薬屋が暇な店番をしていると、馴染みの客…緑色の剣士がやって来た。
「…にいさん、精力剤を…」
緑色の剣士はげっそりとした顔でぼうっと立っている。
「おいおい、大丈夫かい?この間も買ってたけど」
薬屋の若い男は、客の男…リンクに注意を促す。
「薬ってのは飲み過ぎるとそのうち効かなくなるんだよ」
「…薬を飲まなければ…死ぬ…」
緑色の剣士、リンクはげっそりとした顔で言った。
「…中毒か?」
「いや…違う…その…毎日女の子に会う度に…」
「鍛えるのは剣だけにしておけ」
「…いや…のろけに聞こえるかもしれないが…」
「妖精クンは7年前に私をお嫁さんにするって約束したもの…」
「ゾーラのサファイアをもって契を交わしたこと…よもや忘れたとは言わせぬぞ?」
「…リンク、私たちはハイラルをともに救った仲でしょう…」
「ボーヤ、「いいこと」まだしてなかったねぇ?」
「なんでぇなんでぇ!このダルニアとの友情はそんじょそこらの女には破れねぇゴロ!」
「…リンク…」
「ってわけでさ」
「ゴロン族までか…」