ひたぎが大学の知り合いにアララギを「尻の軽そうな男だな。俺ならすぐ犯れる」みたいに煽られて
ロンブーのスティンガーの企画みたいなことをしたらそのままアララギがお持ち帰りされてしまう話が読みたい
「何という事だろう!こんな風に読み間違えてしまった。もう今夜は眠れそうにないぞ!」
今日もカンバル全開である。
まったくもー、相変わらず良い顔で掘ったの掘られたのを語ってくれるぜ。
この後輩はよー、あははは・・・・
―――じゃなくって!
「僕かよ!お持ち帰りも犯られるのも僕かよ!しかも相手は男かよ!」
いつの間にか薔薇色の大学生活を送ってる事になっちゃってる。
そんなホモの巣窟みたいな大学行くたくないわ。
あれ?薔薇色の人生ってそういう意味だっけ。
「おや?阿良々木先輩だったらホイホイついてっちゃうんじゃないか?僕、貴方みたいな人、好きです。とかなんとか」
「ついてかねーよっ!」
僕をBLのネタにするな。
ていうかそれヤマジュンネタじゃねーか。
BLよりレベルたけぇよ!
「だって阿良々木先輩は流されやすいからな。そういう意味で色々と心配なのだ」
「戦場ヶ原より僕の心配かよ。」
まあ確かに薄くて弱い僕と違って戦場ヶ原ならその場の雰囲気に流される事なんてないだろうな。
彼女の意志の強さ、そこは影縫さんとのバトルでリスペクトさせてもらったものだ。
しかし先輩として、男としては嬉しくない心配のされかただ。
ともあれ、さすがはヴァルハラコンビの妹ポジション。相方の性格をよく分かっている。
そういえば戦場ヶ原も僕に対する脅しにボーイズラブ的な事を使ってたっけ。
意外な所でヴァルハラコンビのつながりの深さを再確認してしまった。
彼氏的にすごく嫌な共通項だ。
「つーかさ。戦場ヶ原と付き合ってる様を一番熟知してる筈のお前が何でイの一番にその発想に行くんだ?」
初デートの模様にしろ初キスの流れにしろ、果ては僕らの初体験の事まで知ってるそうじゃないか。
戦場ヶ原ん家に初お泊りの次の日におめでとうのメールが入ってて焦ったわ。
なんだこの後輩。
いつの間にか僕のマネージャーな立場になってるし。
「いやー、だってほら。忍野さんって阿良々木先輩に対して言うあの台詞を聞けば誰だって」
「あの台詞?」
やあ、阿良々木君。いつも元気良いねぇ。何かいいことでもあったのかい?
やあ、阿良々木君。いつも元気良いねぇ。
いつも元気良いねぇ。
「おお!なるほどなー。そういう発想だったのかよ!じゃあしょうがねーなぁ」
「うむ、しょうがないのだ」
カンバル大喜び。
そうかそうか。そうなのか。
つーかお前は僕と忍野をそんな目で見てたのか。
納得できるか!ボケッ!
「あれだ。お詫びのシルシに脱げ!」
危うく忘れる所だったがそれがこのスレの鉄の掟だ。
なんびとたりとも曲げる事ができない炎の意思なのだ。
「脱いでいいのか?!」
「御免なさい。やっぱいいです」
代わりに脱いだ僕だったのだ。神原がさらに大喜びしただけだったのだ。
「阿良々木先輩は犠牲になったのだ。このスレの犠牲に」
「上手いこと言ってんじゃねえよ!」