「吸血鬼の力の源は血液だ。吸血鬼の行使する能力の数々は血液を操ることによって生み出されるものだ」
「いかなりどうしたのだお前様よ」
「これらは吸血鬼は血液を自在に操ることが出来るという証左になる。使い方として有用か無用かを問わず、だ」
「その通りではあるのじゃが、だからどうしたというのだお前様よ」
「母乳とは血液を変化させたものらしい。つまり、だ」
「羽川が吸血鬼になれば僕は羽川の母乳が飲めるのではないだろうか」
「本当にどうしたというのだお前様よ…………」