阿良々木月火の朝は早い。  
姉が朝兄の部屋に行くのを知ったのは少し前の出来事だった。  
こそこそとしている姉を尾行したら、姉が兄のを咥えているところを目撃した。  
乱入して止めようかと思ったが、姉の表情があまりにも淫乱で、見入ってしまった。  
大きく口を開け兄のモノを咥えこみ、指で刺激を与えている姉の姿。  
それは彼女のクラスメートが持ってる雑誌のえっちなページよりも卑猥に映った。  
それでも、卑猥だと思うのに、決して目が離せないでいた。  
気がつけば、姉は兄のモノから口を離して、ティッシュなどで片づけをし始めた。  
このままでは見てたのがばれると思い、その日は自室へと逃げ込んだ。  
 
それからも、姉は毎日のように同じ行為を続けていた。  
そして彼女は、毎日のようにそれを見続けていた。  
いつのことだったのだろう、彼女は兄と姉の姿を見て、自身の性器が濡れている事に気が付いた。  
中学生ともなれば多少なりとも性知識を持っている。  
彼女は姉が兄のを弄る様子を見ながら、ショーツを下ろし、指をそっと当てた。  
ただ触れただけなのに電流が流れたかのような快感を覚え、彼女は達してしまった。  
しかし、一度逝って敏感になった部分に、さらに指を這わせて弄り続ける。  
イケナイことなのに、気持ちよくて止められないでいた。  
 
彼女はその日以降、兄と姉の好意を覗き見ながら自慰行為をすることが日課となっていた。  
これが阿良々木月火の朝である。(終)  
 

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