「おや、総角さん」
「あげまき!?それは流石に間違えすぎだ!そして僕の名前を噛ませ犬三姉妹のように
言い間違えるな。僕の名前は阿良々木だ」
「失礼、噛みました」
「違う、わざとだ……」
「噛みまみた」
「わざとじゃないっ!?」
「うにー!」
「可愛すぎる!」
「はあ、相変わらず佐々沙咲さんはアドリブに弱いですねえ」
「ささささきってもうそれは『き』が合ってるだけで文字数違えしそれフルネームだし
何よりネタ繰り返すんじゃねーよ!僕の名前は阿良々木暦だ!」
「失礼、噛みました」
「繰り返すのか…」
「噛みまみた」
「フリを無視っ!?」
「例え相手が石凪さんであろうとも、私の名前は八九寺真宵。私の前では悪魔だって全席指定、
正々堂々手段を選ばず真っ向から不意討ってご覧に入れましょう」
「フリが長い上に僕の不利を無視した上にボケが長えし馬鹿が策師ぶってんじゃねーよ!」