謎の巨大生物の正体を明らかにすべく獣化した初音とそれに掴まる明。
だが正体は全裸の巨大谷崎というある意味最凶最悪なものだった――。
「明、あれ何か嫌…」
「言うな…俺だって嫌だ」
皆同じような感想を持ちそうな話をしながら、初音は体に違和感を覚える。
『何だろコレ…また…?』
掴まってる明は意図していないが初音にとってはかなり際どいとこを触れている。
変身して感覚が敏感になっている初音に微妙なむず痒さを生じさせ、力が抜け…森に墜落した。
「いてて…初音、どうかしたのか?」
「…あき、らぁ…」
そう目を潤ませ、顔を赤らめて苦しそうに息をしているその表情は、発情している事を如実に表していた。
そして、その対処法も解決法も1つしか無い事も明は充分理解していた。
『おいおい…ここは外っつーか森だぞ!? 誰かに見られたらどうすんだ!』
さすがに一般常識的にも法的にも少年誌的にもマズい事に発展してはいけないと思い、止めようと急いで声をかける。パンツ一丁でも充分マズいというのに。
「は、初音!? さすがに外はマズいっつーか今はダメだ!」
裏返った声で止めるが、もう手遅れだった。
四つんばいになり近寄ってきた初音によりパンツは呆気なくはぎ取られる。
窮屈な所に閉じ込められていた息子は勢い良く飛び出し、躊躇無く銜え込む。
「ん…っふ、んん…」
技も何もなくただ無心に舌を使い頭を上下させる。
だが、明の性感帯も何もかもを知り尽くしてる為に、自然と舌は悦ばせる動きになっていた。
「初音…っ、やめ、ろっ…て…!」
必死に頭を抑えて止めるが、その手に力が入らず添えるだけになっていた。
初音はこのもどかしさから解放されたいのか服をめくり自ら胸を弄りだす。そんな姿を見て健全な男子が長持ちする訳もなく―。
「っああっ…!」
「っん!? っあ、ん…」
口の中に出された生ぬるい精液を飲み干す。だが当然、初音がそれだけで満足できる訳もなかった。
「…明…ちょうだい?」
「……分かったよ」
木に手を付かせ尻を出させる、いわゆる立ちバックの体位をとり、早くも復活した息子を突き入れた。
「ああっ!いい、明ぁもっとぉ!」
「…っキツいな…!」
激しく狂い泣く初音は締め付けも普段以上にキツくなっていた。木の皮に思い切り爪を立てる。
出し入れの度にねちゃねちゃという音が洩れ、糸を引く。愛液は太ももを伝い足首にまで届いていた。
「っあん、明、良い、よお…!」
「俺も、もうそろそろ、出、る…」
「…っん、来て!ちょうだい、あきらっ…!」
そう言うと自ら腰を振り催促をする。そしてその催促にすぐに答えるように、限界を突破した。
「あ、出…っあぁ…っ!」
「ああああ!いっちゃ、いっちゃう!!おく、おくまで、あつ、いよぉ…」
――さて、情事中に見つからなくて幸いだったがこの匂いと服とかどうすっかな…夏とはいえパンツ一丁で夕方過ごすのは寒いし。
初音は終わってすぐに寝ちまうし…こっちの苦労も考えろよ。そんな事を思っても幸せそうな寝顔を見て苦労を帳消しにしちまう俺も俺か。
…撫でてみようかな。
「明クーン、初音クーン!!」
み、皆本さん!?
あの人なら鈍いから気付く確率低くなる…かも。
「皆本さん!」
「無事だったか!早速葵を呼んでバンガローに帰ろう!」
「い、いや!初音起こして帰りますから大丈夫です!」
「…そうかい?というかそこの明らかに何かを隠したような葉っぱの山は…」
「き、気のせいですよ!さっさと戻りましょう!!」