や〜〜〜きいも〜〜〜  
奈美「やっぱり秋は食べ物が美味しいわねぇ」  
千里「あれ?晴海は食べないの?」  
藤吉「ほら私、ダイエット中だから…」  
絶望「いいんですか?  
 貴女には食欲の秋しか残されていません!  
 それでもそれを放棄するのですか!?」  
藤吉「いきなり何ですか!」  
 
絶望「食欲、スポーツ、芸術、読書…  
 必ずどれかは 秋を楽しめない!」  
千里「どういうことですか。」  
絶望「秋の一字を付けることで  
 普段はしないようなことを楽しめる季節  
 それが秋です」  
絶望「逆に言えば、普段からしてることは  
 秋だからという理由だけでは楽しめないのです!」  
久藤「確かにそういうことありますよね」  
絶望「久藤君」  
久藤「読書の秋っていっても、いつもとしてることは同じだし…  
 僕は読書の秋って、そんな特別な価値はないかな…」  
絶望「そういうことです  
 貴女の場合は、年中読書スポーツ芸術をたしなんでいます」  
 
読書…あなあなよみよみ…  
スポーツ…開場と共に競歩&卓越したボディバランス…  
芸術…(男性の)裸体デッサン…  
 
絶望「貴女が楽しめる秋は、食欲だけです!」  
藤吉「酷い!」  
千里「自業自得じゃない  
 でも、何とかならないんですか?」  
 
可符香「大丈夫ですよぉ、誰だって秋を楽しめます」  
 「例えば久藤君は、普段と違うことをすればいいんですよ  
 外国文学や古典を原文で読んだり、  
 大人向けの本に手を伸ばしたりすればいいんです」  
久藤「確かにそうかもね」  
 
千里「普段と違うことをすればいいのね…」  
藤吉「い…嫌な予感…」  
 
千里「BL本を読まずに、レディスコミックを読むのです!」  
藤吉「レディコミなんて  
 恥ずかしくて本屋で買えないじゃない!」  
あびる「え」  
 
千里「驚異の運動能力に制限を与えるのです!」  
藤吉「だからってなんで包帯で縛るのよ!  
 しかもアニメOP仕様だし!」  
あびる「意外と動きにくいのよね、包帯って」  
 
千里「男体を描かずに女体を描くのです!  
 さあ、私をモデルに描くのです!」  
藤吉「ひえぇぇぇ…」  
 
千里「アゴが尖りすぎてるわ、やり直し。」  
  「中心線が歪んでるわ、やり直し。」  
  「胸部が不正確だわ、 や り 直 し 」  
藤吉「これでもサービスして描いたのにいぃ…」  
 
 
真夜「・・・・・・・」  
 
  ぼ ん っ  
 
マ太郎「爆発は芸術なのに、体育会系なのナ」  
 
 

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