【絶対可憐チルドレン 18th Sence.美しき獲物たち(3)Another SIde】  
 
空腹になるほどに、獣としての能力が高まる犬神初音の獣化能力。  
しかし、空腹と共に理性も削れていくという欠点があった。  
本能のままに「宝物」と認識した皆本を連れ去る初音。  
唐突に始まった、一人の男を賭けての人VS狼のチェイス。  
 
──身体を取り戻した薫の、皆本への執着の格の違いを見せつける一喝、  
──更にウサギに意識を移した明が「喰われる」ことで尊い犠牲を払い、  
──結果として獣の初音は薫との上下関係を認識し、とりあえず一件落着──  
 
……したのだが。  
『宝物は埋める』という獣の習性に従って、皆本は首まで地中に埋められてしまっていた。  
片方だけのスニーカーや、薄汚れた野球のボールと同列になって地面から顔を出す皆本。  
 
「……出して!!」  
 
自らの不憫さを内心で嘆きつつ、疲れ切った表情で同じ境遇の明に助けを求める。  
「……あ、はいっ、すぐに掘り出しますんで!」  
慌てて駆け寄ろうとする明。その肩を──薫が、引き止めた。  
振り返る明に、邪悪な笑みを浮かべる。  
 
「……っ!?」  
「掘り出すのは葵が来てからでいーじゃん?  
 道具もないあたしたちじゃあ掘れる深さもタカが知れてるしさー」  
 
言っていることは筋が通っている。  
確かに、瞬間移動能力者(テレポーター)を待ってからの方が効率は遥かに良い。  
……だが、明はその言葉を信用することが出来なかった。  
薫から感じられる獣臭。  
──それは、獲物を前にした初音と変わらないモノだったからである。  
 
「初音! こいつを押さえ込んどけ! 好きにしちゃっていーから!」  
「判ッタ、姐サン!!」  
いつのまにか随分と親しげな舎弟関係を築いていた初音が、薫の行動を危ぶむ明を押し倒す。  
ガウウッ、と吠え声をあげて組み倒すと、そのままズボンを引き裂いてペニスを口に含んだ。  
「〜〜っ!? うあッ……!」  
「ハァ、ハァ──ッ、んッ、じゅぷ、ンッ……」  
 
一心不乱に明を責めたてる初音の姿を満足気に見やってから、薫はぐるうりと皆本の方を振り向く。  
皆本の顔色は目の前の光景にすっかり青ざめてしまっていた。  
『手も足も出ない』とは正にこのことである。  
 
「イイ格好じゃあねぇか、皆本さんよォ〜……?」  
下卑た視線で皆本の顔を睨め回す薫。その瞳は復讐に燃えていた。  
 
「……か、薫! 話せば、話せば判る!! だから早まるなっ……!」  
「ふ、ふふふふふ……! 今更遅──いっ!!」  
 
薫はついさっき皆本に『僕の相手をするにはまだ早い』と言われたことを根に持っていた。  
恋する(?)少女は、そういうデリカシーのない発言に敏感なのである。  
 
皆本の頭の上で仁王立ちをすると、視線を見下すように受け止める薫。  
突然、躊躇なくベルトを抜き取り、ジッパーを下ろし始める。  
そして靴を履いたままの足からショートパンツを抜きさって投げ捨てると下半身ショーツ一枚になり、  
うやうやしい手つきで皆本の眼鏡を外すと──そのまま、皆本の顔面に腰を下ろした。  
 
むぎゅうっっ……!  
 
「むぐぅ────ッ!?」  
首から上しか動かせない皆本に、逃げる術があろうはずもなく。  
真正面から、薫のお尻に腰掛けられる形になってしまった。  
少女特有の甘い体臭に、ほのかな汗のにおいが皆本の鼻孔を通り抜ける。  
──といっても、鼻と口を一度に塞がれた皆本にそれを感じている暇はなかったのだが。  
 
「顔面騎乗っての? いっぺんやってみたかったんだよなー!」  
 
ケケケ、と笑いながら、皆本の鼻面に秘所を押しつける薫。  
割れ目がちょうど鼻で刺激され、苦しむ皆本の熱い息がお尻に吹きかかる。  
「んあっ! あんっ……! もー、皆本、暴れんなよーっ♪」  
その暴れ方が純粋な苦しみから来ているものだということを理解せずに腰を動かす。  
やがてショーツの股布の部分には楕円形のシミが広がり、薫の昂りを示していった。  
 
「んゥ……っ」  
刺激が足りなくなったのか、皆本の顔から腰を上げる薫。  
くちゅ…、と、皆本の鼻とショーツのシミの中心に透明の糸が引いた。  
「……やっぱりさ、直接──の方が、イイよな…っ?」  
ドキドキと高鳴る胸を押さえて、濡れたショーツを脱いで足首に絡ませる。  
無毛の割れ目に指をあてがうと、愛液が皆本の顔にとろりと滴り落ちた。  
 
「うっわ、スッゲー濡れてる……。ヤベ、これクセになりそう……っ」  
 
皆本を好きにしている(ある意味普段からそうではあるが)という感覚が、  
薫の背筋にゾクゾクと新しい快楽を込み上げさせる。  
脚を更に大きく開き、更に深く快楽を得るために陰唇を指で広げる。  
クリトリスの包皮も自分から剥き──、  
「……じゃあ、イくぞ皆本っ……!」  
言葉と同時に淫汁の湧き出る性器を、再び皆本の顔面に押しつけた。  
 
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そうしている間中ずっと、薫の股下で  
「はーっ、はーっ、はーっ……!!」  
と、必死に酸素を肺の中に取り込んでいた皆本の姿があったのだが、  
昂りのせいで薫の眼には微塵も入っていなかった──。  
 
哀れ、皆本。  
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「あんっ、ンっ、ふぁっ! 皆本っ、皆本ぉっ!」  
 
ぐちゅぐちゅと愛液を飛沫かせながら、皆本の顔に股間を擦りつけて喘ぐ薫。  
完全に感極まったのか、愛しげに皆本の名前を連呼する。  
両手は野外活動用の制服の上から自分の胸を揉みしだき、しわを寄せていく。  
 
ショーツの様に生地で覆われているわけではないので皆本も呼吸は出来るのだが、  
今度は直接愛液が垂れ落ちてくるので黙っていると口から鼻から入ってきてしまう。  
──結果、皆本は薫の秘部を口で愛撫しながら息をするしかないという状況に陥ってしまっていた。  
 
鼻の頂点にクリトリスを押しつけられ、潤った秘唇が口唇と触れ合う。  
皆本の伸ばす舌は、皆本の自由にならない。  
薫が上下左右に腰を振るのを追うように舌を這わせ、とめどなく分泌される愛液を啜る。  
ずじゅるっ、じゅぷっ、じゅぱっ……!  
 
「あひッ、うぁっ! あうっ、皆本っ、尻……舐めるなよぉ……っ! ひぁっ!?」  
 
舐めることを強制され続ける舌は、必然的にやがて薫のお尻の穴にも触れることになる。  
愛液と唾液でヌラヌラと光る舌先は簡単に窄まりに埋没し、薫の腰の動きで出し入れが繰り返された。  
「んぐ、んむぅっ!?」  
腰を動かしているのは薫なのだから自分に責はない──と釈明したい皆本だったが、  
しきりに秘所を擦りつけられては声も出せない。  
鼻息を荒くして必死に呼吸を繰り返しながらも、薫に奉仕するしかないのであった。  
 
「ひぁっ、うっ……! ン…あっ、あうぅっ!」  
皆本の後頭部を手で押さえつけ、更に強く快感を求める薫。  
秘部から溢れた愛液は皆本の顔中をまんべんなく濡らし、  
返す刀で濡れていない蟻の門渡りを、お尻の穴を湿らせて滑りを良くする。  
「あううっ! な、なんかぁ……、尻まで、ンっ……気持ちよくなって……っっ」  
 
ぐぢゅっ、ぐぢゅっ、ぐぢゅっ、ぐぢゅぐぢゅっ──!!  
 
「んぐぐぐぐっ────!?」  
擦りつける、というよりも摩擦熱で火が出てしまいそうな勢いで、薫は自慰に耽る。  
股の下で苦しむ皆本が必死に伸ばす口唇と舌に性器を当てて、雌猫のように喚いた。  
「あ、ひぁっ、ひぃっ、イ、イキそっ……」  
 
薫がガクガクと全身を震わせる。  
だが、擦りつけているだけでは決定的な快感が足りない。  
イキそうには幾度もなるのだが、最後の一押しが欠けていた。  
それでも薫の腰の動きは止まず、皆本は酸欠症状を起こしかける。  
「────っ、っっ──!!」  
 
下手をしたらここで窒息死である。  
最悪極まりない最期を予感して、顔色が青を通り越して白くなる皆本。  
 
そのとき、奇跡が起こった。  
呼吸の出来なくなった皆本が脱力し、がくっ──、と口を開けた瞬間。  
薫の動きと、その開口が連動した。  
皆本の歯がちょうど薫のクリトリスに、まるで削ぎ取るように触れたのである。  
 
ガリ……ィィッ……!! ────ビクンッ!!  
「ひぎ──ィっ!?」  
 
──それは、強い刺激。  
イクにイケないでいた薫の意識を一気に忘我まで追い込む一撃。  
「あ…………っ、う、ぁぁっ────!!」  
遠くまで響きわたる嬌声をあげて、絶頂する薫。  
皆本の後頭部を爪を立てるほどに強く掴み、最後にと擦りつける。  
ぶびゅ、ぶしゅっ……! と、開いた皆本の口の中に潮が吹かれた。  
「は……ぁん…………、はぁ……」  
 
緩みきった表情で、薫は快楽の余韻に浸る。  
下半身丸出しで屋外に居るということに改めて気付き感じる背徳的な感覚も、一つのエッセンスだった。  
「はー……、サイコー…………」  
──と。それまで緩んだ笑顔を見せていた薫の表情が、いきなり固くなる。  
もじもじと腰を落ち着きなく動かし、周囲を見渡す。  
 
「……──っ!?」  
 
ぶるぶるっ……、と背筋を震わせる悪寒。  
それは間違いなく、尿意であった。  
周囲を見渡してもトイレなどある筈もなく、また、脱ぎ捨てたショートパンツは遠い。  
あまつさえ、葵たちが歩み来る話し声さえも聞こえてきた。  
 
「ま、マズ……っ!」  
薫の背中を脂汗がつたう。  
皆本との性行為ならばまだいくらでも見せつけてやろうという気にもなる。  
だが、さすがの薫(オヤジモード)でも、野小便を見られることには羞恥心が勝った。  
その辺に隠れて用をたしたとしても──、確実に見切られるに違いない。  
 
「────ゲホッ、げほ!!」  
薫がそうして切羽詰まって逡巡している中で、皆本がようやく生還を果たす。  
未だ薫の小さな尻に乗られたままではあったが、動かないのでようやく呼吸が出来るようになっていたのだ。  
ゲホゲホとえづく皆本。  
 
──その、ぽっかりと開いた口を見て。  
 
これしかない、と。薫は直感する。  
足音は近くまで来ている。やるなら今しかない、とも。  
 
少しだけ皆本の顔から腰をあげて中腰で固定する。  
──そうすると、おあつらえ向きに皆本は更に大きく口を開けてハァハァと息をし出した。  
まだ愛液でねっとりとしている秘唇を指で広げ、尿道口を剥き出しにする。  
そして下腹に力を入れて──、  
「なぁ、皆本…………」  
「ゲホ、ゲホ……ッ、な、何だ、かお────」  
 
「────飲め」  
 
「がぼごぼげぼごぼっ!?」  
『薫』と皆本が言う暇もなく、解き放たれる緊張。  
窒息の危機から脱した男は、次なる責め苦──溺死の危機に晒されることとなる。  
嚥下するように念動力で口を強制的に広げられ、じょぼじょぼと注がれ。器官に入って逆流し。  
薫の膀胱がカラになるまで、その地獄は続いたのであった。  
 
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程なくして。  
 
「皆本さん、薫ちゃんっ!?」  
「二人とも無事か────っ!?」  
息を切らせて葵と紫穂、桐壺、そして連絡を受けた朧が辿り着いて見たものは。  
顔色をつやつやとさせた初音と、下半身に破かれたズボンを巻き付けて体育座りでさめざめと泣く明。  
──そして、  
 
すっきりした様子で素知らぬ顔をしている薫と、  
地面から首だけ出したままでズタボロになって気絶した皆本の姿であった。  
 
 
 
余談ではあるが。  
掘り出されて介抱された皆本は、一切の出来事を忘れていたという。  
人間、自我を保つためには忘れた方が良いこともあるもので……?  
 
 
おわり  
 
 

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