「身体測定の担当代理?」
「実は今日、担当の先生がお休みでして。そこで2のへ担任の糸色先生に」
「今日は…女子の測定日ですよね。
普通こういうのは智恵先生とか女性がやるべきでしょう?なんで私なんですか?」
「誰も都合が取れないらしいです。大丈夫ですよ、みんな体操着ですし」
「えー、先生が測るんですかー!?」
「私としても不本意なのですが…」
「はぁ…。ところで先生、服
を着てたらきっちりとした数値が出ないので、服は脱ぐべきだと思うのですが。」
「突然何を言い出すのですか。無茶言わないで下さい。
ところでネットアイドルのあの子は…」
「病欠です。毎年ですが」
「はぁ…」
なんやかんやで身体測定が行われる。
身長・座高の計測は糸色が、体重は出席番号が一つ後の女子が計測する…はずだった。
出席番号16番、音無芽留の体重計測時。
プチ。
突然何かが切れた音が響いた。
「あー、イライラする!やっぱり、どうせ測るならきっちりと測るべきよ!」
そう叫ぶと彼女はとても人間業とは思えない速さで、
芽留を始めとしてクラスメイトを次々に裸にしていく。
「まずい、彼女を止めないと…!」
「させるか!」
取り出したのはアサシンナイフ。一瞬の内に糸色の首筋に沿える。
「誰か呼んできます!」
「甘い!」
ナイフが普通少女の鼻先を掠め、数本の前髪が舞う。
「………」
「さぁ、きっちり測ってください。」
服を脱ぎながら千里が笑う。
さて、糸色の前に並ぶは裸に剥かれた2のへ女子。改めて身体測定が行われる。
千里の要望で、身長・体重・座高の他にも3サイズから各指の長さまで全身を測定する。
測定には千里の用意した測定器具一式を用いる事になった。
強制的に裸にされて、半数の女子は羞恥に頬を染め、あるいは頬を濡らす。
「あぁ……見ないで…お願い…」
「すみません…日塔さん。なるべく目を閉じていますから」
即座に千里の怒号が飛ぶ。
「目を閉じていたらきっちり測れないでしょう!?ちゃんと目を見開きなさい。」
「はい…あぁ…すみません…」
「っ…!なんてとこ触ってるの!?セクハラで訴えてやる!」
「あああすみませんすみませんすみません」
そして半数は、全く気にする様子もない。
「マリアのムネ、少シ大きくナッタか?」
「前の数字が分かりませんから」
「実はこれ、もう何度目かになるんです。千里にはいつものことで」
「…藤吉さん、なんで先に言ってくれないんですか!?」
「言ったところで止まりませんし」
数時間後。
「こ…これで終わりですよね?ナイフを仕舞ってくれませんか?」
「まだよ。まだ測っていないところがあるわ。」
そう言うと千里は机の上に座り、大きく足を開いた。
「ここも、きっちり測ってください。」
糸色は軽い眩暈を覚えた。彼女は毎回こんなことをしているのか?
「ボーっとしてないで、測って下さい。…私だって恥ずかしいんですから。」
「ならば初めから」
しないでください、という言葉は、喉元のナイフにせき止められた。
千里は右手でナイフを突き付けたまま、左手で糸色の手を導く。
「まずは長さを。」
言われるがままに千里の整った陰毛を除けて、巻尺を秘裂にあてがう。
「クリトリスの直径と高さを。」
糸色の手を取って包皮を剥かせ、測るように促す。
「ひゃんっ!」
ノギスのヒヤリとした感触に、千里の声が漏れる。
「なんでもありません。…んっ…きっちり…正確…に…。」
時々体を震わせながらも耐える千里の姿に、糸色は困惑する。何が彼女を駆り立てるのか。
「次は…いけない。忘れるところだった。先に測らなくてはいけない所がありました。」
そう言って千里が指差したのは、つつましい胸の先端。
「そう、右も左も測るの…そしたら、ちょっと待って…。」
千里はナイフを持ったままの右手で乳首を弄り、左手で陰核を擦り始める。
「他の子には、先生が…っ…やって…あげて…はい、もう一度測って…。」
糸色には全くもって千里の考えが汲み取れないのだが、
彼女にとって誤差というのは重要事項らしい。人前での自慰をも辞さないほどに。
「次は…開いて…小陰唇の長さを…っ左右……」
まだあまり使われた形跡のない彼女の秘部。
糸色もなるべく意識しないように心掛けるのだが、
どうしてもその桃色が目に焼き付いてしまう。
それでも、なんとか淡々とスケールを当てる。
「そう…直径を……はぁ……それと深さも…。」
千里の膣口から奥まで樹脂の棒を挿入し、正確に印を付けてから取り出す。
千里は彼女の中から取り出された棒がテラテラと光っていることに気づき、顔を赤らめる。
糸色もそれに気づいてしまったが、長さを測るために注視せざるを得ない。
その糸色の姿が、さらに千里を苛むのだが、
今の彼女には恥じらいより正確な計測が優先する。
「……次よ……んっ……測って……ぁあっ…ぜんぶ、きちんと測って…………!」
「……最後に会陰の長さを。…いいわ。さぁ、みんなも続いて。」
上気した顔で千里が言う。
しかし、もはや糸色の方が自らの罪深さに涙目だった。
「先生、私たちが我慢するから泣かないで」
【オマエは期待してんだろ ストーカーが!】
そして千里の監視の下、女子は順々に机の上に座り足を開く。
「マリアのワレメは幼いのナ?」
「流石に耐性ありますね…まぁそうです」
「先生はロリコンカ?」
「…!いきなり何言ってるんですか!違いますよ!」
「こうやって先生が生徒の事を隅々まで理解して…
先生の次の授業はより素晴らしいものになるでしょう」
「何を突然…」
「生徒のクリトリスの大きさなんて、並の教師は把握してませんよぉ」
「…わざと言ってませんか?」
【実は喜んでるとか?オレなんかの乳首や乳輪測って興奮してたらマジ変態だな】
「…何を言われても仕方のないことです。
本当は音無さん、耐えられないくらい恥ずかしいはずのに、こんなにも健気に…」
【健気って何だコラ 後でちょっと顔貸せ】
「イ、イヤ!
私の国では他人にクリトリスを弄らせていいのは選挙に行く日だけなのよ!訴えてやる!」
「本当にすみません……どうか告訴は…(彼女の国の選挙日に一体何が?)」
「…ぁ…その位でもう大きくなりませんから測っていいですよ」
「…冷静ですね。包帯、まだ巻かなくて大丈夫ですか?」
「まぁ、今日は怪我がマシな方でしたから…。
………そうですね。今日のことはしっぽ授業3ヶ月で許してあげますよv」
「………………」
「……やぁん!」
「…!ごめんなさい、小森さん!ノギスが噛んでしまいました」
「…ううん、大丈夫だから……次をどうぞ」
「…申し訳ありません。中、失礼します」
「先生なら開けてもいいよ…測定お願いします…」
「あゝ、先生が私のアソコを拡げて…」
「…事実ですがあまり言わないで下さい」
「うれしい、これで私たちやっと結ばれるのね…」
「いや、何を言っているんですか」
「今度は私のおつゆをあんなに見つめて…」
「ちょっと、そこはお尻……ダメですって……そんな…恥ずかしい…………。
………はぁ。みんな、あんなに平気な顔して…やっぱり普通じゃない…。
…ところで私、数字的にはどうなんでしょう」
「…どれを取ってもほぼ平均値ですね」
「………………」
「…あの…同じ事を男子にはしないんですか?」
「余計なことを言わないでください!聞こえたらどうするんですか!」
「今は、その事で頭が一杯で……ヤバ」
「これで終わりね。先生お疲れ様。みんな、帰っていいわよ。」
満足したのか千里はさっさと部屋を出て行く。
「…このデータ、提出する訳にもいきませんし、一体どうすれば良いのでしょう…」
疲労でぐったりとする糸色。顔を上げようとした瞬間、突然床に押し倒される。
「あぁ、あんな事をしてしまって…これから私は殺されるのでしょうか?」
「いやだなぁ。みんな弄られて火照っちゃったから、先生の体を測ったりしたいだけですよぉ」
「…………たり?」
終