「ごめんね阿良々木君。今日はあなたの相手をしている暇はあなたの存在意義ほどにも無いの。」  
と、開口一番に言われ今日の勉強会はお流れになってしまった  
どうやらお義父さ…戦場ヶ原の父親が忙しいらしく、その手伝いに行くようだ。  
それにしたって、他に言いようがあるだろう……。  
 
「バイト代が入ったら、そうね、遊園地にでも行きましょう。私、奢ってあげるわ。阿良々木君。」  
「いやぁ、その提案は魅力的だが、奢ってもらうのは悪いよ。」  
「いい?阿良々木君。これは埋め合わせなのよ。私の顔を立ててちょうだい。」  
━それも一理ある、な。  
それに、言うことを聞かないとあとで面倒くさそうだしな。  
「悪いな。じゃあ遠慮なく奢ってもらうよ。」  
「ホント、甲斐性のない彼氏を持つと大変だわ…。」  
━まぁ、そこがいいんだけどね。  
 
飛びっきりの笑顔を僕にくれた。  
大変だ、こりゃ明日は槍が降るな…。  
 
その後僕らは少しの間埋め合わせデート(素晴らしい響きだ)の計画をし、お別れのキス(というよりちゅー)をし、僕は家路についた。  
 
家に帰ると、火憐ちゃんがオナニーをしていた。  
もう一度言うと、火憐ちゃんがオナニーをしていた。  
 
詳しく言うと、火憐ちゃんが僕の部屋でオナニーをしていた。  
もっと詳しく言うと、僕のベッドの上でオナニーをしていた。  
もっともっと詳しく言うと、僕の枕を股に挟んでいた。  
 
さらに重箱の隅をつつくように言えば、下着は月火ちゃんの物だった。  
 
━槍が降った方がマシだったかなぁ。どうせ吸血鬼だし。  
━玄関開けて、2分でご飯!っていうCMもあったなぁ。こっちは2分でオナニー!だけど。  
 
 
なんて少しだけ現実逃避していると、自分が不思議と落ち着いている事に気がついた。  
━そうだ、暦お兄ちゃんは大人だからでっかい方の妹のオナニーを間近で見ても興奮なんてしないんだ!  
不思議と落ち着いているので、僕は妹のオナニーを観察する事にした。  
不思議と落ち着いているので仕方がない。  
 
今、僕の目の前には火憐ちゃんのお尻がある。  
適度な運動で引き締まった小尻ちゃんが、僕に素晴らしいパノラマの景色を与えてくれている。  
部屋のレイアウト上、僕のベッドは部屋の入り口近くにあり、実は火憐ちゃんは僕にお尻を向けていたせいもあり、  
部屋に入った僕の目にまず飛び込んできたのは、その美尻だった。  
というか桃尻しか見えない。  
では何故僕が火憐ちゃんだと気がついたのかと言うと、実は僕には骨盤を見ただけ(ry  
そのドアを開けても気づかないぐらい、  
臀部に鼻息がかかるような距離で見られているのに気がつかないぐらいに、火憐ちゃんは熱中しているようだ  
 
━ハァ…ハァ…  
と、荒い息。  
━っん…  
と、押し殺した喘ぎ声。  
くぐもった水音。  
静まり返った僕の部屋がこの単調な音を強調させる。  
否応無しににも、集中してしまう。  
火憐ちゃんの分泌液(火憐汁)によって、僕の枕と月火ちゃんの下着が、テラテラと濡れている。  
━今晩どうしような  
と、的外れな事を思っていると、火憐ちゃんがクイッと下着をスライドさせ秘部を露わにした。  
妹の恥ずかしい所なんて、見慣れているし(変な意味ではない。風呂上がりに裸で歩き回る火憐ちゃんが悪いのだ!)  
見たくはないが、何故か目がはなせなかった。  
 
普段のぶっきらぼうな姿からはまったく想像できないような、繊細なタッチで指を秘部に沿ってスライドさせる。  
みるみるうちに手首まで火憐汁が滴ってくる。  
 
いつの間にか、人差し指と中指が、入り口で円を描く、ほぐすような動きに変わってきた  
そして くぷっ っと指先が沈みこむ。  
うぁ… っと、声にならない声が上がる。  
そのまま くぷ くぷ と浅く抜き差しをする。  
 
すう っと今までシーツを掴んでいた左手手が、苦戦している右手を助けるように伸びてきた。  
だが、左手は右手を助けるのではなく、何かを探すように白くなだらかな丘を滑っている。  
その左手の動きがピタリと止まる。お目当ての物を探り当てたようだ。そして、意を決したように、ぐっ と力が入る。  
少しずつ、少しずつ、白く、長い中指がお尻の穴に埋まっていく。  
 
━なんて事だ僕の妹にはそっちのケもあったらしい。  
なんて、僕の心配を余所に、火憐ちゃんは順調に気持ちよくなってきているようだ。  
右手はクチュクチュとこするように、左手てはクニュクニュとこねるように  
それぞれが別の生き物のように動いている。  
 
それでも、火憐ちゃんは少しもどかしそうだった。  
当たり前だ。○学生がアナニーに慣れていてたまるか。  
困っている火憐ちゃんはとてもレアだが、このままでは少し可哀想なので手伝ってやるか。  
 
幸い、いつの間にか鼻先が触れるかという距離まで近づいていたので火憐ちゃんの右手と左手の間、  
つまり蟻の戸渡りを舌先で舐め上げてやる。  
「ひゃううっ!」  
そしてそのまま右手とおまんこの隙間にねじ込んでやる。  
「ふぇっ?何? 何? んぁあっ!」  
根性の女でも流石に声が我慢できないようだ。てか可愛いな声。  
そのまま舌で膣壁を擦りあげる。  
「ああっ、あう、ああう、あああ」  
限界が近いようだ。膣壁がひくひくと舌を締め付ける。  
「ああっ、イくっ、イくっ!イくぅ!」  
トドメとばかりに親指で、火憐ちゃんの真っ赤に腫れた、クリトリスをギュッ と強めにすり潰すように刺激する。  
「イっ!あああああ!」  
ブシュッ と一際大きい水音と共に、火憐ちゃんの大きな体が跳ね上がった。  
「あっ、ああっ!かんばるせんせえええっ!」  
 
 
 
 
 
後日談、というか今回のオチ。  
 
7回死んで8回生き返りました。  
 
 
あと、戦場ヶ原とのデートは何故か羽川同伴でした。  
 
 
 
              おしり  
 

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