2年へ組担任糸色望は温泉旅行に来ていた。  
しかし生徒達と鉢合わせになりの毎度の騒ぎ。  
騒ぎも落ち着き、時計の針が日付を変える時間帯、望は露天風呂にいた。  
「ふう、先程はゆっくりとできませんでしたからね」望が安堵の息をつく。  
「そうですね。先生」  
望がちらと目線を向けるとまといの姿があった。  
「いたんですか」  
「はい…ずっと」  
「ふぅ」  
溜息をつくと湯から上がる。  
「もう上がられるんですか?」  
「生徒と二人きりで温泉に入っていたなんて知られたら問題になりますからね」  
「えーじゃあせめて背中だけでも流させて下さい」  
「むぅ、まあ、背中だけなら…」  
望は渋々了承した。  
しゅしゅ  
まといがやさしく望の背中を擦る。  
「これも誰かに知れたら大問題ですがね…」  
望が呟くと同時に背中に柔らかい感触が当たる。  
さわ…  
「先生の…背中…」  
まといのやわらかな指先が望の背中をなぞる。  
「つ、常月さん…?」  
「先生…」  
興奮がまといの言葉から伝わってくる。  
むにゅう  
『はぁっ…』  
まといの胸が押しつけられる。  
「つ、常月さん落ち着いて…」  
『ふぅ…ん』  
ぎゅっ  
「はへ?」  
まといの手が望の絶棒を握る。  
「ちょ…」  
『気持ち良く…して…あげます』  
しゅっ…しゅ  
「うぁ」  
まといの指使いに望の意識は徐々に高まっていく。  
「うぁっ…」  
望の絶棒から精が放たれる。  
放心する望。  
まといは指についた精をぺろっと真赤な舌で舐める。  
『んふ…おいし…』  
「…はっ」  
放心状態から覚めた望は目に涙を浮かべ浴場から駆け出していった。  
「絶望した!生徒に流されて淫らな行為をしてしまった自分に絶望したーーー!」  
駆けていく望を見ながらまといは妖艶に微笑んだ。  
 
 
「ふふっこれで一歩リードかしら?」  
 

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