ムジュラの仮面を破壊して…それからハイラルに帰ろうと思ったが……。
「あ〜、また戻ってきちゃったのかぁ……。」
リンクのため息も何度目になっただろうか……。
「そういえば、このお面…まだ使ったことないけど……。」
リンクが目をつけたのはキータンのお面。
「噂ではキータンが人を化かすとか言うけど、本当なのかな?」
そうつぶやきお面をかぶったその時、近くの草が騒ぎ始めた。
「な、なんだ!?」
「ほっほ、つい姿を見せてしまったわい、かわいい小僧じゃないか。」
現れたのはしっぽが綺麗なきつね、キータンだ。
「もしかして、このお面を見て出てきたの?」
「そうじゃ、まさか人間の子供に狐が化かされるとは思わんかった。 ほっほ。」
キータンはなにやらリンクをじろじろとじっくり見始める。
「ふむ、年の割には良い体つきをしておるの、じゃが、男ならここも立派にせんといかんぞ。」
「へ…?」
リンクにはなんのことかさっぱりである。
「わかってないなら触って教えてやるぞい、ここじゃよ、ほっほ。」
そういうと、突然リンクに組み付いてリンクの股を触った。
「うわぁっ!? な、なにすんだよ!?」
「おやおや、やはり初めてじゃったか。 しかし、そうかまえんでも……。」
そういいながらキータンはリンクに近寄っていく。
「く、来るなって!」
「そういうな、体はちゃんと反応していたぞい。」
反応、と言う言葉が何を意味しているか、リンクにはまだわかるはずもなかった。
リンクには焦りと同時に不思議な好奇心が芽生えていた。
なんだかリンクはどきどきしていた。
「ん〜、立派な男になるなら通らなければいかん道じゃぞ?」
「今やったようなことしても何にもならないのに?」
「ほっほっほっほっほ! まだまだ幼いのう!」
「ばっ、馬鹿にしてんのか!?」
当然リンクは怒った。
「そう怒らんでもいいのにのう……。」
キータンは少し落ち込んでしまった様子。
「あ、えっと、言いすぎたよ、悪かった。」
リンクはそういいながらキータンに近づいた、その時。
「んわぁぁ!!!」
「捕まえたぞい、これ、そう力むな。」
その時、キータンの手はリンクの股を器用に触っていた。
「んぁぁっ…!」
急に体がびくんっっとはね、リンクは大の字に倒れてしまった。
「い、今、俺、どうなって……。」
突然体が勝手に動いて驚いた様子のリンク。 キータンが説明する。
「そう驚かんでもいい、さて、まだまだじゃ。」
キータンはまたリンクの股を触り始めた。
「あぁぁ…! んんっ…!」
最初は抵抗していたが、だんだんリンクは抵抗しなくなってきた。
「ほっほ、小僧、気持ちよくなってきたじゃろう?」
「あぁぁっ…っんはぁっ……、うん…気持ち…いいよ……。」
リンクはつい素直に答えてしまった。
「ほっほっほ、お前さんは素直で良い子じゃな。」
そういうと、キータンは手を止めた。
「あれ…? なんでやめちゃうの……?」
リンクはたずねた。
「ほっほ、そろそろ自分でやってみぃて。」
「じ、自分で!?」
「何を驚いておる? これは元々自分でやることじゃぞ? それから、服は全部脱いでおいたほうがいいじゃろう。」
「う、うん……。」
何故かキータンの言う事にリンクは納得した。 何故か、裏切ってはいけない気がした。
「えっと、これでいいのかな……。」
リンクは言われたとおりに全裸になった。
「ほっほっほ、かわいい金玉じゃ。 ほれ、自分で触ってみぃ。」
また言われたとおりに動いてみるリンク。
「んはぁ……、なんか…、ちんちんが変な感じしてきた……。」
射精の前兆である。
「いいんじゃよ、かまわず続けるのじゃ。」
「あぁぁ…はぁ…あっ…あぁぁぁっ!!!」
「お〜ぅ、出たのう〜。」
「な、なに今の・・・!?」
リンクは突然吹き出した精液が気になる様子である。
「ふむ、今吹き出したものには特にこれといった意味はあらんよ。 ただ、におうだけじゃよ、ほっほ。」
「そ、そっか……、確かに、言われてみると、くさいなぁ……。」
「まあ、なんじゃ、気持ちよかったじゃろうて。」
「あ…うん…気持ちよかった……。」
またリンクは素直に答えた。
「そうじゃなぁ、お前さんのようなかわいくて幼い小僧なら…。」
「え…?」
「よし、もっと気持ちよくなりたいならわしの里に来んか? 来て損はないと思うぞい。」
リンクは少し考えた。
このままハイラルに戻っても居場所がないし……。
「うん、じゃあ一緒に行く。」
「そうかそうか、大歓迎じゃぞい。 では、ついてくるがよいぞ。」
こうしてリンクは性を知っていくこととなった。
-FIN-