「ん……ふ……う……っ」  
 合わさった僕と忍の唇の間から声が漏れる。  
 僕の背中に回された忍の腕にぎゅっと力が入った。  
 いつものように血を飲ませていただけだったはずなのに、どうして僕達はキスしているのだろう?  
 いや、それは今更か。  
 可愛い金髪幼女があんな風に(※アニメするがモンキー三話参照)抱き付いてきたら誰だって欲情するだろう?  
 まあそのくらいは生きていれば誰しもが経験することだ。  
 もちろんあの体勢で欲情なんかしたら忍の丸っこいお尻の下にある僕の愚息が反応してしまうわけで。  
 血を吸い終わった忍がにやにやしながら僕に唇を押し付けてきた。  
 ここで問題なのは学習塾跡にいたときは一切そんな気分になっていなかったことだ。  
 これはやっぱり。  
 情が移ってしまった。と言うか忍の魅力にやられたのかなぁ。戦場ヶ原とはまた違った意味で。  
「ん……ぷは……んむっ!?」  
 忍が唇を僕から離してひと息つくが、間髪入れずに今度は僕の方から押し付ける。  
 しっかりと後頭部を抑えて固定し、唇を開けさせて舌をねじ込む。  
 忍も抵抗らしい抵抗は見せず、僕の舌を受け入れてぐいぐいと唇を押し付け返してきた。  
 お互いの舌が絡まり、激しく吸い合う。  
「んっ……んう……ん……んっ!」  
 僕の両手が忍の身体を弄りだし、忍はびくびくと反応して呻く。  
 特に敏感な箇所に指を這わすとさらに腕に力が入り、しがみつくように両脚を僕の腰に巻き付かせた。  
 今日は何だか感度が高いようだ。僕は一切の慈悲を見せず、動きにくい体勢ながらも容赦なく感じるところを攻め立てる。  
「んっ、んむっ! うっ、うん…………んんんんんっ!!」  
 全身をびくんびくんと痙攣させ、あっという間に忍は絶頂へと達してしまった。  
 イき終わって僕にもたれかかる忍をそっと抱き上げ、ベッドに横たわらせる。  
 僕を欲情させた罪はまだまだこんなもんじゃ終わらない。  
 僕はゆっくりと忍の服を脱がせ始めた……。  
 
 

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