阿良々木「よう神原。いったいどうしたんだ、こんなところに呼び出して?しかも慣れないケータイなんか使って」
神原「阿良々木先輩……/////」
阿良々木「どうしたんだ神原、そんなに顔を真っ赤にして。トイレか?」
神原「そ、その…………………す…………れ」ボソッ
阿良々木「え?なんだって?」
神原「わっ、わ…しに…す………て…れ」
阿良々木「鷲に捨てれ?」
神原「違うっ!」
阿良々木「なんだよ怒るなよ、それしか聞き取れなかったんだ。で、何?」
神原「うぅ……」
阿良々木「なんだかはっきりしないな。お前らしくないぞ、神原」
神原「だ…だからっ……!」
阿良々木「うん」
神原「わ、私にきっ、キスをしてくれっ、阿良々木先輩っ!/////」
阿良々木「うん……うん?」
神原「/////」カァァ…
阿良々木「え……」
神原「お願いだ阿良々木先輩……私に、キスをしてくれ」ギュッ
阿良々木「な……あ……え?(うわ……手、掴まれて……)」ドキッ
神原「阿良々木先輩……」ウルッ
阿良々木「ちょ……ちょっと待て神原。い、意味が……(神原の手、柔らかくて気持ちいい……)」ドキドキ
神原「私はこれでも女の子なのだぞ、阿良々木先輩。そんな女の子にみなまで言わせるつもりか……?」
阿良々木「そ、それって……(ぼ……僕のこと……)」
神原「阿良々木先輩……」グイッ
阿良々木「ぅわ……ちょっ、神原……顔、ちか……(神原の唇……柔らかそう……)」
神原「(あと少し……)阿良々木先輩……一回、一回だけでいいから……」スッ…
阿良々木「か、神原(かっ、可愛い)/////」ドキッ
神原「阿良々木先輩……(早く……!)」
阿良々木「神原……」ドキドキ
ビ――――――――――――――――――――――――ッ!!!!
阿良々木「!?うわっ!?アラーム!?」
神原「……くっ、私の負けか……」スッ…
阿良々木「え?」
戦場ヶ原「惜しかったわね、神原。あと5秒あったら、私の負けだったでしょうね」
阿良々木「せっ、戦場ヶ原!?」
神原「ああ……本当に惜しかった」
阿良々木「何だ!?一体どうなっているんだ!?」
戦場ヶ原「説明してあげるわ。私と神原で勝負をしていたのよ、阿良々木君」
阿良々木「勝負?」
神原「阿良々木先輩は優しいから、女の子に迫られたらきっと流されてしまうだろうと私が戦場ヶ原先輩に言ったのだ。
そうしたら、じゃあ1分間阿良々木先輩が耐えられるかどうか、試してみようと戦場ヶ原先輩が言うのでな。
私がその役を買って出たのだ」
阿良々木「買って出たのだ、じゃあねえよ!僕がお前にキスしてたら一体どうするつもりだったんだ神原!」
神原「そりゃあもう。私の洗練された舌技を持って、貪るように阿良々木先輩の口腔内を犯しまくっていたさ」
阿良々木「ひい!?じゃあさっきのいかにも乙女っぽい恥らいを持つ神原は!?全部演技だったのか!?」
神原「ああそうだとも!」
阿良々木「堂々と言い切った!?」
戦場ヶ原「それはそうと阿良々木君、さっき神原に迫られた時、どんな気持ちだったのかしら?
私の見間違えでなければ、顔が少し赤くなっていたような気がするのだけれど」
阿良々木「そっ、それは……!」
神原「阿良々木先輩……実はさっきまで私たちは阿良々木先輩に振舞うための料理をしていたのだ」ボソッ
阿良々木「それはとても喜ばしいことなのだけれど、それが一体全体どうしたというんだ、神原?」ボソッ
神原「わからないのか、阿良々木先輩?料理に使うものと言ったら……」
ビュッ!ドスッ!
阿良々木「……っ!ほ、包丁が……」
神原「コンクリートの壁にっ……!」
戦場ヶ原「コソコソ二人で話をするのはやめてくれないかしら、阿良々木君。それに神原」
神原・阿良々木『はっ、ハイい!!』
戦場ヶ原「あら、息ぴったりね。なんだか妬けちゃうわ」クスクス
神原・阿良々木『ひいっ!!』
戦場ヶ原「まあ私が言い出したことだから百歩譲って神原は許すとして……阿良々木君?」
阿良々木「はいぃ!!」
戦場ヶ原「……覚悟してね?」ギラリ
阿良々木「っ……ぎゃあああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!」
ドスンバキン
阿良々木「ゆっ、許してくれ戦場ヶ原!!いやお願いします命だけは!」
戦場ヶ原「あら何を許すのかしら、阿良々木君?」クスクスクスクスクスクス…
阿良々木「ひいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいい(ry」
ズドーン!ドコーン!バコーン!チュドーン!
神原「(阿良々木先輩と、キス……したかったなあ……)/////」