「ねぇいの字」
「はい?」
「あんた、実は美少女なんじゃない?」
寝間着のチャイナドレスのまま、鈴無音々はそんなことを言った。
「はァ?」
「だっておかしいもの。アタシが美少女以外に惚れるわけがないもの。つまり、あんたは美少女以外の何者でもないわけよ」
「……そんな馬鹿な」
「まぁとにかく、」
――いただきます。