――――『怪我をしてるのかどうか、確かめてみるか?』
僕はごくりと固唾を飲み、椅子から立ち上がる。
目の前にはワンピースの裾を太腿上部までたくしあげた忍がいた。
わずかに潤んでいる目でこちらを悪戯っぽく見ている。
そのまま忍の前でしゃがみ込むとやはり下着を履いておらず、局部に少し大きめの絆創膏を貼っているのが目に入った。
僕は臀部を両手で掴みながらゆっくりと顔を寄せる。
刺激的な光景と匂いに頭がくらくらして理性が薄くなっていき、そのまま僕は絆創膏の端をくわえて剥がしていく。
にちゃ、と裏側が体液で糸を引いている。
糊というよりも愛液の粘着力で引っ付いている感じだ。
「どうじゃ、怪我をしておるか? それとも今から傷物にしてしまうのか?」
くっくっと艶っぽい笑い声に僕は何も答えず、はっはっと息を荒げながらくわえていた絆創膏を落として愛液の源泉に口を付ける。
「ん……っ」
びくんと忍の身体が震え、さらに多くの愛液が溢れ出た。
それらをすべて舌で掬い取り、忍の性器を余すところなく味わう。
敏感な陰核から膣内までじっくりと舌を這わせ、大量の愛液と僕の唾液で忍の内腿は膝まで濡れてきていた。
「忍、服消して」
今の忍の表情がみたい、そう思って僕は言った。
ふっとワンピースが消え、忍の肢体があらわになる。
いや。
一部だけがまだ隠されていた。
…………なんで乳首にも絆創膏が貼られているんだ?
忍はふふっと声を出さずに笑う。
僕は立ち上がって忍を抱きかかえ、ベッドに寝かして覆い被さる。
そのまま先ほどと同じように絆創膏を口で剥がす。
小さいながらもピンと勃っている桃色の乳首が現れ、僕はそれに舌を這わしはじめる。
「ん……ふっ……傷は……舐めて治すものじゃな……もっと……強く」
言われるままに左右の乳首を舐め、様々な刺激を与えていく。
気持ち良さそうに悶える忍の声と表情に僕はもう抑えきれなかった。
カチャカチャとベルトを外してズボンを脱ぎ、いきり立った肉棒をさらけ出す。
それを見た忍が淫靡な顔で言う。
「ふふ、傷に注射は効かんぞ。それともまた絆創膏を貼るために注射をするのかな、お前様よ?」
僕は無言で忍にキスをし、脚を開かせて性器同士を押し当てる。
忍は腕と脚を僕の背中に回して絡め、ぎゅっと抱き締めてきた。
「……いくよ」