「ねえ暦お兄ちゃん」
「なんだ千石?」
「電車の網棚の上って涼しそうだよね」
「まあ金属だしな」
「撫子も一回くらいあそこで寝てみたいな」
「も、って誰かやってる人がいたのか?」
「うん、この間見たよ」
「どこの誰だその大うつけ者は…………」
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「火憐ちゃん、ちょっと話があるからそこに正座しなさい」