「しかし  
あなたがいくら旧好きと言っても  
旧姓はないんですね」  
 
 
旧友の教え子に言われたその言葉は一旧の脳裏に焼き付いて離れない  
 
旧東海道を行脚してる時も旧型車につけたカーナビに電子音風に喋りかけた時も  
折り合いの悪い新母に会っている時でさえ頭の中でずっと回り続けている  
「良いなあ旧姓、  
年賀状に旧姓とか書きたい!  
欲しい欲しい欲しい欲しい欲しい欲しい欲しい欲しいィィィィ!!!!!!!!!!」  
 
その胸が張り裂けそうな衝動を押さえる事が出来ず  
一旧はニンテンドーDSを放り出し  
夜の街を青春映画よろしく走り出す  
僅かに肌寒い春の夜を駆け抜け気がつくと河川敷まで来てしまった  
 
一服しようと袖に入れていたキセルを吸うと  
満月のほのかな光に照らされ向こう側から河川敷きの真ん中を歩いてくる少女が見えた  
 
 
木津千里だ  
 
「あら、貴方は確か先生の旧友の一旧さん。」  
 
「こんばんわ千里ちゃんこんな夜中になんで一人で?」  
「あぁ学校の帰りに晴美の家に寄ってどうじ・・・じゃなく漫画の手伝いしたらすっかり遅くなっちゃって。」  
 
「へえ熱心ですねえ」  
 
少し尖った口調でありながら楽しそうに語る少女確か旧友のクラスにいた学級委員っぽく旧友に意見していたな  
名は体を表すとゆう言葉通り几帳面な性格  
そして今時珍しく長い黒髪と太めで釣り上がった眉は旧好きな私の好み  
口うるさいが良い嫁になりそうだ  
 
そう思うとある言葉が自然に口から出て来た  
 
「千里ちゃん・・・・」  
 
「はい、なんですか?」  
 
 
「むこ入りさせて下さい!」  
 
「何をいきなり!!!!」  
 
めりィィィ!!!!!!  
一旧の顔面に鉄兜を砕き大地をも断つ千里の凄まじい威力の拳が深々とめりこんだ  
 
反射的に放たれた千里の拳は骨を砕き手首はおろか制服の襟までめりこんだ  
だが何故か一旧は倒れない  
「グググッ・・・・」  
 
 
地獄の様な呻き声を上げた途端一旧は己の顔に刺さった腕をいきなりギュギュっと掴んだ  
 
「えっ?えっ?」  
 
この予想外な状況を理解出来ない少女の腕を捕まえ一旧はいきなり河川敷きに生い茂る草むらにドサリと転がる様に押し倒した  
 
「きゃああああ!いきなりなんなのよ!!」  
 
 
すると押し倒した勢いで拳が抜け50:50の半笑いの顔が現れた  
 
「全然痛くありませんよ、薬物のおかげでね」  
 
一旧がキセルに入れて吸っていたのは煙草などではなかった  
以前インド旅行をした際ありきたりな大麻に飽き飽きしていた中ふと見つけた怪しげな薬物  
それはダウナー系ドラッグの麻酔効果とドーピングの筋力増強作用を兼ね備えた物であり  
一旧は日本にひっそり密輸して愛飲していたのだ  
 
「や、薬物!?戦中の旧日本軍兵士の士気を高めるために使われた覚醒剤が一般人に出回った事があったらしいけど、  
そんな旧趣向はやめなさいよ!!」  
 
 
彼女らしく几帳面な反論である  
だが一旧はそれに動じず叩き込まれていない右手も薬物増強した力で押さえ付けた  
 
「嫌っ!一旧さん離して!痛いわよ!」  
 
「嫌なら力ずくで私を受け入れざるをえない様にしてあげましょう」  
 
 
そう言うと千里の腕を万歳するかの様に伸ばし細い両手首を左の掌で握り締める  
そして自らの着物の帯の下の間に手を入れゴソゴソと何かを探り始めた  
 
 
「一旧さん、まさか・・・・」  
 
「そのまさかですよ!」  
 
 
着物の間から硬く起立した肉棒が千里の視界に現れた  
 
「いやぁあ!そんな物出して何する気なのよ!!!」  
「そりゃあこれから婿入りするに決まってるじゃないですか  
私は準備万端ですよ」  
 
 
常人には全く理解し難いだろう  
旧姓を得るとゆう事に取り憑かれた一旧に道徳心など無意味であった  
 
「さて、私は準備万端ですが千里ちゃんはどうかな?」  
 
そう呟くと一旧は躊躇なく千里のスカートの中に手を潜らせ下着越しに勝負の割れ目を触りはじめた  
「何が婿入りよ!準備万端よ!触らないで!!」  
 
目を怒りに潤ませ綺麗に真ん中わけされた前髪は次第にはらはらと乱れてゆく  
それがかえって一旧の加虐心をそそり  
下着をずらし指はとうとう勝負の割れ目へと進入してきた  
 
 
「いやあぁあ!!!!  
一旧さんやめて!!」  
 
 
几帳面少女の中は予想以上にキツく指が引きちぎられそう  
それを強引に愛撫してゆく  
「やはり名前通りきついですね、  
しかし嫌がってる割には濡れてきましたよ?」  
 
 
女性器とゆう物は異物が進入して来た際感じてなくても愛液を分泌して粘膜を守る物だが一旧の眼には自分を受け入れるため感じてる様にしか写らなかった  
 
「感じてるわけないでしょう!殺すわよ!!」  
 
だが一旧は脅迫じみた抗議にまったく躊躇せず強引に下着をビリリッと剥いだ  
すると毛が左右対象に整えられた勝負の別れ目があらわとなった  
 
「平等院鳳凰堂の様に左右対象な陰毛ですね  
さてここに婿入りしますよ〜」  
 
「やめて一旧さん!!  
今なら半殺しで許してあげるから!!」  
 
「いいえ、目の前にあるチャンスを見過ごす訳にはいかないんです!」  
 
そう言うなり一旧は千里のキツい割れ目へ一気に挿入した  
 
ズブブブブ  
 
「あぁああああああ!!!!!!!!!」  
 
文字通り身を貫く痛みに千里は足をバタつかせ必死に押さえ付ける腕から逃れようとする  
だが薬物で限界以上に増強された力からは逃れられない  
 
「フフフ暴れても無駄ですよ  
それにしてもこのちぎれんばかりの締め付け  
私の竿にまで滴る血  
千里ちゃん処女だったんですね」  
 
 
――処女、その言葉に今まで半狂乱だった千里が反応した  
「・・そ、そんな・・私のは、初めては先生だったはず・・・・」  
 
 
保健室であの日先生と男女の関係になったはず  
千里を支えて来た何かが揺らぎ始めた  
 
 
「何言ってるんですか今凄く痛いでしょう?  
それは処女膜が私に破られたからですよ」  
 
 
「うそ・・、そんな事あるわけない  
あるわけないわよ!確かにあの時保健室で先生の腕の中に・・  
うぅっ・・・・・」  
 
 
千里は唇を強く噛み  
身をよじらせる様な体の痛みを必死に否定する様に望の事を考えはじめた  
 
可符香に変な絵を見せられ気分が悪くなり保健室で寝ていて  
気がつくと糸色先生の腕の中にいた  
 
最初はきっちり責任を取らせるため籍を入れようとしていたが  
次第に責任以上の想いが募りゆくばかり  
 
それは先生が私を煙たがり恋愛はないと言い放ってもなんとか私の張り裂けそうな心を繋ぎ止めていたと言うのに  
 
 
「こ、この痛み・・と血は・・きちんと愛撫せず・・に無理矢理・・入れたから・・」  
 
 
「それだけでこんなに血が出ますかね?  
それと旧友は言ってましたよ  
『勝手にベッドに転がりこんだだけで責任を取れと女生徒に迫られている』と」  
 
 
遠回しに聞かされる残酷な言葉  
それは破瓜の痛み以上に千里を深く傷つけた  
 
 
「いや・・いやいやいやいやあぁあああああああ!!!!!!!!!!!!」  
 
その綺麗であった真ん中わけは真ん中わけであった事を失う程に乱れ  
真っ赤になった顔を瞳から流れる溢れんばかりの悲しみの涙が大量に伝っていった  
 
教室であれほど気丈だった千里が  
まるで己の存在そのものを訴える赤子の様に泣きじゃくる姿に一旧の心には流石に罪悪感が芽生えはじめていた  
 
 
「私は自分の欲望のために彼女の全てを傷つけているのか?」  
 
 
だが躊躇しはじめた一旧の脳裏に再びあの女生徒の言葉がよぎった  
 
「旧姓がないなんて旧好きとしてはアマチュアなんじゃないですかあ?」  
 
 
その悪魔の如き囁きは  
再び旧への歪んだ愛情に火をつけた  
 
 
「千里ちゃん、私はちゃんと責任を取ってあげますよ」  
 
グプッグプッグプッ  
 
暴力的で鈍く湿った音を響かせちぎれそうな程きつい千里に一旧は強引にピストン運動をし始める  
「うぐっ、うぐぐう、」  
 
鳴咽にも似た悲鳴を上げながら千里はこの凌辱が終わる事を望む事しか出来なかった  
 
だがあまりの締め付けに一旧も限界に達しようとしている  
 
「うおっ、千里ちゃんの中凄く締め付けてくるよ!うわぁあヤバっ」  
 
ズピュピュドプュ  
 
一旧の肉棒は震え大量の白濁汁を泣きじゃくる千里の勝負の割れ目に注ぎこんた  
 
自らの竿を引き抜くと  
純潔を奪われた割れ目に大量の精液を受け止めきれるはずもなく  
血と交じりながら大量に涙の様に溢れ落ちスカートを汚していった  
 
 
「いやあ千里ちゃんの中気持ちよくてつい中に出しちゃいましたよ〜」  
 
押さえ付けていた手を離し嬉々と話す一旧とは対象的に  
千里は顔を覆う様にうずくまり震えて泣いている  
 
「ウッウッ・・せ、先生、・・糸色先生・・」  
 
真実を聞かされ凌辱されてもいまだに愛している男の名を呼び続けて  
 
 
だがそれを再び50:50の嘲笑う様な歪んだ笑みで見下ろし  
一旧はトドメを刺す様に口を開いた  
 
「もし妊娠しても安心して下さい  
旧友と違い私はきちんと責任を取って婿入りしてあげますよ」  
 
 
その夜の満月は醜悪な怪物と化した一旧を不気味に照らしていた  
 

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