「もうすぐ変物語ですねえ、パロラギさん」
「僕の彼女が大活躍する予定の話を変とか言うな! それと僕の名前は阿良々木だ」
「失礼、噛みました」
「それも久しぶりだな」
「しかし本当に大活躍されるのでしょうか、あの方……」
「うーん、正直心配だけどなあ」
「いっそのこと、阿良々木さんたちの性生活を赤裸々にしてしまうのはどうでしょう。クリスマスも近いですし」
「クリスマス関係ねえよ! つうかそんな小っ恥ずかしいことできるか」
「それならタイトル通りにいくと思ったのですが」
「タイトル通り?」
「変態物語」
「一文字追加してるんじゃねえよ。だから変じゃねえって。恋だよ、恋。あと僕達はそんな変態なプレイはしていないっ!」
「……ほう、あれやこれやは変態ではないというのか。あるじ様よ」
「……………………」
「ていうか、むしろ既刊につけたくなるタイトルですよね」