「うっ……ど、どうしてこんな魔物たちが……」  
 
サリアは森の聖域で、おぞましい蔓触手たちに捕らわれていた。  
 
彼女はこの森の聖域によく訪れ、オカリナを奏でることを楽しみにしていた。  
普段はこんな魔物たちに襲われることなどない。彼女にとっては予想もしていない事態だった。  
 
彼女は知らなかった。このハイラルが今、恐ろしい大魔王の手によって侵されつつあることを。  
デグの樹様の亡き今、閉鎖された森の中にクラス彼女やコキリ族たちに、外の世界から襲ってくる危機を知る術がなかったのだ。  
この森の聖域も魔物たちの侵攻が進んでおり、もはや夜の出歩きなど危険なほどの魔の巣窟と化している。  
 
 
サリアは触手に捕らわれ、高い木の上まで吊り上げられた。  
下手にもがいて脱出しても、たちまち木から落ちてしまうだろう。  
逃げられない……サリアはもう、触手たちの思うがままだ。  
 
触手たちは執拗にサリアの身体を撫でまわした。  
どうやら、サリアの身体を傷つけるつもりはないようだ。  
痛くはない、くすぐったくもない。粘膜の光る触手の感触は、ただひたすらに嫌悪感だった。  
触手がサリアの頬を舐めるように撫でまわす。服の中にもぐりこみ、粘膜で汚しながら柔らかな肌を触れ回る。  
 
逃げたい、でも、逃げられない。  
例え拘束から逃れたところで、命は助からないだろうし、触手たちは時間と共にサリアをとりこんで、身体をはなすまいと巻きついてくる。  
その上、思わず叫び声をあげそうになった口に、触手の一本が勢いよく潜り込んできたせいで、もはや助けを呼ぶことも、舌を噛むことさえもできなくなってしまった。  
 
絶望的な状況の中、触手たちの執拗な愛撫が刻一刻と、サリアの心を削っていく。  
もう逃げ道は見つからない。全身はぬるぬるして、触手が這いずり回って気持ちが悪い。  
 
サリアの心は次第に弱り、身体に入る力がなくなってきた。  
すると触手はその隙をついてか、服の奥まで潜り込んで、彼女の腰をまさぐりはじめた。  
「ウッ!」  
触手を噛まされて声がくぐもったが、サリアは悲鳴をあげたくなった。触手が、自分の性器を撫でまわすのだ。  
まだ未熟な性器の割れ目を触手が撫でまわし、粘液を塗りつけ、そのうえ割目をまさぐり奥の敏感なところまで触れ回る。  
誰にも触らせたことなんてない場所だというのに。あのリンクにさえも。それが、こんなきもちわるい触手に弄ばれているのだ。  
(だめ……だめ……だめぇぇっ!!!)  
サリアは触手が身体の中に入ってくるのを感じた。割目をかきわけ、膣の中まで潜り込んできたのだ。  
触手は男性器とおなじくらいの太さがある。まだなにひとつ入れたことのない膣内に無遠慮に入ってくる触手は、粘液を帯びているとはいえ慣れないきつい膣に激しい拡張感を与え、サリアを悶えさせる。  
 
恥ずかしいところがめんいっぱい拡がり、奥を激しく突きまわす。幼いサリアには容赦がなさすぎる。サリアの心はみるみる砕かれ、次第に目が虚ろになってくる。  
どうすればいいのか、何もわからない。必死で考えようとしても、触手のピストンが内臓を突き上げる衝撃が、頭の中を真っ白にしてしまうのだ。  
膣の中を堪能する触手が次第に熱をおび、激しく脈を打ちはじめた。サリアは本能的に、危機感と恐怖を覚えたが、もはやどうすることもできない。  
やめて! 助けて、リンク!  
心の中で叫んだが、その声を聞き届ける者はいない。  
 
彼女の中で触手は激しく痙攣し、やがてその中で勢いよく爆ぜた。  
先端から大量の粘液を吹き出し、膣内を満たしていく。触手がきつく詰まった膣は狭く、液体は外へ漏れ出して来ずにサリアの中へと溜まり、さらに奥へと流れ込んで腹部が膨らんできた。  
信じられない量の液体が、サリアの子宮に溜まり、腹を膨らませた。その幼い身体からは想像もつかないほどに膨張していき、まるで臨月の妊婦のようだ。  
それと同時に、口を封じていた触手も粘液を噴きだしてくる。そこから出た液体は抵抗のできないサリアの喉奥まで流れ込み、胃を乱暴に満たした。  
サリアをとりまく触手たちも一斉に粘液を放出し、サリアの全身をドロドロに汚していく。身も、心も。  
やがて、膣内を満喫しきった触手が、勢いよく引き抜かれた。それに合わせて、胎内に留まっていた粘液が、サリアの膣内から大量に噴きだされる。  
あまりにもみじめな自分。もう、リンクに見てもらいたくもない。  
 
サリアは、もう、なにも考えることが出来なくなってきた。そしてサリアの両腕が項垂れた瞬間、今度は複数の触手が一気にサリアの膣へと殺到し、サリアのそこを勢いよくこじ開けていった……  
 
 
 
サリアはとても長い間、触手たちに捕らわれて犯され続けた。  
触手に飲まされる粘液で、飢え死にもしない。ただその場に捕らわれ、ひたすらに膣に潜り込まれ、粘液を子宮に蓄えさせられ続けたのだ。  
ぶら下がったまま、腹は溜まった粘液で醜く膨れ上がり、触手たちの苗床にされていた。  
 
サリアの目からは完全に生気が失せ、この地獄から逃れる術もなく、ぐったりと項垂れるままだった。  
もうこの地獄から逃れる術などない。サリアはまるで意識のない塊のようになって、触手の一部のように捕らわれていた。  
もう、永久にこのままなのだろうか。そんなことさえ頭に浮かばなくなったサリアの耳に、突然に、聞きなれた声が聞こえてくる。  
 
「サリア!」  
サリアはわずかに残った意識で頭をあげた。懐かしい声。そこには、妙に大人びた想い人の姿があった。  
 
 

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