「戦場ヶ原先輩!私に、なめさせてください…ん、んんん!」
神原の舌先がおずおずと私の肉裂を開いていく。
「ああっ、神原」
小鳥のようについばみ、子犬のようにチロチロと神原の小さな舌が舐めあげてくる。
「中も舐めなさい、神原」
言うまでもなかった。すでにほころんでいた肉唇の中へも、神原の舌が侵入していたのだ。
ヌルリ!
たっぷりと濡れた恥肉がそこにはあった。
神原は鼻先まで恥毛に埋まるのもかまわず、股間にぴったりと口を付けて、舌で粘膜を掻き回す。
「ん、ひぃ!」
私は一瞬仰け反った。
私の反応に神原も驚いたようだが、さらに大胆に舌を潜り込ませてくる。
神原は指で私の肉唇をぱっくりと開いて舐めあげることまでした。やがて神原の舌が、コリッと
した肉芽をとらえた。
「アヒッ!か、神原、そこは…ん、あああっ!」
ガクガクと痙攣するように震える私の内股。
「戦場ヶ原先輩…ここが感じるのだな」
神原は改めて、私の肉芽を集中的に舐めてくる。
「あぅん!い、いいわ、神原。ん、あっああん」
私の肉体の反応。神原は自分の愛撫で私が感じる、ということに楽しさすら感じるように
なっているようだった。
「戦場ヶ原先輩…ぷはっ!んんんん!」
股間から立つ水音も、最初はピチャピチャ、とかわいい音だったのが、ジュルジュル、ベチャベチャと
激しく恥ずかしい音になっていく。
「戦場ヶ原先輩の肉芽が硬く勃起して、ピンクに染まっている」
「もう、あんまり恥ずかしいこと言わないで。神原。お尻をこちらに向けなさい」
「わ、わかった、戦場ヶ原先輩」
私が言うのはシックスナインの形である。
神原はためらう様子もなく、頷いた。
神原は私の身体の上に逆さまになって身体を重ねる。肘と膝をつき、私の上で橋のようになった。
そうして、私の股間へと頭を埋めていくのだ。しかし、今度は私の方も神原の股間を目の前にしている。
「あら、やっぱり毛深いのね。うふふ…神原の、可愛いわ」
「しょ、処理しなければ、女の子はこんなものだぞ」
私の舌が神原の肉裂を襲う。
「あ!」
電気に打たれたように硬直する神原。首を伸ばし、丁寧に舐めあげてやる。
「あああ、戦場ヶ原先輩」
「ひっ!」
私の舌が神原の肛門に触れたのだ。
それだけではない。舌先を堅くして、肛門の中にまで入れてやる。
「戦場ヶ原先輩!そんなところ、汚い…」
「神原のとてもきれいよ。大切な初めてですものね。お尻の穴まで、舐めてあげる」
「ひ、ひああああん」
肛門粘膜まで掻き回されて、神原が声を上げた。肉唇はしっとりと潤っている。
「んふぅ!わ、私だって」
神原も負けじと、あたしの股間に顔を埋めていく。蜜に溢れた肉孔に唇を密着させ、舐めしゃぶってくる。
「あぁっ!おあああっ!」
まるで官能のキャッチボールだった。
私が神原の肉裂を貪れば、神原が私の肉孔を舐めあげる。肉芽を吸えば肉芽が吸われ、肛門に舌を伸ばせば、
肛門に舌がこじ入れられる。
やがて、あたしも神原も、目の前の肉裂がまるで自分のそれのように感じられてくるほどだった。
まるで自分の肉芽を舐め、恥肉を掻き回しているような感覚。
「ああっ、神原」
「せ、戦場ヶ原先輩」
やがて乱れた浴衣を脱ぎ捨てて、お互いが全裸になる。
朦朧としながら互いの脚を交差させる。
「戦場ヶ原先輩、脚と脚を入れ違えるのだ」
「こ、こうかしら女同士のって、よく知らないのよ」
「股と股をこうして、擦りつけるのだ」
「う、ううううん!」
神原の言うとおりにすると、肉裂同士がピタリと触れあった。
パックリと開いた肉の唇と唇が密着し、絡み合って、中の恥肉が触れあって交じり合う。
「くっ、ひぃぃ!」
「あっ、あっ」
神原が身体を動かすと、快楽電流が身体中を駆け巡る。舌で舐めていたときの数倍の快楽に驚く。
肉芽と肉芽が擦れ合って、私の大粒のクリと神原の粟粒のようなクリ。
そして愛液までがひとつになる。
二人で悶絶するが、まだまだ終わりではない。
「戦場ヶ原先輩…こ、これを…」
神原は男根を模した双頭の張型を取り出して見せた。
紅く光る淫靡な器具は実際かなりの太さだ。
私はヨロヨロと立ち上がると張型を手に取り筒先を神原に向けた。
「舐めて濡らしなさい」
「は、はい」
神原の舌が紅く光る淫靡な器具に伸びた。
私の手には神原の唾液に塗れた双頭の張型がある。
「寝なさい。赤ちゃんみたいに」
頬を緩めた神原がおしめを替えてもらう赤ん坊のような格好になる。
神原の膝を左右に割り開き、股間に侵入する。
神原の肉孔に張り型にあてがうと、クッと力を込める。
「くぅ!」
神原が小さく悲鳴を上げた。
「筒先が入ったわ。神原もうちょっとの我慢よ」
のの字を描くようにして挿入しながら、神原の目を見る。
「神原、私を見なさい」
「ああっ、戦場ヶ原先輩…」
挿入の力は緩めず、見つめ合う。
「処女の感触が私の手の中にあるは…」
グイグイと筒先を押し込んでいく。
「あっ、あっ…」
「いくわよ!」
やさしくキスをしながら、ズッ!と一気に、張り型を中に押し込む。
同時に、ブチン!と、千切れるような感触が、私の手に響いた。
「きゃひぃ!んっ!」
痛みに顔を歪め、身体を引きつらせる神原。しかしその身体は私がしっかりと抱きしめていた。
「戦場ヶ原先輩…」
「私はここよ」
「い、一緒に…」
「いいわ」
そう言いながら、私は双頭の張り型の一方を自身の肉孔にあてがい、グッと押し込んだ。
腰を浮かしながら、身体をずらして、股間を近づけあった。
「う、ふうううぅ」
「あ、あああっぁぁぁ」
二人の肉孔の間で、ズブズブと沈んでいく双頭の張り型。
すっかり潤っていた膣粘膜はあっけなく人工の肉棒を呑み込んでしまう。すっかりと姿を消し、
私の神原の肉唇はまたぴったりと密着し合ったのだ。
「全部入っちゃった」
「戦場ヶ原先輩…、そのままで動くのだ。二人で、腰をぶつけ合うのだ。そ、そうすれば、腹の中の
張り型が、奥に当たって、もっと気持ちが良くなるのだ」
「でも…」
「私は変態だ!この程度の痛み、望むところだ」
神原は夢うつつの表情で わずかに腰を引くと、グッと突きだした。
「アヒッ!」
「はうっ!」
恐ろしい衝撃だった。
膣の中にまでぎっちりと収まった張り型が、腰を引くとズッとずれて外へ出ていく。
そこで腰を繰り出すと、ギュン、と突き入ってくるのだ。
十分な長さを持つ張り型は、私の膣の奥の奥、子宮口にまで達している。
それは神原でもまったく同じで、私の子宮口が張り型で突かれるのと同時に、神原の
中でも張り型が突き上がっているのだ。
胸の上では互いの乳房が揺れに着いて行けずに跳ね踊っている。
「はぁ、はぁ、神原!」
「せ、戦場ヶ原先輩…」
二人はいつしかリズミカルに腰を動かしていた。軽く腰を引き、そして腰を繰り出す。
腰を引くと私と神原の間には、愛液にまみれた紅い肉棒の幹がニョッキリと現れる。
そしてまた、二人の肉唇の間に消えるのだ。たっぷりとした快楽電流とともに。
「せ、戦場ヶ原先輩…い、一緒に…」
「いい、いいわ…」
互いに励まし合い、私と神原は腰の動きを早めていく。
腰を持ち上げ、卍のように絡み合った脚が美しい。やがて腰の動きは徐々に速まり、嵐の
ように激しくぶつかり合うのだ。
「あっ!あっ!あっ!あぁっ!」
「そうよ、神原、そのまま、もっと…はぅん!」
激しい腰の動きは同時に、体内の張り型が子宮口を突き上げてくる。
ドチュッ!ドチュッ!ドチュッ!
二人の膣粘膜を抉る張り型の音もまた、愛液をたっぷり含んで掻き回し、どんどん高鳴っていく。
やがて変化が訪れた。
「神原、き、来て、そのまま!
「い、いく!いぐぅぅぅ!」
私と神原の腰の動きは極限まで高まった。
ヌチャ、ヌチャ、ズチャ、ズチュ、ドチュッ…!
ぶつかり合う肉の音、出入りする張り型の膣擦れの音までが、高鳴る。飛び散る汗、そして愛液。
白い私と神原の肌が湯気まで立てそうなほど、上気し、ピンクに染まる。
汗を含んだ長い髪が、ざんばらに乱れ、顔を覆い、身体の上で躍った。
「はあああああ!駄目だ、戦場ヶ原先輩…私、い、イク、いぐぅううぅっ!」
「神原、わ、私も、私もぉぉぉ、い、いくぅぅぅっ!」
二人で同時に息を合わせ、気をやった瞬間、互いの股間から愛液の霧が吹き出した。
お互いの膣洞に張り型を埋め込んだまま、私たちは小さく気を失ってしばらく横たわったままだった。
神原邸の地下室。
そこに蝋燭の炎に照らし出された白い肢体があった。
胸と女性器を露出させた。悪の女幹部のような黒い革製の派手な衣装をまとい、顔をいかがわしい蝶のアイマスクで隠し、
首には獣の毛をあしらった首輪を巻いて分娩台に横たわり、脚をカエルのように開いた女性は神原駿河であった。
「では火憐ちゃん。段取りと日取りは私の方から阿良々木先輩に伝えておくから体調は万全に整えておいてくれ、
うんうんでは、またな」
革衣装に彩られた、処女を失ったばかりの女性器からは何本ものコードが生えている。
携帯の電源を切ると、もう片方の手に握られていたのは蝋燭だった。たっぷりとたまった熱い蝋の紅い塊を、胸の空いた
革ブラジャーに縊り出された、自らの乳房に垂らす。
ぽたっ!ぽたたっ!
真っ白なおっぱいが、血で濡れたように赤く染まり、同時に肉裂の頂点で硬く尖るクリトリスを指でギュッとつねってやる。
全身に快楽電流がほとばしり、全身がピリピリと震える。
「くぅ、ふううぅぅ!」
おっぱいと股間に熱い刺激を感じ、思わず歓喜の声をあげる。
膣粘膜のなかでは卵型の振動玩具がブルブルと震え、粘膜をを掻き乱していたが、これからの高揚感を思えば、たいした
快楽を与えてくれはしなかった。
薄い蝋燭の灯火に照らし出された室内には、檻や木馬に拘束具の着いたベッド。床には餌皿やオマル。壁一面に鞭や、
ガラス製の器具、革製の拘束具が並べられ、天井の太い梁には滑車や吊り具、縄にチェーン等がぶら下がっている。
「まさか、まさかこの部屋を使う機会が訪れようとは夢にも思わなかったぞ!!」
中世の拷問部屋を思わせる部屋で、神原駿河は変態らしく笑うのだった。
おわり