「阿良々木さんは仮面ライダーとか好きそうですね」  
「何だ薮から棒に?まぁ好きだけどな」  
「一番好きなライダーと言われたら?」  
「ん〜……。八九寺ちょっとここ噛んでくれ」  
「ち、乳首を!?……がぶり」  
「ウェイクアーーーップ!!」  
 
 
「というやり取りをして昨日は過ごしたかな」  
「これは戦場ヶ原先輩に報告だな」  
「ツッコメよ!本当に乳首に噛みつかせるわけないだろ!手首だ手首!」  
「てぃくび?」  
「手首!」  
「失礼、噛みました」  
「絶対にわざとだ。弁解の余地はない」  
「バレたか…。しかしそんなこと言いつつ、夜は忍ちゃんに噛ませて誇間のザンバットソードをウェイクアップさせてるのだろう?羨ましい!!」  
「してねーよ!ってか詳しいな!なに?ライダー見てんの?」  
「もちのロンだ!淑女のたしなみだな!」  
「へぇ〜、どのシリーズが一番好きなんだ?あっWはなしで」  
「チッ、そうだな……やはりクウガが一番好きだな」  
「てっきり電王かと思ったぜ。なんで?」  
「『(中略)見てて下さい、俺の……――変身!』どうだ?ゾクゾクしないか?」  
「名シーンなのにお前が言うと変態チックに聞こえる!」  
「戦場ヶ原先輩は龍騎が好きらしいぞ?なんでもボルキャンサーのファンだとか」  
「千石は555が好きとか言ってたな。草加さんに共感を覚えるらしい」  
「皆意外と見ているのだな。あっ、阿良々木少し向こうを見てくれないか?」  
「? 別にいいけど」  
「ふむ……ちょっとくすぐったいぞ」  
「えっ?」  
「がぶり」  
「おのれディケイド!」  
この後、僕が変身したかはみんなのご想像におまかせしよう。  
 
 

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