『ウッ、アッ、ウッ』  
芽留の身体が大きく跳ねる  
『クゥ…アァー』  
芽留は乱暴に突かれながらも絶頂を向かえる。  
『フゥ…ン…』  
嬉しそうに望に寄り掛かる芽留。  
「ふぅ…」  
あの懇親会が開かれてからというもの望に好意を寄せる生徒からのアプローチが日に日に強くなっている。望はいつもより騒がしい日常を過ごしていた。  
芽留は優しくされるより少し乱暴にされるほうが好きらしく今日も学校が終わるなり望を求めてきた。  
もちろん芽留以外の女性徒達も目に見えて積極的になっている。  
まといは隙あらば望を求めるようになった。  
愛はそれほど積極的ではないものの何かの拍子に二人きりになるとひかえめながらも望にアピールしてくる。  
霧は望の就寝の際に行為に及ぶ事が多くなっている。  
あびるは最も積極的に望に迫ってきている。そろそろ影武者の件に関してはリリースしてほしいものだ。  
奈美は誘い方も、状況もいたって普通だった。  
しかし行為自体は普通でない事の方が多い気がする。  
望は最近不意に意識を失うことが多い。  
目を覚ますと妙な怠さを感じているし、その度に望の周りに薬品やバット、レンガ等奇妙な状況が確認できるのだが望は深く考えることはしなかった。  
千里は決まっていつも同じ曜日、同じ時刻に求めてくる。  
たまに予定と違うこともあるが千里の几帳面すぎる性格に変化があったのかと思うと望は少し嬉しく感じていた。  
可符香はあの懇親会以来、何かあったわけではないのだが時折感じる突きさす様な視線が望を不安にさせていた。  
望は宿直室の天井を見つめ一つ大きなため息を吐いた。  
 
「最近、絶望していませんねぇ」  
 
 
THE END…?  
 

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