ゾーラの姫ルトを水の賢者として目覚めさせゾーラの里を救うために時の勇者リンクは水の神殿におもむく。  
そこで今、自らの幻影ダークリンクとの死闘を繰り広げている。戦況はリンクの優勢だった…  
 
「リンク、今よ!」  
お供の妖精ナビィの力強いアドバイスがとび、掛け声とともにリンクは思いっきり相手を斬り払う…はずだった。  
しかし床に薄く張る水、これがブーツに浸透し不幸にも踏み込んだ足を滑らせてしまう。  
この瞬間、残酷にも神はハイラルのために死を賭し一人で戦い続けた勇者を見放した。  
バランスを崩し決定的な隙を見せるリンク、これをダークリンクが見逃すはずはない。  
「死ね」  
冷たい一言を放つと、その手に持つ邪な気を帯びた暗剣をリンクの胸に突き立てる。  
深々と剣の刺さったその傷口から噴き出す血液がダークリンクとその周辺を真紅に染めあげていく。  
この荒廃した世界の中、唯一の希望であった時の勇者は心臓を貫かれついに絶命した。  
血に塗れた暗剣を引き抜きダークリンクはその場を立ち去る。狂気に満ちた凄絶な笑みを浮かべ…  
 
「ククク、よくやったぞ。貴様は本当によく働いてくれる。」  
力のトライフォースを悪用し大魔王となったガノンドロフが満足そうに言葉をこぼす。  
その元にひざまずいたダークリンクがたった今、行ってきた事を報告したようだ。  
そして自らの役目を終えると、まさしく影のようにフッ…とかき消える。  
「小僧は死んだ。これで賢者共は我が魔物達によって目覚めることはできない。あとは…」  
クリスタルのような結界に封じ込められた人物をちらりと見る。  
「時の賢者、そして知恵のトライフォース宿りし者ゼルダ。貴様だけだ。」  
シークとなってリンクを手助けしてきたゼルダだが、彼女もダークリンクによって捕らえられていた。  
その完全一致する容姿から見事に惑わされ、ついにはガノンドロフの手に堕ちた。  
 
「聞いただろう、小僧の死を。もはや助けてくれる者はいない   
 全てのトライフォースはいま我に集う。」  
凛とした表情を崩さないながらもゼルダは動揺を隠せない。  
「信じられぬ、という顔つきだな。だが、これが現実だ。」  
指をパチンと鳴らすとクリスタルの結界は消えてゼルダは解放される。もちろん逃がすためではない。  
ガノンドロフはゼルダの顎をつかみ顔を近くに寄せる。  
「ほう。今までは憎き敵としか見てはいなかったが  
 貴様、こうやって見るとなかなか美しいではないか。」  
「あなたにそんなことを言われても嬉しさなど微塵も感じません。」  
キッとそう言い放ち、目線を逸らす。  
「気の強いことだ。いつまでその様子でいられるかな…?」  
 
そう言うとガノンドロフはゼルダが着ている服を力任せに引き裂く。  
一瞬にしてその白く美しい肢体は晒された。かろうじて、胸だけは自らを抱くように両腕で覆い隠す。  
「くっ、無礼な!何をするのです!!」  
恥辱と恐怖に襲われながらも精一杯の声をあげる。  
「知れたこと。貴様を今ここで殺すのは存外たやすい。だが、それでは余りにもつまらん  
 少しばかり楽しませてもらうぞ。」  
ニヤリと薄ら笑いを浮かべると、胸を隠している細腕をつかみ強引に引き離した。  
「やめなさい!手を…放してっ!」  
必死の抵抗をしてはいるが、「力」を受け継いだガノンドロフにかなうはずもない。  
全身を舐め回すようにじっくりと見られる。視姦とでもいうのだろうか、あまりの辱めに涙がこぼれる。  
「ほぅ…これ程のものとは。ゲルドの女たちでもここまでの者はおらんかったわ  
 少しばかり、と言ったがこれは存分に楽しめる。」  
 
ハリの良く形の整った豊かな乳房。  
その先に色の薄いピンク色の乳首が重力に逆らいツンと上に向いている。  
それをガノンドロフは強烈に揉みしだく。  
「くふっ……あぁぁ………やめ…なさい…!」  
変形するほど激しく弄られ、するどい痛みで顔をゆがめる。  
「ふむ、ちと急ぎすぎたか。」  
そう言い放つと、先端をつまみさっきとは違うゆるやかな手つきでもてあそぶ。  
「ふあっ…あ……いや…っ…ぁぁ…」  
くすぐったさと抵抗を含めて身体をくねらせ、解放されようと必死に抗う。  
だが、ガノンドロフがそれを許さない。背後からがっしりと身体を固定しその様子を見て楽しんでいる。  
時にゆっくり、時に激しく…それを交互に繰り返され遊ばれる。  
 
(な…なに!?)  
ふと気づくと背中に何かこすれているようだ。  
それが何か見なくてもすぐに分かる。堅くなったガノンドロフの一物に違いない。  
嫌悪感に襲われながらも、この次に行われるであろうことが悪寒と共に頭の中をよぎる。  
強引になぶられ快感があるはずはない、むしろ「自分は今、犯されている」ことが不快極まりなかった。  
だがそれでも自らの意に反し生理反応として秘部がじわりと濡れていく。  
「ほう。少し刺激を加えただけなんだが、もうここまでとは…」  
「だ…だめっ……やめて…ぇ…」  
そんな言葉に耳を貸すはずも無く、指を使いくちゅくちゅと音を立ててかき回される。  
「うぁっ…はぁっ…はぁ…っ…」  
荒い呼吸になり、両足がガクガクと震える。  
「ふむ、これならもう十分だろう。」  
「あくっ…!」  
ズッと引き抜かれた指には、まとわりついたぬらぬらとした分泌液が光沢を放っていた。  
そのままガノンドロフは股間に手を伸ばして自らの一物を取り出し、ソコにあてがう。  
「ククク…さて、どんな声で鳴いてくれるかな…?」  
 
いきり立った怒張を一気に奥までねじ込まれる。  
「いやあああぁぁっ!!」  
極度の激痛に襲われてカッと目を見開き絶叫する。  
「おぉ…これは良い。これだ…この感覚、久しく忘れておったわ…」  
挿入が終わると、すぐに欲に任せ容赦なく腰を振る。  
「ああぁっ!あがぅっ!うああぁっ!」  
何度も何度も抜かれては鋭く突き上げられる。そのたびに、裂けるような痛みが走った。  
腰の動きが緩まるようなことは無く、むしろどんどん激しさを増していく。  
ずちゅっ、ずちゅっと卑猥な音を出して擦れ合い、分泌された愛液が足を伝わり零れ落ちる。  
衝撃に耐えようと知らず知らずと全身に力が入り、しだいに秘部の締め付けも強くなる。  
ともに刺激を与え合い、一段と運動が速まったその時、  
「ぐおっ、限界だ!出すぞ!」  
一物がさらに膨張しその先から濃く熱いものが注ぎ込まれ、それが止まらない。  
「ーーーーッ!!」  
歯を食いしばり声にならない悲鳴を上げる。  
 
ようやく放出しきり萎えた男根を引き出すと、後から男と女の混ざった粘液がゴポッと溢れでてくる。  
ガノンドロフの支えが無くなり、よろよろとふらつき力なく床に横たわる。  
「………リンク………」  
絶望の中、消え入るような声でこの世から葬り去られた思いの人の名ををつぶやく…  
 
――――――――  
 
神は勇者を捨て賢者を捨てハイラルを捨てた。  
全てを放棄した神に代わりその全てを手に入れたガノンドロフが魔神として降臨する。  
ハイラルの闇の歴史が今、始まる…  
 
 
 
―THE END―  
 

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