新聞「――○○地鶏、偽装――」
TV「 社長『この度の鶏肉偽装、誠に申し訳―――』 」
望「・・・・・」
望「最近、偽装鶏肉が出回っているようですね・・・」
奈美「ああ、比○とか宮○とか・・・」
望「確かに偽装鶏も困ったものなのですが――
本当に厄介なのは、偽装チキンなのです」
皆「・・・・・・」
あびる「鶏とチキンでは違いがあるんですか?」
望「大アリです!!
嫌でも苦手でもないのにわざとヘタレを装う
そんな偽チキンさんが世の中多いのです!!」
奈美「そっちのチキンかよ!」
望「貴女なんか経験がおありでしょう」
奈美「私ですか!?」
望「音痴だから、恥ずかしいからとあれほどカラオケ行くのを嫌がってたくせに
いざマイク握ると、ここぞとばかり流行り歌を熱唱し出す
そんな、普通の経験が」
奈美「普通っていうな!」
藤吉「別にいいじゃないですか、それくらい
大した害もないでしょう?」
望「そうでもありません
この風潮が広まったなら、例えばさっきの例のような場合、
嫌だと言う人を誘うのを止めたりしたら、
こっちがKY呼ばわりされかねないのです!」
芽留「めるめる『若者気取りで最近の言葉使うなよハゲ』」
望「いやよいやよも好きのうち、そんな言葉もあります
なら、本当に嫌な時は何て言えばいいんですか!
このままでは、NoといってもYesの意味になってしまうのです!」
望「絶望した!
Noと言わせぬ日本に絶望した!!」
カエレ「日本人おかしいよ!
YesはYes、NoはNoだろ!」
千里「そうです!妙なこと言い出さないで下さい!
そういうどっちかはっきりしないこと、イライラするんです!」
可符香「大丈夫ですよぉ、心配はいりません
NoがYesの意味になるのなら、
YesをNoの意味に変えればいいんです」
望「またそんな訳の分からない事を!」
千里「 な る ほ ど 」
望「ひいっ」
千里「それならきっちり、対義語が存在してるわね・・」
藤吉「そーゆー問題なの!?」
千里「今からその方法を採用します
これは 決 定 事 項 です」
藤吉「圧政だ・・・圧政がまたはじまった!」
愛「み・・皆さんすみません!
私のせいで・・・
私がいなければこんなことには!」
千里「 そ こ 」
愛「ひいっ!」
千里「済ま な い 、い な い ならば、
ってことは、 あいつらのせいじゃ な い んだな?」
愛「?・・・・・あっ・!
い、いえ、そんなつもりじゃないん・・・」
千里「ほらまた言わなかった
人のせいにしないんだな?」
愛「え!?え!?
あ・・あ・・・」
愛「あなたたちのせいなんだからね!!
どうしてくれるのよ!責任とってよね!」
奈美「出た・・じゃなくて出ない、ツンデレ!」
木野( ほ れ っ )「ご・・・ごめん」
愛(ごめんってことは怒られてる!謝らないと!)
「さあ、さっさと私に謝りなさいな! 土下座で!地面を舐めるようにね!」
臼井( ほ れ っ )「は!はいぃっ!
こうですか女王様!
この豚めをもっと罵って下さぁい!」
野郎一同( な ん だ か ず る い ! )
木野「お・・・俺も罵って下さい!」
北欧「ぼ・・・僕も!」
愛(クラス中から責められてるう〜謝らないと!)
「そんなに罵って欲しいなら、罵ってあげるわ!
ロン毛!童貞!変態!珍服王子!
ラノベオタの、ツンデレフェチの、 右 肩 露 出 魔 男! 」
あびる「今、愛ちゃんが男をどう見てないかの片鱗が見えなかった」
マ太郎「ツーか、最早YesNo逆転関係なくなってないんじゃないカ?」
カエレ「日本人おかしいよ!
なく、なって、ないんじゃ、ないか、
って何回否定すんのよ!
結局どっちなのよ!?」