季節は夏から秋への変わり目で、爽やかな風が吹き抜けてゆく。  
まだ紅葉には早い。が、露天風呂から見える山間の木々は、少し色づき始め…トンボや虫の声が秋の近づ  
きを感じさせる。暖かいお湯、そして美しくさわやかな景観。  
だったらみんなもっと…そう、健全なおしゃべりに花を咲かせてればいいはずでしょ?  
なのに。  
「うーん、可符香のおっぱいってプニプニだねー。」  
「えへへー。でも晴美ちゃんのおっぱいだってまんまるで柔らかいよ。」  
「マリアノハー?」  
「ちっちゃいねー。」  
「こら可符香そんな…」  
「やだなあ、ちっちゃいって褒めたんだよ。ちっちゃいと感度とかすごくいいらしいし。」  
まーったく…。  
なんでこの子たちは「普通の」「人並みな」会話や行動が出来ないんだろ?  
私なんか「人並みじゃないように、平凡にならないように」って心がけていても、普通の平均的な言動  
になっちゃうってのに。  
 
私達は今、連休を利用し1泊2日の予定でこの山あいの露天風呂のある宿を訪れてます。  
絶対ついてくる筈のない霧ちゃんまで来てる(裸で脱衣所に篭りっきりだけど)のには―――つまりこ  
んな風に女の子たちだけで旅行にくる事になったのには、成り行きとかいきさつが色々とあるの。  
でも、めんどいから略しちゃうね。  
あ、それと、まといちゃんだけは来てないから、念のため。  
 
話を戻すと、私たちの今いる露天風呂、すっごく景色いい。柵とか景色を遮るもの、何もないしね。  
ちなみに皆さん、こういうシチュエーションでの露天風呂って言うと、当然混浴を想像するんでしょ?  
けど残念でした、私たちの今入っているお風呂は混浴じゃありませーん。  
いくら最近の女子高生でも、やっぱ混浴のお風呂で男の人の目の前で素っ裸ってのは恥ずかしいよ。  
 
でも、とりあえずここは女湯。それに男湯は、今は誰も入ってない。  
だもんで、男が居ない安心感からか、タオル手拭いその他身体を隠すもの一切を洗い場に置いて来て、  
すっぽんぽんで入ってる。女湯も今はもう他に誰もいなくなっちゃって、事実上の貸しきり状態なの。  
で、なんか、いつの間にか『おっぱいの比べっこ、触りっこ』になっちゃった…。  
「マリアオッパイチッチャイ、ホメラレター。ワー、カエレオッパイオッキーネー。」  
「ほんとね。カエレちゃんやっぱ、日本人離れしてる体型よね…なんでこんなおっぱいおっきいの?」  
「やっぱあっちの国にいると成長期の栄養とか違うんでしょうね…ほら、すっごい、こんななの。」  
「ふふ、どう?好きに触って。まぁ日本で私の胸にかなう娘はいない…こら乳首つまむのは駄目っ!」  
…なんなんだこれ。  
でも、おっぱいって色々だなあ。女の子の体つきって色々なんだなあ。  
 
カエレちゃんはなんか、白人モデルみたいだ。  
遺伝子は同じ日本人の筈なのにね…おっぱいとにかく大きい。腰のくびれも半端じゃない。脚はすらっと  
細く長い。アソコの毛は…さすがに染めてない。髪の毛の金髪と、アンダーヘアの漆黒が対照的だ。  
可符香は、体つきは平均的かな。  
夏にプール行きまくったせいで、腕や脚、顔は小麦色、水着の下だった部分は肌色だ。日焼け跡はとても  
くっきりしてて、まるで肌色のスクール水着を着てるみたい。お尻がちっちゃくてうらやましい。  
おっぱいは円錐形。ピンクの乳首がちょっと上を向いている。  
あびるちゃんはいいプロポーション。  
包帯も絆創膏も外してる。今身に着けてるものは眼帯と左腕のギプスだけ。傷や痣が目立つなぁ…。  
おっぱいは大きさは普通で、先っぽは肌色に近いピンク。肌と乳輪にはっきりした境目がない。右のおっ  
ぱいの下側が、大きな古い傷になってる。小型の肉食獣に噛みちぎられたような。なんだろあれ。  
きっちりちゃんは、やっぱり全身きっちりしてる。  
贅肉なんてまったくない。腋の下つるつる、下の毛も丹念に生え際をお手入れしてるようだ。  
乳首はつんと飛び出てる。乳輪はコンパスで描いたみたいな完璧な円形だ。  
 
マリアは、南方系人種特有の、地黒な肌の女の子の裸体だ。  
幼女体型。腰のくびれもほとんどない、おっぱいはちっちゃい。乳首は黒い。  
アソコに毛は生えてない…縦筋があるだけ。剃ってるんじゃなくって、まだ生えてきてないらしい。  
てか、彼女ホントは何歳なの?なんか身体つきだけ見ると、どうしても12歳より前なんだけど…。  
晴海ちゃんはけっこう着やせするみたい。  
こうして裸になると、かなりボリュームのあるムチッとした体型をしてる。太ももなんかハムみたいでお  
いしそう、お尻も肉付きがよくって、歩くとぷるんぷるんよく揺れる。  
おっぱいはドーム型で可符香の円錐形と好対照。乳首は少し陥没気味。アソコの毛の生え方は縦長だ。  
芽留ちゃんは、マリアほどではないが、やっぱり幼女体型だ。  
寸胴の身体つき、お尻も子供のお尻みたい。恥毛は一応、申し訳程度に生えてる。  
おっぱいももちろんちっちゃい。マリアのは直径自体が小さいんだけど、この娘のは裾野は広くて標高が  
低い丘みたいな感じ。ちょっと乳首の形が…弄られてばっかでいるとあんな形になるって聞いた。  
 
…同じ年頃の女の子なのに、制服姿だと気づかないのに、裸になると実はこうも差があったんだ。  
 
「ね、ナミちゃん、あなたなんでお湯に肩まで浸かったままなの?」  
「そうよ、それじゃおっぱい見えないよ。ね、みんなと一緒におっぱいの比べっこしようよ。」  
と、急に晴海ちゃんと可符香。他の皆も、そうよそうよと賛同する。  
ああ、やられた…。  
『おねがい、みんなお互いのおっぱいの比べっこに気を取られて、私に意識を向けませんように…』  
と必死で気配を隠してたのに。皆の身体の観察に気を取られ、つい隙を見せてしまった。  
「ほらよく見せて。みんな見せたり揉ませたりしたのよ?あんただけ見せないなんて不公平でしょ?」  
「わ、私だけじゃないでしょ?ほら、霧ちゃん、霧ちゃんだってまだおっぱいみせてないし!」  
「霧ちゃんは脱衣所でしょ、後回し。あんた先。」  
可符香とマリアが強引に私の腕を取りお湯から上半身を引き上げる。  
意外と強い力で、私の両腕を後ろにまわさせる。ああ、あんまり揺れないで、私のおっぱい…。  
 
「…普通ね。」  
「形も弾力も、乳首の色その他も、とりたてて特長はないわね。」  
「平均的なおっぱい…」  
クラスメートたちは何か拍子抜けした様子だ。  
「やだなあ、これは標準的って言うんですよ。」  
「標準的ってゆうか…単なる…人並み…?」  
ひ…  
人並み言うなあ―――っ!!  
 
皆は結局霧ちゃんのおっぱい見に行く気、なくなっちゃったみたい。  
なんでよ、私のおっぱいが人並みだった、ってのは、そんなに場をシラケさせる事だったっての?  
とプンスカしてたら。  
「じゃ、今度はアソコの見せっこしよっか。」  
「いいねー。」  
「賛成ー。」  
…おいおいおい。  
さほど長くお湯につかってたわけでもないのに、私はのぼせた時みたく頭がくらっとするのを感じた。  
でも、私以外の娘たちはみなノリノリ(死語)だ。  
可符香がもうすでに、両脚を大きく広げて彼女自身の女性生殖器を皆が観察するに任せている。  
「わー、かっこいいアソコだねー。」  
「ありがとー。」  
「ちょっと、あんたら、いったいなんなのよ、恥ずかしくないの?」  
「可符香、おま○こもっと広げてみせて。奥のほう見せて。」  
「こう?」  
「やめようよ、こんなのヘンだよ、女子高生のする事じゃないよー!!」  
「わー、綺麗な色…うらやましい…」  
「ずいぶんと私のと違う…」  
 
「お○んこくらい個人差のある女性のパーツって無いって言うからね。」  
「ねえやめようってば!みんな自分たちが若い女の子なの忘れてない?だいたいきっちりちゃん『お○ん  
こ』なんて大声で言うもんじゃないわ、はしたないでしょ!」  
「いやよ、私は中途半端な言葉遣いは嫌いよ、『アソコ』ってぼかした言い方するの、よくないと思う。」  
彼女は私に向き直って、毅然とした態度で反論する。  
「せっかく女性器を直接的に指す『おま○こ』っていう単語があるんだもの。口に出すのに抵抗があるなら  
初めから話題にしないべきだし、するならきっちり『おまん○』って言うべきよ。」  
「だったら、こんな話題やめようよー!」  
だけど私の意見は通りそうにない。  
私が何を言っても、可符香は岩風呂のふちの大きな岩にお尻をのせて脚を広げたままだし、みんなはその  
前に群がって芋を洗うようにひしめき合って、彼女のアソコを穴の開くほど観察している。  
なんてゆーか…もう末期的ね。  
でも、自分以外の女の子のアソコって…初めて見るし…。  
確かに、可符香のアソコ、きれいな色だなぁ。  
縮れた毛にうっすらと縁取られた実に鮮やかなピンク色のひだひだ。厚さもあまりなく花びらみたい。  
それを縁取っている陰毛は私のものより薄いかな…でもお尻の穴の周りまで生え揃って…。  
可符香には羞恥心、ってのがないのか、見られてニコニコ微笑んでる。皆は、心ゆくまで彼女のアソコを  
観察しきって満足した様子だ。  
 
あびるちゃんが、おもむろにお風呂の端へと移動した。ギプスの左腕をゴトッ、と縁の岩にのせる。  
そっか、ずっと左腕を持ち上げたままだったもんね。疲れたよね。  
「ね、みんな可符香のもう充分見たでしょ?私が見せるの替わっていーい?」  
へ?そのためにそこに移動したの?…信じらんない心理だなあ。  
てなわけで、可符香が脚を広げていた岩に、入れ替わりであびるちゃんが腰を下ろし(あ、お尻の肉にも  
猛獣の歯形っぽいのがついてる)、傷だらけの両脚を大胆に開くと自分のアソコをさらけ出した。  
 
こんもりと生い茂った恥丘。  
割れ目の両側のぽっちゃり盛り上がってる部分には毛は生えていないですべすべだ。  
そのぽっちゃりした盛り上がりに挟まれ、くすんだサーモンピンクのひだひだがはみ出してる。  
はみ出してる、って言ったのは、それがすごく長いせいだ。特に左側、垂れ下がるくらいある。  
「ビラビラー。アビルノショウインシン、ビラビラー。」  
どこで小陰唇なんて言葉を覚えたのか、マリアが楽しそうに繰り返す。  
「こらやめなさいマリア。でもたしかに、ひだ、大きいね。長いってゆうか…」  
「…やっぱそうかなぁ…彼氏は別に普通だろって言うんだけど…ちょっと気にはなってたんだよね…」  
彼女は、屈み込むようにして自分のアソコを覗き込み、『ヘンかなあ…』と繰り返す。  
芽留ちゃんが一心にメールを打っている。あびるちゃんに何か言いたいらしい。  
でも、彼女以外はみんな携帯を脱衣所において来ちゃってるのよね、どうするんだろ。  
とおもったら、メールを打ち終えた自分の携帯の画面をあびるちゃんに見せた。  
メール画面を見せられたあびるちゃんの表情が怒りに染まる。  
「アホかあんたわー!!私のビラビラ長いのはそんな事のせいじゃないっ!だれがきつねとかワニとか  
のシッポをおま○こに挿れて悦ぶかー!!!」  
 
ついで、晴美ちゃんの番となった。  
ちょうどベンチみたいに腰掛けやすくなっている岩に、彼女も皆と同じようにお尻をのせた。  
20人くらいは入れそうな広い岩風呂だけど、みんな申し合わせたように、この岩の上で脚を開くの。  
彼女はむちっとした太ももを広げる。だけど花びらの部分は見えない。両側の盛り上がりの肉付きが良す  
ぎるせいで、太ももを目いっぱいに開いても割れ目は両側からぴたっと閉じてる。  
「ね、晴美ちゃん…手で広げてみせてよ。」  
「えーだってぇ…まぁいっか…こう?」  
自分の両手で毛を掻き分けお肉を両脇に押しのけ、割れ目の中身を露出させる。  
恥ずかしそうな笑顔、メガネがずり落ちそうになっている。  
 
おずおずと顔をのぞかせる肉の花弁。縦長の、血のように紅い花弁だ。  
その縦の長さの上から1/3の所に、ふつう、突起がある筈なんだけど。  
「んー…クリちゃん見えないね…」  
可符香が言った。そうなのだ。これだけ両手で広げてみせても、その突起は皮に隠れたままらしい。  
「見たい?剥いて見せてあげてもいいけど、大変なんだよね…」  
「うーん。大変ならいいよ、もう。それより、その太もも内股のバンソウコウ、何?」  
晴美ちゃんはギクッとなった。言い訳しようとする。  
だけどきっちりちゃんがそれを突然ビリッと剥がした…隠してあったものが、皆の眼前に。  
―――『キラアス命』  
タトゥーが彫ってある。えっと、たしかキラアスって?  
「あーん!!もうヤダ恥ずかしい、だからバンソウコウで隠してたのにー!みんな私をバカな娘だと思っ  
てるんでしょう、だってだって…」  
彼女は、真っ赤になって涙をぽろぽろこぼし始めた。メガネのまま顔を覆う。  
「だって、今時キラアスなんて…時代遅れもいいとこよ―――!!」  
なんだか良くわかんない。けどどうやら、アソコを見せるより彼女には恥ずかしいことが起きたらしい。  
 
「えー…っとぉ、じゃ次にしよ…カエレちゃんのを見ようか?」  
「え?あたしは…」  
「なによなによ、見せてくれないの?」  
「だって、あ、あたしはぁ…パンツ見せ要員だしぃ…」  
「なにいってんの、おっぱいの比べっこじゃ、あんなに得意そうに胸突き出してたじゃないの。」  
「見せてよ、ねえ見せて、それとも、見せられない理由が何かがあるの?」  
「いや、その…ちょっと黒いから…」  
「いいじゃない、黒くったって驚かないよ。さ、見せて見せて。」  
カエレちゃんは、渋々お湯の中から立ち上がると、例のベンチ型の岩にお尻をのせる。  
彼女が両脚を開くと、皆が、うわ、と声を上げた。  
 
「なによやっぱ驚くんじゃん…黒くて悪かったわね、でも私のココが黒いせいであんたに迷惑かけた?」  
「いやそれはないけど…だけど…」  
皆がどよめくだけの事はある。  
正式には大陰唇と呼ばれる部分…まるで焼け焦げたみたいに真っ黒。そしてその中身も…。  
「この黒さだと…経験人数、100人はゆうに超えてる…よね?」  
「バカ言わないでそんな遊んでないわよ!ココの色はセックスの経験回数とは直接関係ないのよっ!」  
「だけど形だって、これって…ね、正直な所、何人くらいと何回くらい経験してんの?」  
「…正確には覚えてないけど…60人…」  
「ろ、ろくじゅう…初体験いつ?」  
「な、7年生の秋…12歳…」  
「一人当たり何回?全部で何回したの?」  
「そんなの覚えてない…でも帰国直前の頃は週20回は…今はセフレが3人で…ちょっと待って、あれ?  
4人いたっけ?この前一晩で6回したけど…あの時って誰と誰と誰だったっけ…?」  
うわ、黒くなる訳だぁ。  
一番奥、半分開きかけた膣口のあたりの周りがかろうじて赤みが残ってるだけで、いかにも使い込まれた  
感じにぐにゃりとなったビラビラは、少し紫がかった焦げ茶色に色素が沈着してる。  
んー…これってやっぱ、『淫水焼け』ってやつじゃ…  
アンダーヘアも何かすり切れてるし…それに、お尻の穴も真っ黒だし、けっこう使われてるみたいな…  
「ねえ、帰国子女って…みんなそんな黒いお○んこしてるの?」  
「知らないよ、私が知るわけないでしょっ!」  
「まあまあまあ、おちついておちついて。」  
可符香がたしなめに入る。両手は宙で、カエレちゃんを抑える仕草。おっぱいも同期して揺れてる。  
「ねえみんなもっとポジティブに考えましょ?ここが女の子のおま○こだと思うから、黒すぎるって印象  
になっちゃうの。何か別の名前を付けちゃえば印象は…そうだ、『マックロクロスケ』なんかどう?」  
「だれのお○んこが『マックロクロスケ』だ―――!!誰も彼も訴えられたいの―――っ!?」  
 
後味の悪い中、芽留ちゃんが促されて脚を開く。  
皆に請われるまま、足もお湯から出し、縁の岩にのせて両脚をMの字の形に開く。  
右手はこぶしを作り、口元を隠してもじもじするいつもの仕草。  
陰毛はうっすらとしか生えてない。小陰唇も、とても『びらびら』とは呼べないかわいらしい花びらだ。  
ほんと、幼女のアソコみたいに未発達ね…あれ?  
でもそのわりに、なんていうか…  
私と同じ事に気づいたらしく、カエレちゃんが言う。  
「…芽留ちゃんあんたさ…実は、けっこう遊んでるでしょ?」  
「どれどれ…んー、たしかに…未発達なのに、もうだいぶ酷使された形跡が…」  
「そういや、私達の学校に『無口でロリ気味だけどやたら淫乱な、誰とでも寝る女のコがいる』って、隣の  
ガッコの男の子が噂してたけど、ひょっとしてそれって…」  
そう、芽留ちゃんのアソコ、未熟なまま緩くなって変形もしてるのだ。  
彼女はオロオロしはじめた。釈明しようとするけど声に出せない。追い討ちをかけるカエレちゃん。  
「そーよ、この使い込み具合…ひょっとすると、私より経験人数多いかもよ…」  
芽留ちゃんは急に携帯でめるめるめる…と文章を打ち始めた。そしてカエレちゃんに画面を。  
「…あたしのが黒いのはそんなののせいじゃない―――!てか、今話題にしてるのはあんたのおま…」  
怒って叫ぶカエレちゃんを遮り、また別の文章を突きつける芽留ちゃん。  
「うっきー!明らかな名誉毀損だわ、精神的ダメージも半端じゃないわ!絶対訴えてやるーっっ!!!」  
追いかけっこがはじまった。  
芽留ちゃんが小さなおっぱいをぷるぷるふるわせつつ、トタトタ洗い場を逃げ回る。カエレちゃんは大き  
なおっぱいをぶるんぶるん揺らしながら、ドカドカ洗い場を追いかけ回す。  
皆はそれをボーゼンと眺めてる。  
晴美ちゃんが、芽留ちゃんが落としてた携帯を拾い上げ、画面を読み始めた。  
「ね、なんて書いてあるの?」  
「…知らないでいたほうがいいよ…」  
なんか晴美ちゃんの顔が蒼白だ。よっぽどえぐい事を書いてあるらしい。読むのよそうっと。  
 
さらに後味が悪くなったが、お口直しとばかり、今度はきっちりちゃんが脚を開いた。  
「生牡蠣に似てるね。小ぶりのやつ。」  
「そうね。柔らかそうなひだひだ…」  
「実際柔らかいのよ。他の娘のおまん○よりかなり柔らかくて濡れやすい、ってよく言われるわ。」  
「へー。てか、ほんっときれいにお手入れしてあるわね…。」  
「一人エッチも、きっちり毎日一回、って感じ?」  
「そんな多くないわよ。オナニーは三日に一回、一回30分以内と決めてるわ。それ以上かかっても絶頂に  
達しそうにないときは、特例として5分単位で延長してその分は次回を減らすのよ。」  
「なんだそれ。」  
「彼氏とのエッチは?やっぱりきっちり回数決めてるの?」  
「もちろんよ。会う前に電話でその夜のセックスの回数を、開始時刻と持続時間も併せて決めておいて、  
そのスケジュールどおり愛し合うのよ。当然の事でしょ。」  
「んー…そんな窮屈なエッチの仕方で、ちゃんとイクこと出来るの?」  
「あたりまえよ、私の昨日までの絶頂経験は29回もあるのよ。セックスの経験23回の中でね、」  
ちゃんと記録をつけてるらしい。  
「あ、はっきりさせとくわね。まだ嫁入り前の身体だから婚前交渉ってことになるけど、私は見境いな  
くセックスしてる訳じゃないのよ。ちゃんと結婚を前提とした殿方のみと愛し合ってるんだからね。」  
「ふーん。経験人数は?」  
「4人。」  
なんか言ってることが矛盾してるような気がするぞ。  
 
ついで、マリアの番になった。彼女は実にあっけらかんと脚を広げた。  
みな興味心身だ。日本人じゃない女の子のアソコなんて、めったに生では見られない経験よね。  
追いかけっこをしていたカエレと芽留ちゃんも、いつのまにか疲れきって戻って来てる。みんなと一緒  
に鑑賞会に参加して見入っている。  
 
私もマリアのソレに見入ってしまう。  
肌の色の数割増くらいに小麦色で、無毛でつるつるな、割れ目の両脇の盛り上がり。  
盛り上がりに挟まれたチョコレート色の粘膜。ちょっと日本人には無い、巻き込むようなうねる形…。  
「ねえマリア、もっと大きく開いて。」  
「コウー?」  
マリアは、縦と横が同じになるくらい大きく引っ張って広げてみせた。粘膜全体がチョコレート色で、  
尿道口もその色の中央にポッチリと開いている。彼女はさらに、膣口を指を入れ開いてみせてくれた。  
羞恥心が欠如してる事に関しては、可符香以上だ。  
あびるちゃんが、「奥に子宮口まで見えるよ」とつぶやいた。私は身を乗り出す。  
あ、見えた…中はさすがにピンク色で、その行き止まりに穴の開いた出っ張りがある。  
あれがそうなの…すごいなあ…だけど、なんか、さらにもっとよく見たい気分…  
「ねえ…ナミちゃん、人の背中におっぱい押し付けないでよ…」  
いつの間にか私は、カエレちゃんに密着してマリアのを覗き込むような体勢になっていたみたい。  
おっぱいだけじゃなく、アソコの茂みも彼女のお尻に擦り付けるようにしてたのだ。なんて事。  
他の娘たちが振り返る。あ、なんかまずい。みんなの意識が私に集中する。  
「そうそうナミちゃん…次にみんなにお○んこを見せるのはあんたよ、忘れてないからね。」  
 
やっぱりー。  
「やだ、やだやだやだ、ねえいいでしょう?一人ぐらいアソコを見せない娘がいても!」  
「だめよおっぱいの時と一緒。みんな恥ずかしいのを我慢して見せたんだからあんたも見せなさい。」  
「恥ずかしいの我慢なんて嘘よー!!喜んでおっぴろげてたじゃないのー!!!」  
「じゃ、あんたも喜んで広げて見せなさいって。」  
私は半泣きになった。でも…皆の表情と雰囲気のプレッシャーは強大だ。  
嫌々ながら例の平らな岩に腰掛け、皆の眼前で両脚を広げ…アソコを自分からさらけ出した。  
 
ああ、もう、お嫁に行けない…。  
 
皆が黙り込んだ。  
え?ええ?  
なんで黙るの?ひょっとして、私のココ…なんかヘン?  
と焦ったら。  
彼女らは、何か拍子抜けした声で、ボソボソっとつぶやいた。  
「…やっぱり普通ね。」  
「そうね…人並み…」  
「よくある『赤貝そっくり』ってやつ?」  
「うん、色も形も、毛深さも、その他も、とりたてて特長はないわね。」  
「やだなあ特長がないなんて、これは平均的なおま○こって言うんですよ。」  
「平均的って言うか…平凡なお○んこ…」  
平 凡 て 言 う な あ ー っ !  !  !  
 
「あら不満なの?だってしょうがないじゃん。ホント、女子高生の典型的な、平凡なおま○こよ。」  
「平凡じゃないわ!近頃の娘にしては希少価値の高い、みんなと違うところがちゃんとあるのよっ!」  
「へー。」  
「もー頭来た、いいわじ―――っくり見せてやるわ!ほら、この…中の、奥を覗いてみてよ!」  
私は仰向けになって両脚を高く掲げ、さらに両手でアソコをマリアがしたみたいにめいっぱい広げた。  
よく考えると自分でもとんでもない事をしてると思う。  
だけどもうどうでもいいや。  
「ほら、なにしてるのもっと顔を近づけて!!」  
「いったい何が見え…あ。」  
「え?なになに、何が見えるの?」  
「処女膜が…」  
「え?破れてないの?この娘、処女なの?」  
「そうよ、わかった?私のココはまだ男の人を知らないのよっ!」  
 
どうだまいったか。  
私はさっきの体勢のまま(処女膜を見せびらかせたまま)で彼女らの反応を確かめていた。  
だけど、皆は『うーん…』と唸って黙り込んでしまった。  
まいった、という訳でもなく、何か微妙な雰囲気。  
「なによなによなによ!あー頭来た!!こうなったら私だって容赦しないわ、霧ちゃんよ、霧ちゃんのお  
○んこをみんなで広げに行くわよっ!!さあついてらっしゃい!!」  
私は肩を怒らせながら脱衣所まで行き、中に引きこもっていた霧ちゃんに対峙した。  
「…?」  
皆に付き合い全裸になったまではいいが、一緒には入れずバスタオルだけ羽織ってうずくまってた彼女。  
私を見あげてびっくりしている。そりゃそうだろう、スッポンポンのクラスメートが、全身お湯のしずく  
まみれで、自分の目の前に仁王立ちになっているのだ。  
ちょうど彼女の目の前10センチくらいの所に、ぐっしょり濡れた私の陰毛の茂み。  
その茂みからはぽたぽたと水滴が落ちて、彼女の膝小僧の間のスノコをぬらしてゆく。  
「な…なんだよ…ちょっと待てよ…」  
どぎまぎ状態の霧ちゃん。ぞろぞろみんなも脱衣所に入ってくる。  
私は霧ちゃんを押し倒した。  
「うぎゃーっ!!」  
「悪いけど霧ちゃん、お○んこ見せてもらうわよ!」  
「やめろよー!!やだやだ、見るな見るなー!!」  
「ほら暴れないで、マリアこっちの足首もって!あびるちゃん右腕を押さえつけ…可符香、肩をほら!」  
みんなは最初消極的だったけど、だんだんその気になってきた。  
引きこもってるせいで色白―――てか、ちょっと青白い肌。でもすっごくつるつるできれいな素肌だ。  
プロポーションもなかなかいい。スレンダーな割にグラマー。Dカップはあるかな。  
「お?きれいな身体してじゃん。」  
「ほらあんたたち、目的はお○んこよ、ちゃんと下を広げなさいよ!」  
 
全裸少女が7人掛かりで、別の全裸の女の子を組み伏して、彼女の性器を見ようと強引に広げてる。  
よく考えるとなんかすごい光景ね。  
「こらこらー!!そんな所広げるな…わー、見せたくないってばー!!」  
とうとう、彼女のアソコがよく見えるようになった。  
なかなかきれいなお○んこだ。  
陰毛はあまり縮れてなくって細い。けど手入れをしていないので生え放題。その草むらに囲まれたサーモ  
ンピンクの肉襞。小さな突起はもっと薄いデリケートなピンク色、それと同じ色の入り口の周り。  
そして、その中を開けると…  
「…あー。バージンじゃないんだ…」  
「意外ね、ずっと引きこもって人と会わない生活してんのに…どうやって経験したんだろ?」  
「まだ初体験から間もないっぽいね。相手誰?教えてよ、ねえ霧ちゃん。」  
霧ちゃんは泣いていて答えない。もう抵抗もしていない。  
「あら、別に泣くことないじゃない。みんな見せたのよ。」  
「キリチャン、シカエシニ、マリアノショジョマクミセテアゲヨーカ?ブチブチ二破レテルケド。」  
「マリア、そこは『シカエシ』じゃなくって『お返し』って言わなきゃ。きっちり覚えようね。」  
まだしゃくり上げていた霧ちゃんが、ようやく口を開いた。  
「すん…すん…先生にしか…先生にしか、開いたことなかったのに…」  
なるほど、初体験の相手は先生か。まあ確かに、それ以外ないわよね。  
 
私たちは、霧ちゃんのお○んこを堪能し終えて、また露天風呂に入浴してる。  
きっちりちゃんが『先生と…今度の事は、はっきりさせとかないと…』と独り言。  
でも他の娘は気にせず、さっきの出来事の感想を話し合っている。  
「先生もずるいわね。『絶望した!!』とかいいながら、霧ちゃんを手篭めにしちゃってたなんてさ。」  
「そうね、でもいいんじゃない?本人たちがそれでいいなら。」  
「まーね。でも…そっか、うちらの仲間で、バージンはナミちゃん一人か…。」  
えっへん。  
どう?希少価値高いでしょ?私にも並じゃない所、まだまだあるのよ。  
 
晴美ちゃんが、メガネの位置を直しつつ、ぽつんと言った。  
「あの…さっきは特に言わなかったけど…私もバージンだよ…」  
「え?そうなの?」  
「うん。別に見せる必要もないと思って見せなかったけどね、処女膜。今見せよっか?」  
「…もういいわ、きっとそれもけっこう大変なんでしょ。でも、他にいない?バージンの娘。」  
きっちりちゃん(立ち直ったらしい)が、そう言いつつみんなを見回す。彼女のおっぱいもつられて左右  
に揺れる。なんだか、おっぱいもキョロキョロあたりを見回してるみたいだ。  
「はーい。」  
「え?可符香?あんたバージン?だってさっき見たら膜が…」  
「えへへー。私、中学のときに部活で激しく動いたら生理でもないのに血が(以下、使いまわし3回目な  
ので略)。だから破けてんの、面白いでしょ、あははー。」  
「なんか意外ね…まいいけど。あそうそう、まといちゃんが処女かどうか、だれか知ってる?」  
「あたし知ってる。あの子非処女よ、私、昔の彼女の男関係知ってるもん。」  
「じゃ、私たちクラスのレギュラーキャラの、9人中3人が未経験者か…」  
「たしかうちの学校、どっかの統計だと、処女率って三人に一人の割合だって言ってた…てことは…」  
「ちょうど統計どおりなんだ、私たちって。」  
皆は納得の顔になった。そして、私の顔を見る。見てにっこりと断言する。  
「やっぱ、ほーんとごく普通の娘なんだね、あんたって。」  
 
「 ご く 普 通 っ て 言 う な あ ――― !  !  ! 」  
 
私の叫びが、山々にこだまする。  
夕刻が近づき染まり始めた高い空で、トンビがくるりくるりと輪を描いている。  
あぁ…私なんだか…  
先生が首を吊りたくなる気持ちを、ちょっと理解出来たような気がするなあ。  
 
おわり。  
 

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