「は?海へ行こう?阿良々木くん、あなた私のこの玉のような艶やかな肌を保つのにどれほどの苦労を費やしているのか、これだけ一緒に過ごしていてまだわからないのかしら?
「まあでも最近阿良々木くんが私の布なし紐水着、いえ水着姿を見たくて見たくて仕方ないということは否が応にも伝わってきてはいたし
「パラソルとサングラスを用意してくれるなら、渋々行ってあげなくもないわね
「もちろんオイルは前も後ろも阿良々木くんに塗ってもらうわよ
「え?何を言っているの阿良々木くん
「この真夏に不幸にも男だけで海に来てしまっている人達がいる浜辺で塗りたくるに決まっているじゃない
「恥ずかしい?はあ…まったくいつまでたっても度胸のすわらない男ね
「と言っても私もオイルを塗られたことはないし…
「そうだ、この間たまたま買ったパラソルとサングラスと水着とローションとマットがあるから、それを使って予行演習してみましょう」