「てえぃッ!!」
リンクの気合いをこめ渾身の力で放たれた突きがついにガノンの額を貫いた。
のた打ち回るガノン。そこにゼルダと七賢者がガノンへと封印を施す。
一瞬だった。七色に光に包まれ、ガノンはもうそこにはいない…
リンクは地に崩れ落ちた。すべての力を使い果たしたのだろう、もはや立つことすらできない。
そこにゼルダがサッと駆け寄り、疲労困憊のリンクを抱える。ちょうど膝枕をするように…
「ありがとう、リンク。あなたの…おかげ…で……」
その一言を言うと彼女は黙り込んでしまった。
ふと、リンクの頬に一筋のしずくが伝わる。眠るようにしていた彼は静かに目を開ける。
ゼルダが涙を流している。彼女は泣いていた。
なぜ?ガノンが去り平和が戻ったというのに…その涙の意味が分からない。
しばらく、ゼルダに身体を預けていたことで少しは疲れも癒えてきた。
ゆっくりと起き上がろうとすると、ゼルダがハッとしたように涙を拭い去りぎこちない笑みを浮かべた。
無理をして笑っている。それに感づいていたが、何も言えなかった。
「起き上がっても大丈夫なのですか?」
その優しい気遣いに笑みで応える。
しばらくの間は談笑していた。初めて会った時から七年たった今までのこと…
廃墟の中で楽しそうに語りあう二人の男女…実に変な光景だった。
しばらくの沈黙が流れ、そして意を決したようにゼルダは口を開いた。
「…マスターソードを封印し、時の扉をふさぎます。それが、私の最後の役目…
そこで時の旅は終わりを告げます。あなたがあるべき姿に戻るため七年前に送ります。
それが、最後の別れのとき…」
涙こそ流さなかったものの再び悲しそうな顔をした。
時に阻まれもう二度と会うことのできない永遠の別れ…
さっきの涙の意味、それが分かったような気がする。
「………リンク、別れの前に最後にあなたとの『思い出』を残したい………」
突然、そんなことを言われても意味が理解できなかった。一体なんのことなのか。
彼はそれをたずねようと言葉を発しようとした瞬間、フッと柔らかな唇でふさがれる…
いきなりのことで驚きはしたが抵抗はしなかった。
互いに舌を入れて絡めあう。たっぷりと唾液を交換した後、銀色の糸をひきながらゆっくりと唇を放す。
接吻を交わしただけで、二人とも気分が高調し頬が朱に染まっている。
言葉を交わすことは無かった。その必要も無い。
リンクは静かにゼルダの服に手をかける。しかし、複雑な着付けのためになかなか思うように脱がせない。
手添えをされ、やっとのことで身に着けているものを取り去っていく。
やがて一糸纏わぬ姿になる。普段の姫君らしい豪華な衣装のせいか着やせして見えたその身体だが
実際は細く引き締まったスタイルの良い体つきをしている。
均整の取れたふくよかな乳房が彼女が微動する度にぷるんと揺れをおこす。とても美しい…
その白くラインの整った艶かしい肢体に否応にもモノは反応し、雄雄しくそそり立っていく…
再び近づき軽いキスを交わすと、ゆっくりとその下の豊かな乳房に唇を寄せる。
その時、「んっ…」と小さな呻きがこぼれた。
緩急をつけ舌で撫で回され、ピリピリとする変な感覚に支配されていく。
一方は舌で、もう一方は指でクリクリとそれを交互に弄ぶ。
しだいにゼルダから甘い吐息が漏れ、乳首に堅さを増し隆起していく。
急にゼルダが体位をいれかえて、リンクに覆いかぶさるような格好になる。
しゅるんとベルトを外し、なぜか慣れた手つきでリンクの緑衣を脱がせる。
幾多の戦いに勝ち抜いてきたたくましい身体が露になった。
戦闘で負ったのだろう傷の痕を一つ一つ指でなぞり、
徐々に下腹部に手を伸ばしついに大きくそそり立つそのモノに優しく手をあてがう。
口を近づけぺろっと先端を一舐めすると一気にモノを奥までくわえこむ。
いきなりこみ上げてくる快感にリンクの息は激しくなっていく。
ちゅぱちゅぱといやらしい音を立てながら、段々とその速度を増す。
軽く呻いたリンクが大きく身を震わせ、ゼルダの口内に一気に精を注ぎ込む。
一滴もこぼさぬように彼女はそれを全てを飲み干していく…
ゆっくりと味わい十分に満足した所でようやくモノを解放した。
快感の余韻に浸る彼に向かって誘うように彼女は足を大きく開く。
きれいなピンク色をした花弁は既に淫らに濡れそぼっている。
誘われるがまま、彼はその花弁に顔を近づけ、丁寧に舌を這わせていく。
白く透き通るような手で自らを愛撫させている彼の頭を感情をこめてなでる。
静かな愛撫の後、ゆっくり舌を入れていく…
彼女から軽い嬌声があがり、整わない呼吸がつづく。
刺激された秘所からは蜜がとっぷりとあふれ出し、小さな水溜りをつくっていた。
そのあられもない姿に彼の官能も高まり、一度発射したモノは再び堅くそそり立っている。
お互いにどう思うでもなく、彼は花弁から口を離しごろんと仰向けになり
彼女は大きくいきりたつそのモノに自らを押し当てて腰を沈めようとしている。
ずぷずぷずぷ………
音を立てゆっくりとモノを飲み込んでいく…吐息ともとれるような小さく儚い声が上がる。
ようやく奥まで収まりきり、彼女はゆるやかに腰を上下し始める。
彼からは自分から腰を動かし、その度に大きく揺れる乳房と恍惚の表情をしている彼女全体が見える。
一部から全身へと駆け巡るすさまじい快感とその姿にはち切れそうになりながらなんとか耐えていく。
もう腰の上下運動は相当早いものになり、淫声をあげながら快感を貪っている。
二人とももう限界が近い。ぐちゃぐちゃと互いが擦れ合わさる音をあげ、最後に激しく腰を振る。
リンクが一際大きく声を上げて仰け反りゼルダの最も奥まで精を注ぎ込む。花弁がキュッと締まり更なる発射を促す。
さっきとは比べ物にならないほどの量を出し、構わず彼女は全てそれを受け止めている。
その送り込まれている感覚をうけ、声にならない嬌声を上げながらゼルダも絶頂を向かえた…
――――――――
別れの時がきた。
リンクの持っていた時のオカリナをゼルダに渡し、王家の歌を美しいメロディーで奏でる。
やわらかな光に包まれたリンクは目の前が真っ白になりしだいに意識が遠のいていく…
薄れていく意識のなか最後の一言だけがはっきりと耳に残る。
「ありがとう リンク
さようなら…」
―THE END―