小ネタ(寝相ネタ)  
 
「羽川は寝相良さそうだよな」  
「寝返りは打つから、多少布団は乱れるけどね」  
「寝返り……」  
「……阿良々木くん。何を想像してるの?」  
「いや、何でもないんだ。ところで、羽川はうつ伏せで寝たりしないのか?」  
「しないよ。だって」  
 ごくっ。  
「……阿良々木くんがエッチなこと考えてるし」  
「僕のせいにされた!」  
「エッチなこと考えてるのは否定しないんだね」  
「神原じゃないけど、僕はその台詞がすでにエッチだと思う!」  
「……寝返りでもエッチなの?」  
「羽川の寝息とか寝返りを打ったときに両腕で胸が挟まれるのがエッチだ!  
 あと、羽川がうつ伏せになるだけでも!」  
「私、阿良々木くんにそこまで想像されてるんだ……」  
「僕は羽川の寝言を一生に一度でいいから聞いてみたい」  
「……もしも、私が阿良々木くんの前で、布団で寝ていたとして。  
 寝言で阿良々木くんの名前を呼んでいたら、阿良々木くんはどうする?」  
「どうするって……」  
「どうもしない?」  
「―――ごめんなさい」  
「チキン」  
 
 
 
小ネタ(寝相ネタ・撫子)  
 
「千石は……結構、寝相悪そうだな」  
「そ、そんなことないよ!布団とかタオルケットにくるくる巻かれることがあるけど」  
 
「僕も経験あるな。変な具合に巻かれちゃって動けなくて。  
 その状態で目覚まし時計を止めようとしてベッドから落ちたんだ」  
「撫子も変な風に巻きついちゃったけど、慣れたからすぐに動いて目覚ましも止められるよ。  
 こう……クネクネ動いたりして、しゅぱ……って手を伸ばしてボタンを押して止めるの」  
 
「慣れたのか……」  
「おかげでお母さんに起こされるまでぐっすり寝てられるよ。  
 あと、ちょっとだけ……ぎゅってすると抱き枕みたいで気持ち良いかも」  
 
「なんか、おまえの隣で寝たら絡みつかれそうだな……。  
 でも、それなら抱き枕を買ってもらえばいいんじゃないか?お小遣い次第かもしれないけどさ」  
「いらないよ。まだ使ってないけど、間に合ってるから。  
 早く使いたいな……抱き心地が凄く良さそうだよ」  
「そ、そうなの……か?」  
 
 
 
小ネタ(寝相?ネタ神原)  
 
 
「神原」  
「おお!その一言が私の全てを悟っているようなので、私は戦場ヶ原先輩の抱き枕を所望したい!」  
 
「何がどうしてそうなった!?」  
「本人なら尚可っ!」  
 
「その前に恋人の僕が抱きたいよ!」  
「あ、阿良々木先輩―――この前振りでそんな、白昼堂々と戦場ヶ原先輩とセックスしたいだなんて……  
 女を抱くような大胆かつ繊細すぎるテクニックだ」  
 
「言っておくけど、僕には傭兵の師匠とかいないからな……」  
「……抱きたいということについては否定しないのだな」  
 
「でも、おまえの場合は抱き枕で全て解決しそうだな」  
「個人的にはシーツやバスタオルも欲しいところだな。もちろん、これらのプリントは阿良々木先輩だ」  
 
「シーツやバスタオルの僕はどうなるんだ!?」  
「何をするかということであれば、決まってるじゃないか」  
 
「―――ああ……その、一応、聞いておこう」  
「その壱!まずは、プリント面を内側にして体に巻く!」  
 
「それ以上先は言わないでくれ」  
「その弐!プリントされている阿良々木先輩のいろいろな部分で私の体を撫で回す!」  
 
「…………まあ、僕がプリントされたバスタオルやシーツなんてそうそう作れはしないだろうから、  
 妄想するのは構わないけどさ。そもそも需要がないし」  
 
「いや、需要があり過ぎて問題なのだが……。  
 ―――それに作れないこともないのだ。  
 忍ちゃんと交渉したところ、ミスタードーナツの一ダース分で一つ作ってくれるそうだ」  
 
「僕の知らないところで秘密裏に制作進行中っ!?」  
 

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