「阿良々木先輩!」
「どうした神原」
「今日は何の日かご存知かな? 博識ある阿良々木先輩の事だから知っているはずだが聞いておこうと思ってな」
「今日? 9月9日だろ、菊の節句だったかな」
「それも正しいが他にもあるだろう?」
「他? ……あぁ、語呂合わせか、救急の日だな」
「それも正しいのだが私が求めている答えとは別だ。珍しいな、阿良々木先輩が二度も連続して外すだなんて」
「珍しくもなんともないだろ、現に前も同じこと言われた気がするんだが」
「ところで阿良々木先輩、『私が求めている』というのは結構えっちな響きがあると思わないか?」
「思うか! ……コホン、僕は結構間違いをおかすから、珍しいことじゃないと思う」
「犯す、だと!? 誰を犯すのだ!?」
「喰いつくな! 話の筋がどんどんずれるだろうが!!」
「スジだとぉ!? それはお○ん○ん裏側のか!?」
「あぁもう面倒くさいなこの後輩は! で、今日は何の日なんだよ」
「あぁ、その話だったな、失敬した。今日はだな阿良々木先輩」
「うん」
「おジャ魔女どれみシリーズの主人公の妹・春風ぽっぷちゃんの誕生日だ。1994年生まれだから16歳になるのだ」
「分かるかそんなもん!!」
「おや、プロロリコンと名高い阿良々木先輩ならおジャ魔女どれみに詳しいと思ったのだが」
「人を勝手にロリコン設定にするな。僕はガハラさん一筋だ」
「そうか、申し訳ない阿良々木先輩、お詫びに」
「脱がなくて良いからな神原、と言うか脱ぐな」
「む、そうか。先に止められてしまった。ところで阿良々木先輩」
「なんだ神原?」
「9×9=81と考えれば今日はヤオイの日と言っても過言ではないと思うのだが」
「過言だよ! そう言うネタは8月1日にしておけ!」
「ふむ、なるほど。8月1日なら良いのだな?」
「前言撤回だ! スルーすると来年の8月1日に言いだしそうだから今言っておく! 何時だろうとそんなネタは駄目だ!!」
「ちなみにこの小ネタはヤマなしオチなしイミなしのヤオイなネタだったな!」
「そんな使いまわされた言い回ししても全然うまくない! やってもいまさらおそすぎなヤオイだ!!」
終われ