ちくしょうちくしょう、なんでこんなことに。
ミドナは歯を食いしばって自分を押さえつけている目の前の青年を睨みつけた。
青年の青い目はいっそ優しいと形容できるほど穏やかだったが
手首を捕らえている力はどうにもならないくらい強い。
「どうしたんだよリンク!はなせよ、はなせったら・・・ぅぐ・・・」
うるさいと言う代わりに口を口で塞ぐ。
もうこの衝動は止められないのだ。