ずぢゅっ、じゅるっ、じゅぶっ……。
カリ首の回りにねっとりと舌を這わせ、同時に蔭嚢をもみあげる。
紫穂が他の2人の目を盗んで強引に皆本を連れ込んだ先は、男子トイレ。
施錠された個室内でふたを下ろした便座の上に皆本を腰掛けさせ、口淫に及んでいたのだった。
ちゅうちゅうと、まるでアイスのように吸いたてられる皆本のペニス。
嬉しそうにペニスを小さな口いっぱいに頬張る紫穂の姿を見て、
声が漏れないように口を押さえていた皆本はゆっくりと口から手を放して、問いかけた。
「っ……なぁ、ヘンなことを聞くけど――」
と、皆本が言い出した瞬間に言葉を遮るようにペニスから口を離して上目遣いに見上げる紫穂。
彼女は、超度(レベル)7のサイコメトラーである。
皆本の問いかけをフェラチオ中のペニスから読み取ったのだ。
唾液と先走りでべとべとの口のまわりを拭いもせず、片手でゆるゆるとペニスを弄ぶ。
「――――ええ。とっても、おいしいわよ……?」
言葉と同時に舌を出すと唇の汚れをはしたなくぺろりと舐めとり、オトナの笑みを浮かべてみせた。
本気を出せばすぐに止めさせられる行為。
――なのに、皆本はまるで金縛りにでもあったように、紫穂の行為を黙認し続けるのであった…。
おわり