…大地の神殿…
そこは、大地の賢者が勇者のマスターソードのために祈りを捧げる場所。
大地の神殿攻略を終えたリンクとメドリが、賢者の祈りの間にやってきた。
賢者の後継者であるメドリはここで、マスターソードのために、先代の賢者を継いで祈りを捧げなければならないのだが…
リンクは床に描かれた紋章の中心にマスターソードを突き刺した。
「それで…メドリ、これからどうすればいいか分かるの?」
メドリは静かにうなずいた。
「はい…祈りについては全て、賢者様のお告げで聞いています。」
「どうするの?」
リンクは、マスターソードに生気を取り戻す方法を知らなかった。メドリの指示に従うしかない。
「はい…リンクさん…」
「?」
メドリは顔を赤くした。
「えっ…な、何? 何するの?」
リンクはメドリに指示され、仁王立ちに真っ直ぐに立った。お世辞にも、威厳がある格好とはいえなかったが、一応『勇者』っぽく立ってみている。メドリはリンクの前にかがんだ。リンクはメドリが何をするのか分からなかったが…
突然、メドリがリンクのズボンを下ろした。
「わぁっ!?」
下半身を露にされたリンク。リンクにはその状況が理解できない。だが、メドリは驚くほど冷静だった。
「リンクさん…我慢してください…少しだけですから…」
一体何を我慢するのか、リンクは分からなかった。だが、儀式のためなのかと思い、異論は唱えない。
「あっ…あぅぁ…」
リンクは今、『祈りをささげる』ということで信じられないことをされている。
「んっ…んく…んゥ…」
メドリに急所を咥えられているのだ。
「あっ…あぁ…や、やめ…だめ…ぇ…」
リンクはビクビクしながらその儀式を受けた。本当は、快感に勝る恐怖で逃げ出したいくらいの気持ちだったリンクだが、しかし、それを行っているメドリは真剣そのもの。だが行為はなかなかのもので、リンクのものはあっという間に固くなっている。
「や……あぁ……。」
体の疼きが止まらない。リンクはもう我慢できなかった。
「あっ…あ…あっ、あ! あぁぁぁぁぁっ!!?」
リンクは果ててしまった。
メドリの口の中に存分に放出し、メドリに口を離されるなり、へろへろと膝をつき、地面に手をついてしまった。
「リンクさん…」
メドリは口の中に出されたものを飲み込んだ。
「…これで…大丈夫です…マスターソードに生気が戻りました……しかし…まだ…」
リンクは話を聞いているのかいないのか、なぜか苦しそうにしゃがみこんだままだ。
…それからリンクは、何度と無くそれを夢に見、その度に夢精してしまった。
決して悪いことではない。しかしリンクにとってはある種のトラウマとなってしまったのだった。
それで…風の神殿
「リンクサマ、どうなされたのデスか?」
風の賢者であるマコレに何度と無く呼びかけられた。
事実、風の神殿の攻略は全くはかどっていない。
(…儀式…やるんだよなぁ…怖いなぁ…マコレにされるのかなぁ…)
やがてリンクは、時間を必要以上にかけながらも、神殿のボスであるカーレ・デモスを撃破した。
「リンクサマ、早速祈りの儀式を!」
リンクの恐怖の時間が近づいてくる。
………………それで、どうなったかはご想像に