「…ん ここは?」  
「おはようございます先生」  
「藤吉さん?」  
「気分はどうですか?ちょっと眠っていただいたんですが」  
「なんですかこれ。ほどいてください」  
「実は先生にお願いがあるんです」  
「とりあえず解いてください」  
「同人誌書いてることは話しましたよね?」  
「ええ。解いてください」  
「私…実物を見たことないんです。アレの。形とかは分かるんですけど…。  
 だから、今日は先生のを見せてもらいたいと思って」  
「何を言っているんですか? どうも会話が成り立ちませんね」  
「んー…とりあえず、服、脱がしますね」  
「…!!ちょっと!何をするんですか!」  
「あんまり暴れないでください」  
「あなたが離れれば暴れません!止めてください!」  
「はいはい……っと……? これ、どっから脱がすんですか?」  
「無理ですから諦めてください!」  
「…出来た。……わぁ…これが本物の…」  
「うわああぁぁあ!もうおしまいだ!生きていけない!」  
「何言ってるんですか。……思ってたより小さいですね」  
「!!」  
「漫画ではもっとこう…」  
「…ぅう…」  
「あ、スケッチするんでおっきさせてください」  
「嫌ですよ!あぁ!そんな…そんな絵がもし人に見られでもしたら死ぬしかない!」  
「仕方がないですね…手が塞がってるので、足で失礼します」  
 
「………」  
「…………まだ出さないで!……我慢してください。…………あ」  
「………」  
 
「…一休みしましょうか。本番の構図も参考にしたいので、後でまた、お願いしますね」  
「本番?…………!! い、いけませんよ!教師と教え子がなんて!」  
「いいじゃないですか… 今時そんなの珍しくないですよ…」  
「………(ゴク」  
「観念しました?それじゃあ、あっちに眠らせてある久藤君持ってきますね」  
 
つづかない  
 

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