ガノンを封印し、ともに旅を始めてからしばらくたった頃だった。
船の上での静かな夜。しかし海は気まぐれである。
曇りない空が広がっていると思いきや、それは嵐の前の静けさだったり。
巨大な海洋生物が出現することもある。
「ダイオクタが出たぞ!やろうども!!!アネキをまもれ!!」
海賊船の舵取り、ゴンゾが叫ぶ。部下たちは一斉に持ち場につき、
巨大なイカ・・・ダイオクタを撃退すべく準備に取り掛かる。
「ダメだ。大砲の弾がきれてやがる!」
海賊船には大砲以外にダイオクタを撃退するすべは無い。
「仕方ねぇ・・・ニコ!リンクを叩き起こして来い!!!」
「ヘ!?ヘ・・・ヘイ!アニキ!」
しばらくしてニコと緑の衣に身を包んだ少年。
魔王ガノンを封印した風の勇者、リンクが甲板へと上がってきた。
彼は弓矢やブーメランなどどこから持ってきたのか、様々な武器を持っている。
彼ならダイオクタの一匹くらい意図も容易く撃退できるだろう。
「ダイオクタ!?」
状況を一瞬で判断したリンクは、ダイオクタの黄色い大きな目へ弓を向ける。
一発
二発
矢がどんどんダイオクタの目を潰していく。
「後一つ!」
リンクの弓がダイオクタの残された目を狙う。
しかし・・・・
リンクを追い越し、人影が無謀にもダイオクタへと走る。
「テトラ!無茶だ!」
「五月蝿いね!アンタだけにいいカッコさせないよ!」
自分を心配してくれる少年に、少女はキツイ口調で言い返す。
透き通るような金髪。長い髪を上で纏め上げ、青い目を持つ少女。
女海賊テトラは短剣を構えダイオクタへと飛びかかろうとする。
「・・・・・・なっ!?」
迷いなく突き進むテトラの体が急に止まる。
「リンク!アンタ・・・・!!!」
テトラの視線の先のリンクは銀色に輝くの指揮棒。風のタクトを振り、唄を奏でている。
「テトラ。自分の寝室に戻れ!」
テトラはそれを拒否しようとしたが、タクトが奏でた「操りの唄」がそれを許さない。
「くぅ・・・リンク!後で覚えときな!」
寝室へ戻っていく少女を見て、リンクは、
(後で何されるかわからないな・・・・)
恐怖が浮かんできたが、今は目の前の敵を何とかすることに集中することにした。
リンクは船内を自分の寝床へと向かって音を立てないように歩いていく。
恐らく彼女は起きている。見つかったら何をされるかわからない。
これまでにもリンクは樽に詰め込まれぶっ飛ばされる。
光をまとった聖なる矢で打ち抜かれる。
などと中々悲惨な目にあっている。今回はどうなるか・・・・・
彼女の寝室の前をしのび足で通り過ぎようとする。
が、
二本の細い腕がリンクをつかみ、部屋へと引きずり込んだ。
テトラは乱暴掴んだリンクをベッドの上に叩きつける。
「早く操りの唄をときな!」
「へ?」
彼女は操りの唄を早く解け。と言った。
ありえない。もう唄はとっくに解いている。
「え・・もう唄はといて・・・ん!?」
全部言い終わる前にテトラの腕はリンクをきつく抱擁し、
リンクの口に唇を無理矢理押し付けていた。
「ん〜ん〜;」
口内にテトラの舌が入ってくる。抵抗出来ない・・・
抵抗する気持ちが小さくなっていく。
お互いの唇を離れたそれは、銀色の唾液の線をひき伸びる。
「アンタ・・・何やらせるのさ!!」
テトラは真っ赤になりリンクを睨む。
しかし言葉とは裏腹にその手はリンクの緑衣をゆっくり・・・
ゆっくりと脱がせていく。
「な・・テトラ・・・何を!?」
「アンタがやらせてるんでしょうが!」
そう言ってどなる少女の口はリンクのアレへと向かう。
キスだけで硬さを増してしまったアレはすでに何かを求め悲鳴を上げている。
「こんなに・・・大きく・・・・はむ。」
テトラの口はソレへと直行し、何の躊躇いも無く咥える。
「うぁ!?」
リンクを幼い彼にはわけのわからない感覚が襲う。
彼女の舌は容赦無くリンクのソレを襲う。
「んっ、ちゅ……。むあっ、むぷっ、むーっ……」
先端に舐め上げ、次に幹を舐め上げ、頬張り、顔を上下に移動させる。
「ふ・・ぁ・・・テトラ・・・」
わけのわからない快感にリンクはビクビクと身を震わせる。
体が熱くなっている。
「あ・・・ぁぁぁ!?」
次の瞬間。リンクのソレから何か熱いものが溢れ出る。
「むぁ・・・・・・ん・・んん・・」
テトラはやはり躊躇うことなく、それをゴクゴクと飲み込んでいく。
先端を2、3度吸い。残ったものも吸い取る。
「私・・・もう耐えられない・・・・」
彼女は服を脱いだ。すべて。少年にはそれが何を意味するか理解出来なかった。