かれんスリープ
草木も眠る丑三つ時
阿良々木暦はゆっくりとベッドから降り、抜き足差し足で部屋を出る。
真っ暗闇の中向かう所はいつものように妹らの部屋。
ドアを開き静かに閉めると二人の寝る二段ベッドへにじり寄る。
光が一切無い部屋の中を何の苦にもせず、ベッドを覗き込むと暦は首を傾げた。
下には普段小さいほうの妹が寝ているのに、今夜は何故か大きいほうの妹が眠っている。
いつもとの違いに少しだけ逡巡するがまあいいやと言わんばかりに頭を掻き
大きいほうの妹である火憐の布団を胸の所まで捲った。
火憐は気づかず年齢よりどこか幼い無邪気な顔で眠っている。
暦は規則正しい呼吸音に合わせて揺れる胸に手をつけ
柔らかいノーブラの感覚をゆっくりと味わった。
「…………んっ」
触られたせいかわずかに鼻に篭った吐息を吐く妹に興奮した暦はベッドへ乗り込む。
薄手のTシャツ越しに右手でおっぱいを撫でて揉んで
左手で露出させた自分のモノを扱く。
好きなように火憐の胸を弄くりながらしこしことモノを擦る事数分。
これぐらいでは足りぬと火憐のおっぱいでオナニーをするのを止めると
二段目のベッドに当たらぬよう、身を乗り出し股間を火憐の顔へ近づけた。
うっすら吐息が先端に吹きかけられてピクリと揺れる。
左手で妹の顔を横向かせ、唇にピトっと亀頭をくっつけた。一度離してまたくっつける。
暦は性器を使って妹の唇に何度もキスの雨を降らせた。
そうしながらも右手でまたおっぱいをやわやわと揉み解す。
先端からネバる液が垂れて唇を汚す光景で興奮を高めた暦は
Tシャツの胸元に手をいれて直接素肌を触りにかかった。
「んぅっ……」
眠りながらも敏感なおっぱいを弄られ乳首を摘まれる刺激に火憐は息を洩らすが
手馴れた動きで悪戯を続ける暦はそのタイミングを逃さぬよう開いた唇へ先端を滑り込ませてしまう。
ちゅっと湿った音が小さく鳴り、くちゅくちゅと唇と肉が摩擦しあった。
火憐の首の角度を調整して腰を振り、妹の柔らかい舌で快感を味わいつつも
右手の動きは興奮を表すよう激しさを増し、シャツが伸びてもかまわない
起きたらそれがどうしたと言わんばかりに荒々しく弄んでいる。
「っん、ぐぅっ…………」
唇から少し苦しそうな息が漏れるが舌の感触を味わうのに夢中の暦は止まらず
快感で膨らんだモノを舌に何度も押し付けた。
「はぁ……はぁ……」
暦は知らず荒い呼吸を繰り返して、寝ている妹の柔い口内を蹂躙する陰悦に浸っている。
射精の予感を感じつつもモノを抽送。
腰を使い膨らんだ先端の部分がペチャペチャと舌に絡んだ時
脈絡もなく火憐の舌が尿道をにゅるんと舐め上げた。
「うぁっ!」
短く漏れる声。
突然訪れた強い刺激によって妹が舌で奉仕してくれている錯覚が生じ
暦はあっけないほど簡単に射精をしてしまう。
濁流が口内に解き放たれそうになるのを慌てて腰を引くと
火憐の顔に白濁した熱い液体が先端からビュクリビュクリと何度も降り注いだ。
べったりとした重い精液が清廉とした顔を流れるのを
慌てて持参したウェットティッシュで拭く。
しかし間に合わない塊が唇へドロリと零れ落ちた。
「んっ………………こく」
火憐が眠りながらも自分の精液を飲んでいる事に興奮して
一度の発射で萎えたモノがすぐに復活する。
綺麗に火憐の顔を拭いて布団をしっかりかけ直す。
そう次は小さいほうの妹だ。
暦は2段目のベッドへの梯子を静かに登り始めた。