なおすのももどかしく直接柔い胸を指の腹で撫で続けた。
「はあっ…………もっと……」
目を瞑り愛しい男を想って忍は自慰を続けた。
「あるじ様……こっちもしてほしいのじゃぁ……」
右手をあそこに触れさせるとトロリとした蜜がねばって吸い付き
つぷりと指を沈ませると頭からつま先まで伸び上がるほどの激感が忍を襲う。
「んあぁあぁあああぁぁぁ…………っ!」
ビスクドールのごとき白く小さい指で幼い秘裂をじゅくじゅくと掻き混ぜた。
「あるじ様……!あるじ様……!あるじ様ぁ……!」
指を未熟なすじに沿って滑らせる。
興奮と快楽で動悸が激しくなり白い肌が血色よくピンク色に染まっていた。
逆の手で乳首を引っ張ると脂肪の薄い胸がわずかに揺れ
右手をすじに沿わせて疼くあそこを慰める。
「あぁ…っ!、んん…っぅっ!、はあぁ…!」
小さい指が性器に挿入されてぬるり受け入れていく。
幼裂がきゅっとしまり、トロトロの蜜で指は濡れてさらに飲み込まれた。
そうして気持ちいい部分を探して擦り付ける。
忍は幼い身体を震わせ快楽を貪りながらも、ふと目を開けると
阿良々木と戦場ヶ原が抱き合って眠る光景を見てしまう。
くしゃっと泣き出しそうになる。
「うぅうっっううぅ……」
いや実際に泣いてしまっていた。
身体は気持ちいいのに心は傷と埃だらけの重たい置物になってしまっている。
「さしずめ影の中は倉庫といったとこじゃ……寂しいのう…侘しいのう……」
泣きながら自らを慰めていた。
その傍らひょこんと影の地面(?)が盛り上がった。
忍は気づかずに両手を自らの肌と触れ合わせている。
影は盛り上がると少しずつ形を変えて人の造形を象っていく。
だらんとゴムのように伸びた部分が引き締まり手のように
地面と一体化してた所が千切れて足の形に
上部の丸が精密に人の顔と表情を。
できあがったその姿はどこから見ても阿良々木暦その人であった。
肌の色が若干浅黒くいかにも偽者っぽい雰囲気を醸し出している。
「あるじ様ぁ……もっと激しく……」
その言葉に誘われたかのようブラック暦は忍へのしかかっていた。
「ひゃっっっ!な、なんじゃぁ!?」
黒ずんだ肌の暦が忍の身体に触れる。
「ふぁっっ!」
少女の手と違って男の無骨な手は繊細さとは裏腹の強い刺激で責め立てる。
手荒い快感に耐えながら、あるじ様が影の中にいるというありえない事態に忍はすぐ思いあたった。
(これは物質創造能力が勝手に発現しておる!儂の無意識が
あるじ様の姿を取って儂を満たそうと慰めようとしとるのじゃ!)
心中を理解しているかのよう暦は頷いた。
そうして小さなあそこへ触れようと手を指し出すのを忍は止める。
なんで止めるんだと暦は首をかしげた。
「ば、馬鹿にするでない!幾らちょっとぐらい寂しいとはいえ
……いやちょっとどころではなく泣いちゃうぐらい寂しいのじゃが!
それでもあるじ様の偽者を使って自慰などできるものか!」
わずかな自省と誇りを持って暦の姿をした無意識に抵抗する。
それが忍なりのあるじ様への想いでできた矜持であった。
「…………」
腕を組みどうしたものかと思案するようなポーズをとる。
そもそも無意識では忍が望んでいるから現れたのであって忍が慰められたいのは事実だ。
今は少しばかり拒否感があるだけでこのまま強く抵抗を続けていると
忍はいつかその強度に耐え切れず心が壊れてしまう。
ほんのささいな一押しで崩れてしまうささやかな想いを断ち切ろうとしゃべりかけた。
「なあ、忍、無理するなって。そんな泣き顔見てられるか」
それは紛れもなく阿良々木暦本人の声と口調で心配そうに顔を曇らせる。
「やめい!喋るな!あるじ様はそんな卑しい顔をしておらぬわ!」
「いや僕って忍の想像から創造されてるから忍からするとほぼ本人なんだけど」
「五月蝿いわい!早く消えてしまえ!」
断固として拒否をし続ける。そうやって否定するのも心の奥ではあるじ様を
求めている事をわかっていて、理性が耐え切れない事を本能的に理解しているからだ。
だから消えろと思っていても消せない。本当は消したくないし抱いてほしくてしょうがないから。
「お前、一度鏡見ろ。酷い顔してるぞ。それこそあるじ様が見たらなんて言うか」
わざと偽者のように振舞うと忍は慌てて鏡を創造して自分の顔を見る。
涙で潤んだ金の瞳はわずかに充血して、絹糸のような金髪は汗で身体に張り付いている。
頬に触れた手は先ほどまで幼裂を弄くった事で熱く火照っていた。
すかさず忍を背後からぎゅっと抱き締める。
「……!?離せ!離さぬか!」
両腕にすっぽり収まったまま暴れる忍へ囁く。
「僕はお前を助けたいんだよ。SEXしようなんて言わない。寂しいならこうしてるだけでも落ち着くだろ?
お願いだ忍。僕に助けさせてくれ。泣いているお前を僕に見させないでくれ」
強く抱き締めると暴れる力は少しずつ弱くなっていき
抱擁に抗っていた身体は迷いと葛藤でほどなく大人しくなった。
「ずるいのじゃ…………」
そう呟いた忍は僕の胸板に体重を預けてゆっくりと息を吐きしばしの沈黙が流れる。
「不思議じゃのう。本当にあるじ様に触れておるようじゃ」
「っていうか本物も同然なんだって」
忍の物質創造能力が必要以上に精巧なせいで肉体も心もそれなりに本物のはず。
「そのわりには儂との共感覚はないようじゃな」
「それを言われると辛い」 ・
忍が望んでいない事までは再現できない。戦場ヶ原と僕のSEXで嫌になったのだろう。
「ふん、まあよい。儂はまだ認めたわけじゃないぞ。……だがまあだっこぐらいなら許してやろう」
わざとらしいぐらいのツンデレ。まあこういうのも悪くはない。
「だいたいじゃ。なんで儂をずっとほおっておくのじゃ。影の中で体育座りしたまま一日過ごす気持ちがわかるか?」
「ごめんな。勉強に夢中だったよ」
「ツンデレ娘とばかり乳繰りおって。儂のほうを抱こうとは思わんのか?」
「うーん、わりと一途なんだ」
8歳児はそう抱けないだろうなと思うけれど。
「それにじゃ…………」
忍の愚痴は続いていた。
話しは終わり目を瞑って腕に収めた忍をぎゅっと抱き締めながら、ただ安らぎのひとときを過ごす。
子供の体温は高く腕の中で凄くあったかい。
忍も抱き締められながら僕の手に自らの手を合わせてゆったりしている。
時計はないけれど長針が四分の一も回った頃だろう。
落ち着いていた忍の吐息がどこか甘い香りを漂わせて吐き出された。
「……はぁふぅ…………おまえ様は儂が欲しくないのか?」
流し目で僕を見ながら悩ましげに問いかけて、吐息には隠し切れない期待が含まれている。
「そりゃ欲しいさ。抱き締めてるより先もしてみたい」
腰を動かすと忍の背中に僕の大きくなったモノが擦り付く。
「んぅっ!そ、そうか、それでは仕方あるまい。お前様が儂を助けたいというのに褒美ぐらいくれてやらぬとな」
まるで自分に言い聞かせるみたいに呟いた。
「どれ、貸してみい」
忍が振り向くとそそりったモノが視線に晒されてピクピクと動いた。
「おうおう、元気じゃのう。どうじゃ、儂の身体に欲情しおったか?」
無言で頷く。
「しょうがないのう、ご褒美をやろうぞ」
物欲しそうな目をキラキラさせながら言う。
忍のほうが欲しいんじゃないかなんて僕は言わない。
あくまでもご褒美をあげないとしょうがないという理由が女には必要なんだ。
僕としては普通に甘えてくれたほうがいいんだけれど。
忍はちっちゃな口を大きく開いて亀頭を口に含んだ。
「んあっ……ぱくっ……」
ヌルっとした熱い感覚で身体が震える。
ミニチュアサイズの口には僕のモノがみっちり口腔につまってしまってほとんど動かせない。
「大きいのう……ぴちゃっ!じゅじゅじゅっ!ぐじゅっ!ぶっぶぶっうぅう!」
けれど忍は唾液をたっぷり乗せた舌で下品なほどの音を立て舐め回す。
咥えた亀頭で唇がぷくっと盛り上がりもごもごと動いてやわく締め付けてきた。
「んぅぅ、ふぅぉっ、んぉっ、ふっ、ふっ、れおっ、んぉ、れろっ」
小さい咥内のさらにちっちゃい舌が鈴口をほじくりかえすように刺激してくると腰が砕けそうになる。
「んっんっ……我慢せんでいいぞ、ちゅぷっ、好きに出してしまえ」
忍は唇を離して舌先だけで僕をイカそうと執拗に責め立てた。
首と舌が同時に動いてねっとりとまとわりつき、緩く押し込まれた舌先で尿道をほぐされる。
かと思えば尿道を犯すように強く押し込んできて激しい快感に襲われる。
幼く愛らしい少女の忍が股間にひざまずいで奉仕する背徳感と
可憐な唇からピンクの舌がのぞいて僕のモノを丹念に
それでいて激しく奉仕する視覚的刺激が快感と合わさって絶頂へと導いていく。
瞬間、今までにないほど深く舌先が尿道へ入り込み怖気が走るような感覚とともに忍の舌へ白い欲望を解き放った。
「んぅぅぅぅううぅんっんっっっっ!!」
ちょこんとした舌に乗っかった肉棒が震えてビュクビュクと白く汚していく。
ドロリとした塊が断続的に発射されて咥内へ溜まっていく。
射精しながら亀頭を舌に押し付けると忍も擦り付け舐め返してくる。
震えを伴って射精は繰り返され全てを口内に出し切ってしまう。
忍は口の中が精液でいっぱいになって零れ落ちそうなるのを指でつまみ
ゆっくりと伸ばしながら味わって嚥下していく。
「んっ…………こくこく、んぁ、んふぅっ………………はぁー、なんて濃ゆい精を飲ませようとするのじゃ」
非難するような物言いのくせ喜色満面に笑う。
娼婦のような微笑みをできるのは少なくとも僕の周りには忍だけだ。
「まだまだやれるじゃ――――――ひゃぅっ!」
最後まで言わなくても忍のやって欲しいことはわかる。あくまでも僕は忍の無意識なんだから。
忍を抱き上げ服をひっぺがし背中を向けさせお尻を持ち上げる。
「お、お前様!何をするのじゃ!」
すでに忍のあそこは自慰と僕のモノを奉仕していた事で濡れて蕩けて火照りきっていた。
「入れるからな」
返事もまたずに熱い幼裂に突き入れる!
「っはっっっ、うっ、ああぁあぁあぁぁ!」
忍はギチギチっときつく締まりながらも僕を受け入れてくれた。
「ひっ、つっっ……ぐ、あくっ、はっ!」
細い身体を固定し腰を使うと愛液がまとわりついて未成熟の襞が絡みつく。
「こんな……獣のように犯しおって……ふあぁっ!」
狭い膣内を押し上げられて台詞を途切れさせた。
「こういうのが忍はいいんだろ」
「は……あふぅ……あ……ふぁ……」
ゆっくりと引き抜くと忍の背中がぞくぞくと快楽に震わせてるのがわかる。
「そ、そうじゃ。もっと激しく……しておくれ」
全然余裕ないくせに、余裕ぶりやがって。
返事の代わりに肉棒を激しく抽送してやる。
「うあぁっ!あくっ、あっ、はっ、んぅっ!ひっ、ひあぁっ!」
感じすぎて力が抜け頭が沈みこみ広がるままの乱れた髪が勢いで揺れ動く。
吸い付くように絡みつく膣内が忍が感じているのを伝えてくる。
「んっ、んあっ!あぁあぁぁ!あ、あるじ様あぁぁっ…………」
「ほら忍イッていいぞ!」
子宮口に強く亀頭を押し付けた!
「ああぁぁぁああぁぁあぁあぁぁぁっっ!!」
歓喜の悲鳴が響き膣内がうねってキュンキュンと締め上げてくる。
手足が伸びきったまま身体全体が痙攣するように震えるとくにゃりとうなだれてしまう。
「あっ、はあっ、はあっ、はあっ」
息を荒げて舌を出す忍の頭を撫でるとそれで感じるのか中がキュッとまたうねった。
まだ勃っているモノで中を擦る。
「ま、待つのじゃ、少し休憩をっ……」
「待てない」
もっともっと忍を気持ちよくさせたい。忍で気持ちよくなりたい。
無意識か僕自身の意識かわからない欲求に駆られて
力無く垂れている両腕を掴み無理矢理起こして犯し始める!
抽送の勢いでがくがくと人形のように忍は揺れ続ける。
「ひゃぅんっ!んあっ!ああぁっ!」
涙を流して舌をさらけ出しながら喘いでいる。
瑞々しく柔らかいお尻と密着した股間から耐え難い快楽が
伝わってきてなんというかとにかく気持ちよすぎる。
「だ……だめじゃっ!も、もうっ!……あぁうっ!んぅっ!」
否定の言葉を無視する。
僕と戦場ヶ原が愛し合った回数はまだまだこんなもんじゃない。
忍をそれ以上にいかせたなきゃなんのために僕がいるのかわからない。
掴んだ腕を揺すってもっと激しく忍と僕のを擦り合わせる。
「はうぅぅっ!あっあっ!んっ!くふぁぁぁっ!」
悲鳴をあげ未成熟な体が弓なりに反ってより強く膣内を締め上げた。
胸板が忍の背中にくっつきそうなほど腕をひっぱりそれと同時にモノを最奥まで叩き込む。
「んあっっっ!はひっ!あっ!ふぐぅっ!」
薄い胸が振動でわずかに揺れて、いたいけな乳首を振るわせた。
一突きごとに失神してしまいそうなのにそれでも忍は僕を気持ちよくさせてくれる。
僕で気持ちよくなってくれてる。
興奮してちっこい体を抱き上げて下から貫いた。
「きゃうぅっっぅっっっっっっっっっっ!」
忍自身の体重でがっちりと嵌め込まれたモノが今までに無いほど押し込まれて
イッてうねった膣内が僕を強く締め上げる。
忍は意識がどこかへ行ってしまって涙が零れ落ち虚ろな目をしたまま背中を僕にもたれかかせる。
腰を回して責めても吐息が零れるだけで反応してくれない。
「忍?まだいけるだろ?」
返事は返ってこず、どうやら完全に失神してしまったみたいだ。
腰を固定したままお腹に触ると挿入したモノでぷくっと膨らんで
忍を失神するほど征服してイカせた実感が沸いてきて堪らない。
膨らんだお腹をつつーっと撫でるとわずかに身じろぎをするので次は太ももを撫でてみる。
細い太ももは蜜で濡れてヌルッとした感覚と赤ちゃんのような肌触りが心地良く
ただ撫でているだけで幸せな気分になる。
「っん…………」
胸を両手で擦ると全然胸がないのに、わずかに指にかかった脂肪が少女特有の柔らかさを伝えてきて
つぶらな乳首を摘んでひっぱるとちょっぴり盛り上がって忍はビクッと震えて反応する。
「んぅぅあっ……はっ……ん…………」
両手10本の指の腹でぺったんこな胸全体を擦って脇から中心へ持ってくるように愛撫した。
左手の指で乳首をこりこりと弄びながらひっぱり、右手では少しだけ強めに揉んで絞るようにする。
「ふっ、あっ……ああぁ……ふっ、んっ、はっっ……」
吐息が乱れて呼吸が不規則になる。
反応を引き出すため胸をぐちゃぐちゃにいじって摘んで揉んで激しく刺激する。
荒々しくちっちゃいおっぱいを嬲り続けると虚ろだった瞳が少しだけ焦点が合ってきた。
忍を持ち上げるとズルリと入れたままだったモノが抜き出される。
「忍、行くよ」
「んぁ…………」
聞こえたか聞こえてないのかわずかに反応する忍へ
熱く湯気だつ猛りきったモノを全力で一気に叩き込んだ!
「んああぁぁあっぁあぁぁぁぁぁぁっぁぁぁあああ!!!!!!」
「おはよう忍」
絶叫とともに忍は完全に目を覚ます。
強すぎる衝撃で意識が戻った忍は未だ貫かれたままに気づくと大きく泣き出してしまった。
「やじゃぁ〜〜〜!もうイカされるのやじゃぁ〜〜〜」
子供みたくマジ泣きだ。首をいやいやと振って大粒の涙を零してわんわん泣き喚く。
マズい。これは流石に罪悪感が沸いてくる。
でも、それ以上に吸血鬼の忍が無理矢理に責められて泣いちゃってるのは欲情を引き立たせるモノがあった。
「くっくっく、ダメだよ忍ちゃん。まだ終わってないから」
まるで僕が変質者みたいだけれど気のせいだ。
「うえぇええんぇぇええぇ〜〜〜!」
「大丈夫、もう忍はイカなくていいから」
「……ふぇ、もう苛めない?」
何故か子供口調の忍にうなずいてモノを抜き出すと泣き止んだ。
僕のほうを向かせて頭を撫でると少しだけ忍は微笑む。
「けどな。あと一回だけ僕をイカせてくれ」
「……ひうっっっっ」
「待て待て待て、もうアソコには入れないから。別の事でいいから。ほんと僕も限界なんだよ」
痛いぐらいきつい忍に入れてたから途中で辞めてしまうのは本当に辛い。
忍の無意識とはいえヤル事はやっておきたいのだ。
「う〜〜」
じわっとした涙目でこくんと頷いて僕を見上げる。
「あそこに入れないからさ、僕のほうにお尻向けて四つんばいになってくれ」
入れないって言葉を信じてくれたのか言うとおりにお尻を向ける。
桃尻とはよく言ったりするけれどこのお尻はまさにその通りだ。
小さめなお尻はセックスの名残で赤く染まった肌と相まって
大粒の桃を連想させてそれこそ果実のごとく艶立って潤ってる。
両手で撫でると柔らかくお肉が手に吸い付いてきて気持ちよく
全体を揉みながら触る手を少しずつ中心に持っていきピンク色をした窄まりに触れさせる。
「んにゃぁっ!しょ、しょこは……!?」
「いや、こっちでイカせてもらおうと思ってさ」
「ふっ、んぅっ……」
小さい粘膜を小指でくすぐるようになぞると、忍は縮こまるように未知の快感で身体を震わせた。
それでも俯きながら否定する。
「そ、そんなとこ入るわけないのぉっ……」
「忍のここはそう言ってないよ」
小指でそろりと触った。
「ひゃうっっ!」
爪が当たらないように縦の動きでくすぐりつつ、円運動を混ぜ皺をほぐすように弄くる。
「うっ、んっ、やぁっ、、むりだもん!」
納得できずにむずかっている忍を無視してすぐ下の幼裂から新たに滲み出る蜜をすくうと
約束が違うと涙目で口を三角にして睨みつけてくる。
僕は素知らぬ顔で蜜を潤滑油にして小指をお尻にぐっと挿入した。
「ひぅ……っ!あうっ、あ、あるじ様の指が深くっ…………!うあぁあぁぁっっっ!」
ショックで忍は海老のように身体を反らして悲鳴をあげた。
「忍はほら怪異の王で伝説の吸血鬼だし、人間の変態みたいにお尻が気持ちよかったりしないもんな?」
いたぶるような問い掛けに忍は必死で答えた。
「そ、そうじゃ……儂は吸血鬼だし尻が気持ちよくなどならぬ……」
自分でも何の理屈にもなってない事はわかってるがプライドをくすぐるような物言いで嬲る。
耐える忍の中へ小指を根元近くまで埋めて回してひねって中の壁をひっかく。
「んふぅ、くぅぅっ、くはぁぁっっ、あぁぅうっ……!」
指の動きに合わせ忍は狂おしく身悶えて、何分も弄くっていると忍は息を荒げて苦しそうに哀願する。
「あるじさまぁ……もっう、ダメなのじゃ……んっぅ、は、はやく終わらせて……」
吸い付いてくるお尻から指を抜いた。
「んっあっ!」
指には一切汚れがない。排泄も老廃物も出ない吸血鬼だからだ。
「入れやすいように自分で開くんだ」
命令。僕は本当の僕ではないため忍への命令権は存在しない。
けれど忍は萎えそうな膝に力を入れ、お尻を上げながら僕の命令通り両手で外側に押し広げた。
窄まりがくぱぁと開いて肉色の内壁を晒してヒクヒクと蠢いている。
「入れるぞ」
お尻に先端が少しだけ潜り込む。
「あっ、ああぁぁぁぁぁあぁっっっっっ!」
忍は悲鳴を上げ排泄にすら使っていない清らかな所を貫かれる圧力に身体を強張らせる。
先端の膨らんだ部分がぎゅっと締め付けられた。
「うっあっ、はっ…………あるじ様の太い……っ!」
ちっちゃすぎるお尻からジリジリと絞られる感覚が先端から幹へと沈んでいく。
「はっ……はっ……はっ……はっ……」
桃尻へ飲み込まれていくモノがミチミチッと音を立て僕という存在を刻み付けていく。
「んっ、おぅ、おぅ、はっ、んぅ」
激感でうめく忍の腸内を敷き詰めていくモノのがついに根元まで収まって完全に埋まってしまった。
忍の全てを征服したという強い快感。幼裂とはまた違う入り口の強い締め付けが堪らないほど気持ちいい。
奥はとても暖かく直腸へ先端がハマって少しだけ堅い感触があった。
僕は抽送をしたい欲求を抑える。少しずつ動かさなければ傷つけてしまうからだ。
「全部入ったよ」
「ふ、ふかいっっっ!儂の尻穴が、あるじ様の逸物で――――ぐぅっ!」
苦痛と快楽に脂汗を流しながら答える忍。
直腸の奥まで貫いたモノをゆっくりと抜き、ゆっくりと押し込む。
「ふっんっ……はぁっ、んっ……ふっ、ふっぐぅ、はぁっ、はぁっ」
肉棒が飲み込まれるのに合わせて息を吸い込んで
抜き出される時にゆっくりと吐き出す。
抜き差しに合わせるように呼吸を繰り返し少しづつ初めての挿入に身体を馴染ませようとしている。
「気持ちいいだろ」
うつむいて顔を伏せたまま答えた。
「何故じゃ……?苦しいのにあるじ様のモノが入れられて抜けていくのが気持ちよくて堪らぬ…………!」
開いた毛穴から汗が吹き出て未知の快楽に酔う忍。
けれど正確には未知ではなく忘れているだけなんだ。
忍は四百年間ほどお風呂に入らずにいたように
五百年間排泄の必要のない吸血鬼になって忘れてしまっていたんだ。
排泄が気持ちいいというあたりまえの事実に。
四つんばいのまま不安げに振り向く忍を背後から抱き締め囁く。
「気持ちいいのがあたりまえなんだ。もっと気持ちよくなってもいいんだよ」
「よいのか?このような所を犯されて気持ちよいなど変態じゃなかろうか……?」
「忍は変態なんかじゃない。気持ちよくなってなにが悪いって言うんだ」
横から唇にキスをする。
「むぅっ……ちゅっ、れろ、んっっむっ」
口づけに答えてくる忍のお尻の中を抽送するとわずかにとろみが出てきて
少しだけ強張った感じが弛緩し緊張が解けてきたみたいだ。
唇を離して抽送に集中する。
「んっ……あぁっ……はぁんっ……ひゃぅっ、あふぅ、んあぁ……ひぐぅっ!」
ゆっくりとした動きが速くなってきても苦痛の色はなく快感の声だけを上げ
ズルリとモノが出て行くたびに排泄の快楽で忍は身悶えた。
腸内を何度も突かれ柔らかくなってきた壁が子宮の裏側を叩いている快感。
抜き出される時はお腹に詰まったモノが無くなって開放される排泄の快感。
その快楽で繰り返し責められ忍は喘ぎ続ける。
「僕のを出すようにギュッとお尻に力を入れてみて」
「こ、こうか……」
わずかに奥から外側に中が蠕動してきつく締まりながら少しずつ抜け出ようとする。
僕はその圧力をじっと味わい半分ほど抜け出た所でつっこんだ。
「はっぅあぁっ……」
あっというまに力が抜けて根元付近まで入る。
「もう一回」
言うとおりギチギチと腸内が締め付けて異物を圧し出そうと健気に動き出す。
「あふぅっっっ…………」
そのたびに直腸まで埋め直してあげると悦びで甘い溜息を吐いた。
だらしなく舌をさらけ出して荒く息をつく忍の直腸を先端が深く貫いて埋まりギュッと絞められた。
その上根元までも括約筋でさらに強く絞られて二重の快楽が僕を襲う。
引き抜こうとすると、忍は身をよじって絞りだけではなく捻りによる
快楽を加えて僕を責めながら腸内に当たるモノの凹凸を味わうかのようだ。
「あぁっ、はっ……あるじ様の気持ちいいのじゃ……っ!」
たがが外れたかのようにお尻の快楽を求めて叫ぶ。
「どこが気持ちいいんだ……?」
「尻穴がよい……!あるじ様の太いモノで穿り返されるのが気持ちいいのじゃぁぁっ!」
躊躇ない返事で僕はますますいきり立って興奮し腰のスピードが速くなり激しい抽送を続けた。
内臓が引き出されて擦られる感覚に忍は悦び内臓を貫いて締め付けられる感覚に僕は酔う。
今度は入れたまま忍を仰向けにひっくり返した。足を抱きかかえると肩に届くか届かないぐらい小さい。
「ひゃぅっっ!んあぁっ、はぁっ、ふっぐぅ!」
一回転の衝撃で叫ぶ忍をさらに突き上げる。
とろみと粘り気で中の肉が少しまとわりついて擦れるのが気持ちいい。
忍は小さな乳首が勃起して大粒の涙が零れ落ちるほど感じ入っている。
熱を持った固い乳首を指で強く押し潰した。
「んにゃあぁあっっ!」
強い痛みと激しい快楽で悲鳴を上げお尻の中がギュッと締まる。
両手で乳首を引っ張って薄い胸を揉みしだくと性感でピンクに染まった肌が
力強い指の動きで赤く痣がついてしまう。
「ふにゅぅっっ!ふっあっっ!ひぅんっ!」
だが忍は幼い胸を痛みが伴うほど強く捕まれてもなお感じているようで
奥まで入ったモノで先端がひっかかるように動かすとビクビクと震えた。
僕は軽い忍を抱え上げると体重を利用して責め立てる。
「ひっぐぅっ!うぐっ、はっ、あはぁあぁっ!」
小さな身体が腕の中で完全に収まって、まるでオナホール人形だ。
「あるじさまぁ…………」
忍は悦楽に蕩けてどこか遠くを見るように笑う。
息苦しくなるほど何度も何度も繰り返しお腹を埋められて一気に引きずり出されて
腸内を耕され掘り起こされる排泄の快楽に忍は溺れきってしまっていた。
五百年間味わったことのない、生物的本能に根ざした快楽に窒息してしまいそう。
かくいう僕のほうも臨界点をとうに越え、疼きを全て吐き出してしまいそうだ。
それを察知したかのように忍は抱き締められたまま身体を小刻みに揺らして腸内の摩擦係数を上げてくる。
「忍!出すよ!」
「儂の中にいっぱい――いっぱい!出しておくれ!!!」
押し付けるように強く抱き締め腰を突き上げて、忍の中に埋まったモノを解き放つ!
「ひゃぁあぁぁっ!あうああぁあっ、うぅうぅっああぁぁっっ!」
精液が玉袋から精管を通り激しい勢いで忍のお尻の穴へ吐き出されていく。
肉棒全体が脈動し震え続けて、小さな体内を白く塗りつぶそうと大量の射精が止まらない。
絶頂で身体が反り返りそうな忍を押さえ込んで注ぎ込むとその代わりに腸壁が動いて絞りだしてくるようだ。
完全に奥まで入り込んだモノは一滴たりとも外には漏れず全てを出し切ってしまった。
「っっふぅっんんっ、ふっはっ―――」
腕と胸板とモノの3点で挟まれた忍が押し殺された息を吐く。
そうして大量の射精は終りを告げた。
「あるじさま……口付けを………………」
忍はぼやけた瞳に涙を湛えたまま、見上げ舌を伸ばしてくるが
キスしようとするには体格さがあって唇が届かない。
僕は小さな頤に手を添えて真上を向かせるようにして唇を合わせた。
「んっ…………」
軽く唇と唇を触れ合うように。
「うっ、んっ、くちゅっ、んぁっ、ちゅっ」
舌と舌が絡み合い
「うっむっ、ふぁっ、んっ!んちゅぅ、ふぅぐっ!くちゅっ、んぅ!」
キスをしたまま下から何度か突き上げると舌が絡み合う口内で喘ぎ声を洩らす。
唾液が糸を引いて唇が離れた。
しばらく放心していた僕と忍はそっと横になりどちらとともなく抱き合いながら眠りにつく。
一ヶ月後
薄暗い影の中二人の男女が交じり合ってお互いを求め愛し合っていた。
「忍……!」
「あるじさまぁ……」
僕らの関係はあれからずっと続いている。
忍は影から出る回数が減り、あちらの僕との吸血でしか外界に出ない。
それに疑問を感じているようだが流石に影の中で偽者の自分と忍が交わっているなど想像もできないだろう。
そう、あくまでも偽者だ。
最初から僕は僕はではなく、偽者にもなりきれない、騙りにすらなっていない
忍の無意識から生まれた形だけをなぞった別の何かだったんだろう。
けれど忍はそんな僕でも必要としてくれるし満足してくれる。
あちらの僕には悪いが忍は僕のもので僕は忍のものだ。できればずっと、僕の、僕だけの忍でいてほしい。
イドでしかなかった僕がエゴを持つんだ。エゴイズムになることもある。きっとあちらの僕だって許してくれるさ。
忍と交わりながらふと天を見上げると、外の愛し合う恋人の仲睦まじい光景が瞳に映った。