「……と、詳しく説明するならばこういう理屈なのよ。
わかるかしら?数学以外は出来ない阿良々木くん」
「あぁ、言われてみれば成る程、と納得は出来るな。
ただ、そうすると羽川の説明はあいつにしては随分と端折りすぎた感があるな」
「あなたに細かく説明しても無駄だと思ったんじゃないかしら、理科のできない阿良々木くん」
「いちいち文末で僕を詰るな。」
「ところで、数学が出来るなら理科は出来て当然なのよ阿良々木くん。
出来ないということはサボっていると言うことなのよ」
「一番言われたくない奴に一番言われたくない事を言われちゃった!
話の流れに乗じて僕を罵りたいだけなのかお前は!?
まぁでも、その理屈ならコーンスープや味噌汁もアプローチとしては
あながち間違いでもなかったって事になるのか?」
「羽川さんの言うとおり、温度は問題なのよ。冷製スープなら、美味しく飲めたんじゃないかしら。
お風呂の中でお小水をする阿良々木くんは人より余計に塩分を消費するから尚更よね」
「やめろ、当たり前のように僕の名誉を貶める流れを続けるな!
僕たちがしていたのはそんな神原が息を荒げかねないような話じゃなかったはずだ!」
「要は、人間はその時必要なものを一番美味しく感じるというだけの話なのよ」
「意外にもあっさり話を戻したな」
「例えば、人間に戻りたかった阿良々木くんには吸血鬼の血がとても美味しく感じt」
「さあ僕たちはいま何の話をいていたんだったかなあ!そうだ、僕を罵る流れだったよなあ!
そんな訳でガハラさん、引き続き僕に思うさま罵声を浴びせて良いぞ!
だからそんな僕が話していないはずの話はしないて下さいお願いします」
「チキン」
「そういう心にくるのはやめてくれ」
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