萎えていないアレを口元へ近づけると心得ているのか左側から忍が  
遅れて右側から八九寺も唇を触れさせた。  
イッたばかりで敏感な部分への愛撫で、股間から背筋までぞくりとした快感に襲われる。  
 
「ぺちょ、んぶぅっ、ちゅぶぶぅっ……れろれろっ」  
僕の勝手な想像かもしれないが、忍が濡れた舌で白く汚れた幹を舐め取る姿は  
指を舐めていた時よりもどこか愛情を感じさせてくれていとおしい。  
「んちゅうっ、じゅぷぅっ……んっ、ぺろっ……んうぅっ、はぁはぁ……」  
慣れているはずもない八九寺は息づきをしながら懸命に  
それでいて優しく僕のを愛してくれている。  
美少女と言って差支えがないだろう二人が自分のモノに舌を這わせサンドイッチしている光景は  
あまりに扇情的で刺激的で快楽を何倍にも膨れ上げていくようだ。  
二人の頭を両の手で撫でていると忍は行為を続けながらも  
「ちゅ、ぶっ……んじゅるっ、ひもち、よしゃそう、れろっれろっ、ひゃのう……」  
微笑みを含んだ瞳で見上げ、先端を唇と舌で重点的にねぶって  
ねっとりと纏わりつくような奉仕を繰り返す。  
「んんっ……ずじゅっ、はぁっ……あみゃり、んぅっんぅんぅっ、みにゃいで、じゅじゅじゅっ!くだひゃい…………」  
一方八九寺は僕の視線が恥ずかしいのか、目を合わせないようにして  
付け根のほうからキスするよう吸い付いて綺麗にしてくれた。  
「うぁ、はぁっ…………」  
泣きたくなるほどの愉悦が腰の奥底から吹き上がってくる。  
だというのに忍は小さな口を大きく開くとふっくらしたほっぺを窄ませて  
亀頭を咥え吸い付いてきた。  
「ちゅぅず……ちゅぅぅぅぅっっ、ぷはっ、みゃだのこっておゆぞ……ちちゅぅぅぅぅ……!」  
尿道が吸引され出し切れてなかった液が口内に飲み込まれ  
腰砕けになりそうな快感で先端が熱されたバターみたく溶けてしまいそう。  
 
「ぅぐっ、つよすぎ……る!」  
咥えるだけで精一杯のサイズでしかない小さな口内は  
亀頭だけでも大半を埋め尽くしてしまい  
それ故に強烈な密着感を生み出し先端からエラにかけて強烈に締め上げられる。  
だが忍の責めはそれだけではなかった。それだけで終わるはずがなかった。  
「じゅちゅっ!ひゃるじしゃま……ひってもよいからの……んぉ、んっんっんっ!」  
小さすぎる舌が尿道の入り口を開いてにょろんと押し込まれる衝撃で腰が痙攣する。  
「ぐあ…………!」  
排泄するために使う穴が舌に侵攻されるのはもはや暴力。  
忍の頭を引き離す力すら入らないままつぷりと埋まった舌が  
それこそ射精のごとき快感をともない引き抜かれ、勢いのまま忍の咥内へと汚濁を解き放ってしまう。  
 
「んんちゅぅぅぅぅっっ〜〜〜!んぐ、んっぐ……んあぁっ、じゅじゅじゅっっ!」  
射精しながらも、ちゅうっと音がでるほど強く吸われると精道を通る精液が  
凄い勢いで忍の咥内へ送り出され快楽を倍加させていく。  
「し、しのぶぅ…………」  
我ながら情けない声だと自覚はあるのだけれど、プライドや自尊心なんてものは  
快楽というミキサーでぐちゃぐちゃのどろどろに溶かされただ忍の喉へと吐き出していく。  
「ンっ……んじゅじゅじゅ……!んぉっ、ずずっ、ずずっ」  
先端に吸い付いたまま、幼い瞳を挑発的に輝かせて悶える僕を見つめている。  
びくりびくりと脈動する動きが少しずつ収まっていき  
忍は吸い付いた勢いのまま、ちゅぽんと音を立てて唇からモノを抜き放った。  
「んぁ……こく、ひっぱいで……にょみにくいのう……ずちゅ、んんっ」  
喉が嚥下するたびに動き、白濁した液を僕に見せ付けるよう飲み干していく。  
なんとなく優しい目でそれを見ていると、じとっーとした視線を感じた。  
 
「ずるいですっ………………」  
途中から忍の技に、僕と一緒に飲まれおいていかれた八九寺だ。  
「私だって頑張ってるんですよ?」  
あーなんていうか忍のスキルが凄すぎた。  
性技Lv3って感じで。  
「あるじ様を独り占めしてしまってすまんのう。ならばこういうのはどうじゃ……」  
忍が八九寺に耳打ちすると八九寺の顔が真っ赤にというか茹蛸みたく変わっていった。  
何を言っているかはわからないが、凄く恥ずかしい事だってのは推測がつく。  
八九寺はこほんと一度せきをする振りをして告げた。  
「その、服を脱ぐのであちらを向いてください。阿良々木さんもですよっ」  
言われてみれば全裸なのは忍だけで  
八九寺はブラウスの前を開いて、僕は短パンとトランクスを半端に下ろしてる格好だった。  
言うとおり反対を向いていそいそと脱ぐと衣擦れが耳に届く。  
「も、もういいです……」  
力ない声に振り向くと、僕はそれこそ目が飛び出るような勢いで度肝を抜かれる。  
 
ベッドに座り俗に言うM字開脚の体勢で八九寺はあそこを両手の指でくぱぁと開いていた。  
「お……あ……」  
馬鹿みたいに感嘆の声を上げるしかない僕。  
それぐらい八九寺のあそこは綺麗だった。  
毛の一本も生えていないそこは僕を魅了するかのよう  
濡れて光を照り返し、わずかに震える様が美しい。  
表情がまた羞恥に満ち満ちていて八九寺は  
「あららぎさん……っわ、わたしを召し上がってくださいっ!」  
声が幾分か裏返りながらも誘惑の言葉を解き放つ。  
 
―――それは卑怯だ。  
そう言われて奮い立たない男がいるはずもない。  
忍に入れ知恵されたのは間違いないだろうが、そんな事は関係なく、そんな事は考慮に値せず  
僕の心を震わせるだけの言霊がたっぷりと込められており―――  
 
「いただきます!」  
宣言と同時に瞬速で太腿を掴み、顔を近づけ汗と混じった女の子の匂いを吸い込んだ。  
「っぁ、息がかかって……」  
荒げた呼吸は止まれるはずもなく広げられたすじの中心へと舌を這わせる。  
「ひゃぅっ……!んっっあっっっ!」  
びくんと身体を大きく揺らせて感じる八九寺。  
もっと舐めてほしいと蜜がどんどん分泌されていくのを舐め取っていく。  
「あっ!ふっ、あっあっ…………!きもちいいですっ……!」  
舌を動かしたまま見上げると、八九寺は目を瞑り頬を火照らせて甲高い声をあげている。  
けれどまだだ。  
もっと感じさせたくて八九寺を食べるように一気に吸い込んだ。  
 
「んあっあっああっっっっ……!!!」  
小さいあそこを口に含んだままじゅるじゅると音を立てて  
舐めしゃぶり吸い付いていくと八九寺の手が僕の頭を  
わずかな力で押してきて涙を流しイヤイヤと首をふっている。  
「我慢しないでいいから」  
つーっと舌で舐め上げると固く尖った所に触れた。  
「そ、そこは、ぁ……やぁっ……!あっ……!!んぅ〜〜〜!」  
潤っと舌に濃い愛液が溢れ出して、悲鳴のような嬌声を八九寺は自身の手で塞ぐ。  
けれどすべすべとした太ももを撫でながら、固い豆をじゅちゅっ!と音が出るほど吸い付いてやると  
「ひうぅぅうぅぅっっ!!!」  
あっさりと激感に降参を、いや絶頂の声をあげた。  
脚を攣ってしまわないか心配なぐらい伸ばし、僕の顔をぎゅぅっと太ももで強く挟んで  
びくびくびくびくなんて言葉じゃ到底足りないほど全身を痙攣させてる。  
「うぁ、はぁはぁはぁ…………」  
大きな瞳を涙でぼやかし快楽の余韻に浸っている八九寺は酷く色っぽい。  
なんとなくヘアバンドを外しリボンを解くとツーテイルがはらりと広がって、いつぞやお風呂で見た光景がリフレインする。  
 
可愛い女の子から綺麗な女の子へ。  
少女向け化粧品のCMみたいな安いフレーズだけどそれはきっと正しい。  
ロリっぽいちょっとだけ変な髪形も八九寺の魅力的な所なのだが  
下ろした長く艶のある黒髪がベッドに広がっている様はもはや扇情的と言い切ってもいいだろう。  
八九寺が可愛い女の子から綺麗な女の子へと変身を遂げるのを知っているのは僕と忍だけ。  
いや綺麗だと思うのは僕だけなんだ。  
 
仰向けに横たわる八九寺に覆い被さり告げる。  
「最後までやっちゃうからな八九寺」  
ほっぺを撫でると茫洋としながらも微笑んでくれた。  
「はいっ………………私の初めてもらってください阿良々木さんっ」  
今度は僕のほうが真っ赤になってしまいそうな  
いや、実際なっているんじゃないかってぐらい頭から熱を感じる。  
「ふむぅ……焼けるのう。それとも焼けているのはあるじ様か?」  
忍の焼きもちだかつっこみだか、よくわからない発言は置いといて  
八九寺のトロトロになっているあそこへゆっくりと僕のを挿入していく。  
 
「あっ、はぁっ……!んぅっ…………!」  
先端が八九寺の中に沈むとそれだけでイッてしまいそうなほど強く締め付けられた。  
当たり前だけど小学生の身体には僕のモノが大きすぎる。  
けれど淫気とやらの影響なのか、小さすぎる膣口はモノの大きさに  
合わせるよう纏わりついて飲み込んでくれていた。  
八九寺も苦痛の色は薄く幸せそうに、気持ちよさそうに、微笑んでいる。  
「八九寺、大丈夫か?」  
潤んだ瞳で頷く八九寺を見てるともう我慢ができない。できるはずがない。  
 
労わりたい気持ちと凶暴な欲求がせめぎ合って、少しずつ腰を推し進めてしまう。  
柔らかすぎるゴムに握られるような圧迫感がたまらない。  
「んっ、ああっっ!…………あららぎさんっ!あららぎさんっ……!」  
快楽に打ち震えながらも、手を伸ばし僕を求める八九寺を抱き締めると暖かい体温と一緒に愛情が伝わって  
密着した事でモノの半ばまでもが、耐え難いほどの熱い感覚に包まれて蕩けてしまいそう。  
「八九寺、気持ちいいよ……!」  
「はぁっ……ふぅ、んっ!わたしも、気持ちいいです!」  
好きと愛しさが止まらない。  
こつんと奥まで届くと、びくりと八九寺が体を震わせる。  
「好きだぜ。八九寺」  
「……私も大好きです。阿良々木さん」  
八九寺はほんの少しだけ悪戯っぽく笑いながら耳元で囁いた。  
「大丈夫ですから、激しくしてくれてもいいんですよ…………」  
あー、それはまずい。  
加熱されている頭が沸騰して、かろうじて保っていた理性が瓦解して  
男の持つ本能が気炎をあげて、ありていに言えば僕の何もかもが滾ってしまっていて  
僕は八九寺を抱きしめたまま遠慮のないピストンを開始する。  
 
「うんゅぅっっ!はっ、あっ!あっ!阿良々木さんのっおちんちん熱いですっ!」  
奥に打ち付けるたびに甘く喘ぐ八九寺にひたすら興奮が止まらない。  
きゅぅっと中が締まり、くちゅくちゅと水音を響かせて纏わりつく八九寺の中はあまりに気持ちがよく  
八九寺もちっちゃいあそこを僕のモノで擦られて表情は蕩けてしまっている。  
「むぅ、こやつなかなかに手ごわいのう」  
忍の驚きを含む呟きは耳に届くが脳にはほとんど届いていない。  
それぐらい八九寺とのセックスに夢中なんだ。  
あいにくと経験もないしテクなんてエロ本の情報ぐらいしか持ち合わせていないのに  
僕の動きでお腹を震わせ身をよじり羞恥と快楽に喘ぐ八九寺が愛しくて愛しくてしょうがない。  
そりゃそうだ。八九寺はこんなにも可愛いくて綺麗で僕の事が大好きなんだから!  
「っ……はぁはぁ、こわいです……!阿良々木さん…………!  
 お腹の中が……んぁっ……どうかなってしまいそうで………………!」  
言葉の通り八九寺の膣内がくにくにと動き複雑に絡みついてくる。  
「イキそうなんだよ八九寺!僕もイッちゃいそうだ!」  
「あっあっ、んくっ!私イっちゃうんですかっ!?」  
「ああ!一緒にイこう!」  
 
腰の動きをどんどん速めて八九寺といっしょに上りつめていく。  
中出しとか外出しとか考える余裕もなく本能のままに  
根元を膣口に密着させ子宮の奥まで届けと言わんばかりに  
たっぷりの熱い精液を八九寺の奥の奥まで叩き付けた。  
「ふあぁぁあぁぁぁっっっ!!!」  
喘ぐ八九寺を抱き締めながら射精を続けるとぎゅぅっと抱き締め返してくる。  
八九寺の中が蠢いて、根元からぐいぐいと絞ってくる。  
止まらない。  
何度も射精しているというのに今までの量に負ける劣らず吐き出していく。  
きっと吸血鬼の再生スキルは射精にすら適応されるのだろう。  
失ったそばからどんどん再生を繰り返し、けれど出した液体はなくならず  
八九寺の子宮の中までいっぱいにしたいと射精が続いてしまう。  
ようやく身を離した時には八九寺のあそこから白濁した液がたっぷりと溢れ出してしまっていた。  
快楽と涙で顔をぐちゃぐちゃにして涎まで垂らしてる八九寺がかわいくてちゅっとキスをする。  
「んっ……あんまり、はぁっ、はぁっ、見ないでください……恥ずかしいです」  
横向いて俯くのがまた可愛いな。  
 
「よかったのう。あるじ様に愛してもらえて。ちゅうっ」  
何故だか忍までも八九寺にキスをした。  
キス好きなのかな。  
イったばかりで抵抗できない八九寺は好きにされている。  
なんだかディープなキスでくちゅくちゅ水音がするぐらいなのだが  
それよりも気になるのが忍のあそこだ。  
四つん這いのような体勢で八九寺にキスしているものだから  
フリフリとお尻が揺れ動き、それがまた身体の小ささと相まって僕の位置からよく見える。  
 
僕のを手で胸で口で責め立て、たった今まで八九寺との情事を見せ付けられたせいだろう。  
忍のあそこは幼いすじでしかなかったのが生々しくも開いて濡れて腿まで蜜が垂れていた。  
ムラムラ  
そんな響きが頭に浮かぶ。  
頭というか股間で響いているのがわかる。  
その欲求に逆らず迷わず、キスに夢中になっている忍へと挿入した!  
「んにゃぁっっ!!!」  
猫みたいに鳴いて身を反り上げる忍。  
「とちゅ、ぜん、じゃぞ……」  
なんだか呂律が回っていない。  
「いや、次は忍の番だろ?」  
八九寺よりさらに小さい身体なのに、プリンにスプーンを沈めるかのようスムーズに挿入できた。  
忍は突然の侵入でも気持ちがいいのか八九寺の胸に顔を沈めて刺激に耐えている。  
 
うーむ。  
さっきまで忍に翻弄されていたので  
ちょっとばかり嗜虐的な気分になるのは仕方のない事だろう。  
入れたまま身体は動かさずお尻を撫で回す。  
「……ふっ、ぅんっ!」  
両手に収まるぐらいの小さなお尻は肉付きというほどの膨らみはないのにこれがまた柔らかく  
ふにふにと揉み解すと吸い付くような触感が心地良い。  
例えるなら表面は林檎、果肉をマシュマロにでもしたような張りと柔らかさだ。  
「はぁ……んあっ、いいのじゃぁ……」  
指でくすぐるように撫でてやるとぞくぞくと身体を震わせて息を吐く。  
撫でる手は止めないままゆっくりと腰を動かすといきなりぎゅっと中が締め付けられた。  
「んああぁぁっ!!」  
ピンと背を反らせて甲高く鳴く。  
「え、イったのか?」  
忍は俯いているが凄く赤くなった耳がなによりも雄弁に語っているようだ。  
挿入された事でスイッチが入ったとでも言うのか、こいつ実は感じやすいってもんじゃない。  
 
面白い。もっとやってやろ。  
幼い忍の膣内は包まれるというには小さく奥まで入らない。  
襞が未成熟なので絡み付くというよりは締め付けられるだけ。  
けれど何度も引き抜いて差し込んでやるたび簡単にイっちゃうせいで  
ドロドロでグチャグチャになりながら波打つような気持ちよさで  
何度か射精してなかったら入れただけで僕もイキそうなぐらいだ。  
「んっはぁっっ!ひぐっ!は、はげしぃ…………やぁっっ!んぅっっっっ!!!」  
腰の速度が気持ちよくて早くなる。  
ちっちゃすぎる膣内は僕のモノ全体が収まらないがそれがまた奥に当たりやすくて快感。  
忍は力が入らないのか後背位の体勢のまま八九寺の肩辺りで揺さぶられている。  
「あっ、はぁぅぅっ!んっっ!」  
挿入したまま腰を支点にぐりぐりと膣内を掻きまわしてやりながら  
背中をつーっと撫でると背を反らしてまたもイった。  
吸血鬼は非常に性的要素が高いというのはわかってはいったが何というか凄い。  
ほとんど全身性感帯みたいだ。  
膣の形が僕の形になれと撃ち付け全身を触ってあげた。  
 
「にゃあぁぅぅぅぅっっ!!!」  
背中を撫でてやると絶頂で猫のように背筋を伸ばす忍。  
「はぁ、ふぅあぁっっ……」  
髪を梳かしながら子宮口を叩くとだらしなく息を吐く忍。  
「ひうぅうぅぅあぁぁっ……!」  
乳首を痛いほど摘んで引っ張ているのに悦楽の悲鳴をあげる忍。  
 
どこに触れたって気持ちよくなってくれてお返しに僕を気持ちよくしてくれる。  
「……あるしぃさまぁ…………やりしゅきひゃぁ……………………」  
感じすぎて舌足らずな忍が酷く愛らしい。  
「忍さんとても可愛いらしいですっ」  
絶頂の衝撃から立ち直ってきた八九寺も参加してきて  
だらーんと動けない忍の頬に手を当ててキス。  
「ちゅっ、んっ……ちゅっ、ちゅっ、ぴちゃっ…………」  
唇を触れ合わせるだけのキスだというのに  
忍はそれですら快感に変わるのか中がきゅいきゅい収縮して抜くと入らなくなりそう。  
八九寺はキスをしながら膨らみのない胸をやわやわと慈しむように触れている。  
「ぅあぁ……だめじゃぁ…………」  
荒々しい僕の動きに忍のちっちゃな身体は翻弄され  
同時に八九寺の優しい愛撫はじっくりと快感を底上げしていく。  
 
僕はラストスパートをかけるため腰をしっかりと掴み、射精のための  
速く激しいピストンで一気に畳み掛けた。  
「んぁっ、んぅっ…………あぁぁっ!」  
突くたびに甲高い悲鳴を上げ僕を締め付ける忍。  
高まる僕の熱と忍の熱が混じり合い  
幼い粘膜と肉ががぎゅっと手で握っているかのような刺激を与えてきてあまりに気持ちがいい。  
「んちゅっ、んぅ……ぐじゅ、んっんんっ!」  
八九寺は忍のさらけ出した舌を唇で挟み舌を絡み合わせる。  
そのままじゅじゅっと音が出るほど吸い付くと忍はそのたび快楽に悶え  
先ほどのフェラを彷彿とさせる動きは少女同士のキスというには濃厚で淫らすぎた。  
忍は荒い呼吸を無理矢理に吸われ、口内粘膜を弄られる快感でまたもイったらしく締め付けが強まる。  
僕のほうも余裕がなく虐めたくていかせたい嗜虐心よりも  
忍の中に全てを放出し注ぎ込みたい欲求のほうが上回った。  
腰を振りながらも少しずつ角度を変えて一番奥まった所へ叩きつけるように情欲を解き放つ。  
「んんんぁあっあアァァっーーー!!!」  
凶暴な奔流が忍の最奥に衝突して、声が裏返るほどの絶叫をあげる。  
先端は子宮口に触れており、震えのたびに子宮内に精液が送り込まれているようだ。  
僕はちっちゃな身体を痙攣させるほどの激しい絶頂を続ける忍を両腕に収めてただただ快楽を吐き出していった。  
「すげーよかったよ忍」  
出し切ったモノを抜いて、汗だくの背中を撫でると絶頂の余韻でビクビクと震える。  
「はぁっはぁっ……うううぅ………………」  
メソメソと泣いているのが可愛らしいが、少しだけ罪悪感が芽生えたのは仕方ない事だろう。  
 
忍はちょびっとグズっていたのだが八九寺と二人で平謝りしたら  
なんとか機嫌をなおしてくれた。  
引き換えに少々多めのドーナツを要求されたのだがまあしょうがない。  
しばしの時間が流れ、八九寺は僕の右腕に抱かれるよう眠り反対側には忍が背を向け横になっている。  
影に戻るのかと思ったが八九寺は寝ているし、こういった行為の後一人にされるのは僕も寂しい。  
忍も泣いちゃったとはいえ同じような気分なのか八九寺ほどぴったりとくっついてはいないが僕の左腕を枕にしていた。  
 
「なあ忍、どうして八九寺を誘ったんだ?」  
暇だから、お喋りしたいから、影に入れたから、それも理由なのだろう。  
けれど解答と言うには材料が足りない。  
忍は以前、久々に会う僕と八九寺のスキンシップを盛大に邪魔し  
同じ属性などど言って気にかけていたのは確かなのだがやはりどこか不自然ではある。  
八九寺は少々特殊だが、忍が人間嫌いなのも間違いないわけで。  
「気まぐれじゃ」  
早口で取り付く島もない。  
でもその余裕のなさが忍らしくなく他に思う所があるのがわかる。  
「それだけじゃないだろう?」  
少しの逡巡これも直情的な忍らしくない。  
「……儂は孤独を知っておる」  
ぽつりと呟く言葉は酷く重々しく罅割れた鉄の門が軋み開いているようだ。  
「小娘が一人で過ごしてきた時間は儂とは何百年も隔たりがあろう。  
 比べれば短い時間じゃろうが孤独というには同じ事じゃ。  
 どうせなら、一緒のほうが面白かろうよ」  
――――独りはつまらぬ。  
忍はそう絞り出すように吐露した。  
この世に一本しか存在しない、丈夫で、強すぎて、斬り過ぎて、想像を絶するほどの長い、永い年月を重ねた刀が  
磨耗し錆付き崩れ落ちて柔らかい心鉄を覗かせた。  
それは春休みに忍がまだキスショット・アセロラオリオン・ハートアンダーブレードで在った頃  
名前も無い吸血鬼になってしまう直前の弱弱しさに少しだけ似ていた。  
違うのは自分を省みてではなく、八九寺をおもんみた心情であることだ。  
「ふん!つまるとこ同情じゃ。小娘を拾ってきて遊んでやってるだけじゃ」  
喋り過ぎたと感じているのか耳が赤いまま布団を頭まで被る。  
迷子を見て可哀相と思うだけなら同情かもしれない。偽善なのかもしれない。  
けれど迷子を家に送り返したり、迷子を家に住まわせてあげようなんていうのは  
同情でも偽善でもなく、それはきっと優しさってやつだろう忍。  
不貞腐れるようそっぽを向く忍の頭を撫で八九寺を抱きしめながら、少しの気だるさと大きな幸せに包まれ僕は目を瞑った。  
 

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