「ふう…」  
お団子頭を揺らし少女は思いに耽る。  
彼女は木野国也に恋心を抱いていた。  
私服が残念なことに一時は危機感を覚えていたが一度見慣れるとすっかり慣れてしまっていた。  
デリシャスも結構いいのかもしれない。  
しかし彼は私の方を向いてくれるのだろうか?  
彼はどうやら加賀さんが好きらしいのだ。  
図書室で大草と思春期らしい相談をしている  
「告白、すればいいじゃない」  
「麻菜実ちゃん…」  
「行動しなきゃ始まらないって。それに私服、大丈夫になったんでしょ。それだけ彼の事が好きってことなのよ」  
「そうだよね」  
麻菜実ちゃんはこうみえても主婦をしている。しっかりと旦那さんを支えている彼女のアドバイスは的を得ていた。  
「うん、私、頑張る!」  
彼女は木野を図書室へと呼び出すことにした。  
 
国也は考えていた。  
4月頃から背後から感じる視線、お団子頭の女の子。  
最近、彼女のことが気になって仕方がないのだ。  
加賀にももちろん好意を抱いていたのだが、それとはまた別の気持ちだった。  
 
 
「なあ、万世橋オマエ好きな子いるか?」  
 
 
「木野くん!好きです!」  
 
突然の告白。  
大草に連れられて図書室に来ると想定外の事態が待っていた。  
「お、俺…」  
国也は彼女の顔を見る。  
可愛らしい顔は真っ赤になり、トレードマークのお団子頭はぷるぷると震えている。  
国也の心は恋愛小説のキューピットに胸を射られてしまったかの様に、もう既に情熱的な恋に落ちていた。  
「俺も、その、好きだ、今いや、その、今じゃなくて…その…!」  
「しっかりしなさいよ」  
麻菜実が国也の背中を押す。  
「俺も好きだ!オマエに惚れた!」  
「えっ…う、嬉しい!」  
木野と熱い抱擁を交わす。  
麻菜実は彼女に目配せすると、図書室の外へと出ていいった。  
そして『本日は閉館しました』のプレートをドアノブにかけ、その場を離れたのであった。  
 
 
『ちゅ…っん』  
キスを交わす二人。  
もはや二人の情熱は止めることはできなかった。  
「本当に…いいのか?」  
「ん、抱いて…木野くん」  
セーラー服をたとたどしくも国也が脱がせる。  
ブラを外すと小振りだが綺麗な胸が姿をあらわした。  
『ちゅ、ちゅうぅっ』  
国也は優しく彼女の左胸を吸い上げる  
『あ、あ…はぁん』  
続いて右胸。  
『ちゅ、ちゅ、う』  
『木野くん…気持ちいいよぅ』  
彼女の秘所からは熱いものが迫り上げてきていた。  
スカートはそのままでショーツだけを脱がす。  
彼女が今まで他の異性には見せたことのない場所がみえる。  
そこはもうしっかりと濡れていた。  
「いくぜ…」  
「うん…きて…木野くん」  
「国也って…呼んでくれないか?」  
彼女に軽くキスをする  
「はい、国也さん…」  
受付の机に彼女の身体を押しあて右足をあげさせる。  
そして国也はその熱く膨張したものを彼女の膣内に一気に突き入れた  
『ずぷぅっ』  
「ひあぁあぁん」  
熱い、痛みが走る。  
しかしそれ以上に二人の情熱は強かった。  
『ずちっ、ぱん、ぱんっ』  
『国也さん、国也さぁん、あっ、あっ、ああっ』  
激しい腰の動き。  
瞬く間に国也は限界に達しそうだった。  
その時彼女は自身の身に異変を感じた。  
『く、国也さん、ぁはあ』「どうした?」  
『きちゃ、きちゃうの…』  
「ああ、俺も…」  
『ち、ちがうの、ぅあ、お…おしっこ…でそう』  
その言葉に国也は一瞬驚いたがすぐに言葉を繋ぐ  
「だしちまえよ、気持ちいいんだろ?」  
『あ、そんな、あっ、あっ』  
「くうっ」  
二人の身体が大きく震える木野は今にも破裂しそうなそれを一気に引き抜く。  
『くひゃぁん』  
木野の精は彼女の健康的な肌を白濁で汚す。  
そして――  
『ぷ、しゃあぁぁ――』  
彼女は感極まり図書室で放尿してしまった。  
瞬間、身体が弛緩し国也にもたれかかる形になる。  
『く、にやさん…』  
こうして二人の熱い放課後は終わった。  
 
 
 
数日後――  
付き合いはじめて初めての休日、初めてのデート。  
待ち合わせの場所。  
 
ざわっ  
 
周りの視線が一気に国也に集まる。  
しかし彼女はその視線をもはや気にすることはなかった。  
何故ならば二人の間には情熱的な愛があるのだから。  
 
「いこうか?」  
「はいっ、国也さん!」  
 
 
 
HAPPY END  
 
 

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