「ねぇ、お姫様。妖精クンを私にゆずってくれないかな」
「却下しますぐっ!」
ゼルダの腹に、重い衝撃が走る。マロンは氷のような目でゼルダを見つめた。
「ただの田舎娘だと思って甘く見てた?」
「…うぐっ…はぁ、はぁ…何を!」
ゼルダはそういいながら、マロンをにらみ付ける。マロンは拳を解いてへらへらと笑う。
「だからね、妖精クンを諦めてくれたら私もこんなことはしないですむの」
「時の勇者リンクを、あなたのような田舎者にわたす…?」
ゼルダは失笑する。
「何がおかしいのよ!」
「いえ、リンクが肥溜め臭い女をいやがったりしないかと思っただけですよ」
マロンは憎々しげにゼルダを見つめるが、やがてその表情は悦楽へと染まっていく。
「…そうだ、こんなお姫様ですもの。せっかくだし…この牧場で遊んでいかない?」
「遠慮させていただき…あっ、痛い痛い痛い痛い!」
「そんなこと言わずに!歓迎致しますから」
マロンは表面上こそ優しかったが、右手でゼルダの局部をひねりあげている。
「ね?」
生まれてこの方殴られたことすらないゼルダは、それに逆らうことは出来なかった。
「妖精クンをゆずってくれる気になったらいつでも言ってね」
マロンはそういうと、