「お前様よ、たんぱく質を構成する有機化合物、いわゆるアミノ酸は旨味成分として知られておる」
「そうだな」
「あれは命を保つ必要物質であるがゆえに人には旨いと感じるものかもしれん」
「なるほど」
「言い換えれば生命の源を欲しがるのは自然な欲求と言えよう」
「……つまり?」
「儂に精液を飲ませよ」
「いや、その理屈はおかしい」