夕暮れ時の金曜日。  
俺はおじさんの教え子の姉ちゃん達と銭湯って所に向かってる。  
最近オープンしたらしく何か色んな最新設備か整ってるらしい。  
 
「どんな所なんだろー」  
「楽しみね」  
俺の隣でごく普通の会話をしているのは奈美姉ちゃんと晴美姉ちゃんだ。  
 
[めるめる・めるめる]  
「誰が人目のある場所で堂々とパンツ見せてるんじゃねーよこの二セ帰国子女よ!いい加減、訴えるよ!」  
その少し後ろでうるさく喧嘩に近い問答をしてるのは芽留姉ちゃんとカエレ姉ちゃんだ。  
 
「あーもう!往来で喧嘩なんかしないでよ!目的地に着くまでくらいきっちりできないの?」  
「すいません、すいません私のせいで場の空気を悪くしてしまって」  
「いや、それ加害妄想だから」  
その隣には千里姉ちゃんと愛姉ちゃんがいる。  
 
「マリア、銭湯ハジメテ。温泉とドコがチガウか?」  
「それは行ってのお楽しみよ。マ太郎」  
その少し後ろからマリア姉ちゃんと可符香姉ちゃんが仲良く手をつないで歩いてる。  
 
そして俺の両隣には、あびる姉ちゃんと…滅多に外に出ない霧姉ちゃんが歩いてる。  
「銭湯楽しみだね。交くん」  
「うん、でも外に出ていいのかよ?」  
「交くんが行くなら私も行くよ?」  
「先生が来ないんなら付き添いは多い方がいいからね」  
 
とめどない会話を皆でガヤガヤとしていると目的地に辿り着く。  
なんかお洒落な感じだ。  
さっそく男湯に入ろうとしたけど霧姉ちゃんに「それじゃ私が来た意味ないじゃない」と言われて一緒に女湯に入ることになってしまった。  
 
入場料を払って脱衣所に入ると意外な先客がいた。  
 
「まといちゃん」  
可符香姉ちゃんが少し驚いたような声を出す。  
「皆、遅かったね」  
「まといちゃんも来てたの?」  
「先生と一緒に入ろうとしたら断られて」  
千里姉ちゃんがすかさず「いや、無理だから。というか先生来てたのね。誘った時は興味なさそうにしておいて、本当に天の邪鬼なんだから」と突っ込む。  
「まあ、先生とは後で合流すればいいじゃない。そんなことより早く入ろうよ」  
 
奈美姉ちゃんの普通の意見に皆、賛同して服を脱ぎはじめる。  
目のやり場に困ってしまう。  
 
「子供なんだからもっと堂々とみなさいよ。こんなチャンスもう無いわよ」  
そう言うカエレ姉ちゃんは…なんか凄い。  
おっぱいやお尻はすごく大きいし、なんか金髪だし。  
 
「さあ、準備ができたら入りましょ」  
晴美姉ちゃんはなんか、すれんだーっていうのかな?  
すらっとしててキレイだ。  
晴美姉ちゃんのすぐ後ろにいた奈美姉ちゃんが笑いながら話しかけてきた。  
 
「何?交くん、お姉さんの裸に見惚れちゃった?」  
奈美姉ちゃんはおっぱいは少し大きいみたいだけど…  
「普通…」  
「え?」  
「あ」  
思わず声に出ちまった。  
「普通っていうなー!しかもお子様に言われたー」  
そう言うと涙を流しながら浴場に入っていった。  
隣にいた芽留姉ちゃんが携帯の画面を俺に見せてきた。  
 
[よくいったな。そしつあるぜ]  
全部ひらがななのはまあいいとしてその内容はどうなんだろうと思った。  
そんな芽留姉ちゃんはなんか俺とあんまり変わらないみたいだ。  
つるつるだし。  
 
「さあ、無駄話してないで入るわよ。交くんはまず私がきっちり身体を洗ってあげるわね」  
千里ねえちゃんはおっぱいもお尻もきちんと形が整ってて雑誌で見てるモデルさんみたいだ。  
モデルさんは水着をつけてるけど。  
 
浴場に入ると壁一面に大きく「富士山」って文字が書いてある。  
 
「普通、富士山って絵が描いてあるよね。奈美ちゃん」  
「どーして私に聞くのよぉ」  
「お約束だからナ」  
可符香姉ちゃんはおっぱいもお尻も普通だけど何か引きつける魅力がある。  
マリア姉ちゃんは健康そうですべすべしてそうな肌だ。  
 
「ちゃんと1000まで数えてあがるのよ」  
身体を千里姉ちゃんに洗ってもらって湯ぶねに浸かってるとあびる姉ちゃんが話しかけてきた。  
「1000は数えすぎだろ!」  
とか言いながらちらっと姉ちゃんの方を見る。  
おっぱいもお尻も大きいし、なんか色んな所に傷があるけれどそんなの気にならないくらいキレイな身体をしてる。  
「おじさんが惚れるのもわかるかも」  
と、心の中で呟いた。  
 
皆、思い思いに銭湯を楽しむと、全員で脱衣所に戻ってきた。  
 
すすっ、とまとい姉ちゃんが俺に近づいてくる。  
「見れば見るほど先生にそっくりだね」  
じーっと俺を見つめてる。  
「な、何をいまさら」  
「光源氏も悪くないかも」  
「?」  
まとい姉ちゃんの言っている事はよくわからなかったけど屈んだ時にバスタオルから胸が見えて少しドキッとした。  
 
「本当、今日は役得だったなあ」  
どこからか声が聞こえたかと思うと眼鏡をかけた薄毛の男の人が姿を現した。  
「え?」  
「あら、妖精さん?あなたも温泉に入りにきたの?」  
「え、あ、しまったあああ」  
男の人の絶叫。  
一瞬の静寂。  
そして――――  
 
「きゃああああ」  
「この変態!」  
「見るな馬鹿ー」  
「訴えるよ!」  
叫びと怒りが響き渡る阿鼻叫喚の地獄絵図。  
 
その中で「すいません、すいません」と愛姉ちゃんが一人で謝っている。  
動揺しているのか素っ裸だ。  
色白で細くてキレイだなぁ。  
おっぱいも結構あるし、お尻も小振りで引き締まってる。  
 
「一体何事ですか!?」  
脱衣所の扉が開き、そこにはおじさんがいた。  
彼女の危機を察知したのだろうが逆効果っぽい。  
「の…先生…」  
あびる姉ちゃんが肩を震わせる。  
その後ろから怒りの炎が見える。  
 
「どいつもこいつもいいかげんにしなさーい!」千里姉ちゃんの絶叫て再開された地獄絵図はしばらく終わりを迎えることは無かった。  
 
ドタバタ温泉の帰り道。  
俺は霧姉ちゃんと手をつないで帰り道を歩いてた。  
「交くん、今日は楽しかった?」  
「ま、まあな」  
ぶっきらぼうに答えてそっぽを向く。  
でも本当は…――――  
 
今日は色んな裸を見て、色んな話をしたけど――――  
 
霧姉ちゃんの裸が一番キレイで。  
「霧姉ちゃんと話してる時が一番楽しかったよ」  
そう、小さく呟いた。  
 

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