「二番底は、きっと不思議の国。」  
そう言い残して、千里は不細工なうさぎの後を追いかけた。  
大きなリボンカチューシャとふりふりのエプロンワンピース。  
まさにルイス・キャロルのアリスのような姿で、うさぎの穴へと落ちていった。  
つい昨日のことだ、そのまま不思議の国にはたどり着けたのか、彼女は今日学校に来なかった。  
たくましい彼女の事だから、おそらく大丈夫だろうとは思う。  
不思議の国の王制を廃し、どの札も等しく富める共産主義国家樹立のために  
革命軍のリーダーとして指揮を取っている頃かもしれない。  
だけど千里も一人の少女、弱いときは弱いのだ。  
さすがに望も少し心配になる。  
家に帰れずに泣いていたり、事件に巻き込まれたり…逆に事件を起こしているかもしれない。  
「昭和の事件史に、マッドチリパーティーとか追加されるのは御免ですよ…」  
そう呟いた直後、ばたーんと押入れのふすまを吹き飛ばし、中から人影が転がり出てきた。  
それは昨日と同じ姿をした千里、不思議の国から無事帰還したようだ。  
「…おかえりなさい。」  
「…ただいま、先生。」  
突然の事態に驚くも、心配が杞憂に終わった事に望はホっとした。  
 
「紅茶の方が良かったですかね?」  
「いえ、向こうで飲んできましたし。」  
服装とはアンバランスに、緑茶をすする千里の姿を望はチェックする。  
返り血は無し、服の乱れも無し、どうやら怪我もなさそうだ。  
「どうでしたか不思議の国は?」  
「なんだかこの格好してた間の事、よく思い出せないんですよね。おぼろげには覚えてはいるんですけど。」  
「はぁ、なるほど。」  
きつねの代わりに何かが憑いていたのかもしれない。  
「それで、どうしてここの押入れから?」  
「…不思議の国にふさわしくないから、ってクーリングオフされました…」  
「ん…それは…まぁ無事に帰ってこれて何よりですよ。」  
やはり革命でも起こそうとしたのだろうか、ストレートフラッシュを量産する千里の姿が思い浮かぶ。  
クーリングオフされていなかったら、未来のアリスが迷い込むのはどんな国になっていたのか。  
 
「んー、しかしあなた…意外と似合いますね、その格好。」  
望はついっと千里の元に近づき、まじまじとその姿を見つめる。  
慣れない格好を見られて恥ずかしいのか、千里の頬が染まる。  
「そ、そうですか?」  
「ええ、とっても。」  
貧相な胸がまたなんとも、とは埋められてしまうので言わないでおく。  
恥ずかしそうに視線を逸らす千里が愛らしくて、望は彼女の細い体をきゅっと抱きしめた。  
「ッ!こらっ、そういうのはきっちり籍を入れてからっていつも言って…」  
「まあまあ、それはそれ、という事で。」  
首筋にキスをしながら言う。  
「またそんな風にごまかして…駄目って…んむっ…もぅ…」  
反論を望の唇に塞がれ、千里はおとなしくなってしまった。  
普段は望を振り回し続ける彼女だが、ひとたび行為に及べば二人の立場はこうも逆転する。  
 
「うん、そう持ち上げて…そうそう、そのままです。」  
すっかり従順になってしまった千里は、言われるまま望の前でスカートをたくしあげる。  
屈みこんだ望の瞳に、千里の純白の下着が映った。  
「はぁ…なんでこんなこと…先生のバカ…」  
「そんな事言いながらも、先生のわがままに付き合ってくれる木津さんが好きですよ。」  
つっと下着に指を這わせ、千里の起伏を露にするように彼女のクレバスに下着を食い込ませていく。  
「やぁ、シミになっちゃうぅ…」  
「シミを作るのはあなたです、先生知りません。」  
「またそんな事言って…」  
下着越しに指で入り口をいじりながら、千里の様子に望はにやにやしている。  
「ん?しかしこれは…」  
気になることがあるのか千里の下着に手をかける。彼女の愛液が糸を引いた。  
下着を下ろされ、望の前に広がった丘はつるつるになっていた。  
 
「どうしたんです、ここ?」  
こりこりと指の腹で千里の小豆をいじくりながら尋ねる。  
「うぅ、よく覚えてないんです…でもたぶん、私アリスになりきってたから。」  
「なるほど。あなた形から入るタイプですもんね。」  
不思議の国に迷い込む10歳の少女には相応しくない、という判断で剃られたという事なのだろう。  
「ふふ、まあいいでしょうこういうのも。よく見えますし、舐めやすい。」  
望は千里の股に顔を埋め、舌を彼女の中へ侵入させる。  
「あぁ…もぅ…」  
羞恥と自分の中を動き回る舌から送られる快感に千里はその身を震わせる。  
「はぁ…あっ…んっ!」  
わざと音を立てて望は千里を攻め立てる。  
千里の足に力が入らなくなってきた、このまま立っているのにも限界が来そうだ。  
「あっ、先生っ…先生っ!」  
「ほお、面白そうな事やってるじゃない二人とも。」  
不意に入り口の方からかけられた声の主は、千里の親友、藤吉晴美だった。  
 
「ひゃっ、ひゃるみ!?」  
晴美の乱入に動転し、隠すようにばふっとスカートを望にかぶせる。  
「こ、これはその…んぅ!」  
とんでもない場面を見られ、うろたえる千里を晴美はニヤマリと眺めている。  
「いい格好じゃない千里ー。それって、千里の趣味?先生の趣味?」  
「ちがっ!あんっ…こ、これはぁあっ…なんでやめない!?」  
晴美の乱入にもかかわらず、千里を舌で攻め続ける望に鋭いチョップが轟音とともに振り下ろされた。  
ずん、と畳に沈んだ望が頭をさすりながら立ち上がる。  
「…痛いですよ、何するんですか。」  
「こっちのセリフです!晴美が見てるのに…」  
「藤吉さんになら別にいいじゃないですか。」  
「ですよねー。今さらでしょ、千里。」  
「恥ずかしいものは恥ずかしい!」  
「まあまあ落ち着いて。」  
晴美の方を向いた千里を後ろから抱きしめて首筋にキスをする。  
望はやっかいさんの扱いにずいぶん慣れてきたようだ。  
よいしょ、と千里の軽い体を持ち上げ、自分にもたれさせるようにして一緒に畳に座る。  
 
「さ、藤吉さん。」  
望が後ろから千里のふとももに手をかけて足を上げさせる。  
下着が足首にかかったままなので開脚はさせられなかったが、千里のスカートの中が晴美から丸見えになった。  
「さすが先生、話がわかりますね。」  
「へっ?…あ、あなたたち埋められたいの!?」  
「いいですよ、1回くらい。」  
「先生、私の分もお願いします。」  
「う…まあ1回も2回も同じようなものです、いいでしょう。」  
「このバカどもはぁぁぁ…」  
足首に残された下着を脱がせ、晴美は千里のスカートの中へと潜り込む。挨拶代わりにキスを一つ。  
ぺろぺろと舌を差し入れて動き回らせると、うなぁぁと妙な嬌声が聞こえた。  
望は望で、千里の薄い胸を服越しに揉みしだいて楽しんでいる。  
「おお、つるつるだぁ…ふーん。」  
やはり彼女も同じ事が気になるのか、スカートから顔を出して千里を見る。  
「やるじゃない千里。見えないところまでなりきるなんて。」  
「まあ見えてるんですけどね。」  
「で、これはどっちの趣味?」  
「とりあえず私は何も言ってませんよ。」  
「ほお、千里がねえ…」  
「だからちが…うなぁぁ…」  
舌の代わりに今は晴美の指が千里の中で暴れていた。  
 
いつの間にやら千里は四つんばいにされて、あぐらをかいた望の腹に顔を埋めていた。  
突き出された尻を掴んだ晴美がじゅるじゅると溢れる愛液をすすっている。  
息を荒げる千里は、目を閉じて快感に身を震わせながら、しっかと望の服を掴んで離さない。  
盛り上がりを見せる自身の下腹部のすぐ横であえぐ千里の顔が望にまた新たな欲望を喚起させた。  
「あの…木津さん、お願いがあるんですけど。」  
「っへ?は、はい。」  
ぽおっとした表情をする千里の髪を撫でながら続ける。  
「舐めて…もらえませんかね?」  
「舐める、って先生の…ここ、ですかぁ…?」  
 
 
屹立する望の絶棒を、千里はおっかなびっくり指でそっと触れる。  
望の表情をうかがいながらゆっくりと舌を先端に這わせる。  
そのまま口を近づけて絶棒を口に含んだ。と、そこで固まってしまう。  
思考が停止してしまったのか、魚のような目で肉棒を咥えて動かない千里はシュールでもあり  
一部の人間には愛しくもある、例えばその様子を楽しげに見つめる晴美などに。  
 
「あの、気持ちいいんですけど…それだけじゃ…」  
「うぅ、どうすれば…?」  
自分に向けられた4つの期待の目に応えられなかったのが情けないのか千里は涙目だ。  
「もしかして千里って先生のフェラするの初めて?」  
「ええ。」  
なでなでと千里の頭を撫でながら望は答えた。  
「へー、意外。私なんて初めてのときから先生の舐めさせられてたのに。」  
「あなたは自分から言ってきたんじゃないですか…」  
「そうでしたっけ?まあ、そういうことなら私が教えてあげるよ、千里。」  
晴美も千里の横に並んで寝転んだ。  
「んぅ、こう?」  
「うん、そうそう歯は立てないように…それで…」  
望の目の前で晴美の人差し指をそれと見立てて、千里にレクチャーが行われている。  
「生殺しじゃないですかぁ!」  
下半身を丸出しのまま待たされている望が叫んだ。  
「まあまあ、もうちょっとですよ。そうそう、千里。」  
今度は本物の絶棒を掴んで、晴美は盛り上がった部分の裏側に舌先を沿わせた。  
 
「ココ。先生ココ好きだから。」  
「えっと…こ、ふぉう?」  
晴美に促され、千里もちろちろとその舌を伸ばした。  
千里がちらりと望の方を見た。なるほど確かに気持ち良さそうだ、実にだらしのない顔をしていた。  
二つの舌が絶棒を中心にして絡み合っている。  
担任する二人の可愛い女生徒にこんなにも愛されて良いのだろうか。  
とりあえず社会的には良くないだろうが、望はたまらなく幸せだった。  
「こんなに良い生徒に恵まれて先生幸せです。」  
二人の少女の頬を撫でながら言う。  
「…」  
千里は照れているのか、押し黙っている。  
「変態教師。」  
笑顔でそう告げる晴美に、望は返す言葉もなかった。  
 
「ほら、千里。」  
「うん、失礼します。」  
かぷぅ ちゅっちゅちゅ  
不安そうに望を愛する千里と、その様子を愛おしそうに眺める2人。  
「うっ、上手ですよ木津さん。気持ちいい…」  
すりすりと千里の頬を撫でながら笑顔を向ける望。  
望が感じてくれていると判り、千里もつい顔がほころんだ。  
晴美から学んだことを実践し望に快感を与えていく。  
やはり指とは太さも形も違うので少々戸惑ったが、効果はきちんと出ているようだった。  
じゅぷじゅぷと音を立てる口の中で、千里の舌が望を探る。  
(ココ…かな?先生…)  
先ほど晴美に教わった、「先生の好きなところ」を探り当て舌を掻くように擦り付けた。  
「ん、木津さん…!」  
千里の口の中に広がる望の快感の証、そしてもたらされた達成感に千里も嬉しそうだ。  
「おぉ、よくできたね千里。教えた甲斐あったなー、んっ。」  
「あ、む。」  
晴美は千里の口の中に舌を入れて、その中に残る望の精液を舌ですくい舐めまわす。  
 
「んぅー。」  
こくっと、二人の少女が舌を絡ませ、望の精液を味わい飲んでいる。  
口づけをしたまま晴美は千里を引き倒し、千里が晴美の上にのしかかる形になった。  
その状態で、晴美は手を千里のスカートに持っていきめくり上げる。  
望の目の前に千里のヒップと濡れそぼった秘所が開かれる。  
「先生、さっきのお返しです。」  
「はは、ありがとうございます。それじゃ…」  
「あっ…んぅぅっ…!」  
ずん、と千里の中へと望が侵入していく。  
千里のきっちりと分けられた真ん中分けがはらはらと乱れた。  
「ふふふ、じゃあ私はこっちを。」  
晴美が千里の背中に手を回しファスナーを下げた。  
「この服脱がすの、ちょっともったいない気もするけどねえ。」  
そう言いながら千里をはだけさせ、小ぶりな胸を露にする。  
「こっちも捨てがたいからね…ちゅっ…」  
「あっ…ああっん…」  
「千里は相変わらず感じやすいなあ。」  
かぷっ こりこり  
千里の敏感な胸の先端が晴美によって転がされる。  
 
「うぅっ…せ…んせい…もう…」  
「私もです…一緒にいきましょう。」  
「はい…あ、あっ…あぁ!」  
「うくっ!」  
二人は共に絶頂を迎え、望からどくどくと放たれた熱さが千里に更なる悦びを与える。  
千里の中に収まりきらぬ望の精液はボタボタとこぼれ、晴美のふとももを汚していった。  
 
 
「あっ、あっ、あっ…んぅっ。」  
疲れ切って寝転がったままの千里の横で、晴美が座した望に抱かれている。  
晴美が望の上に座り込むようにして、深く繋がった二人は熱狂的に唇を重ねあう。  
スカート以外の衣服は既に脱ぎ捨てられ、晴美のその豊満な体が惜しげもなく望の前に披露されている。  
「んっ…それにしても、先生と千里にコスプレえっちの趣味があったなんてね。」  
「だから、ちがぅぅ…」  
「うん、まあ色々あったんですよ。でも、なかなかいいものですね、こういうのも。」  
 
「あはは、ハマッちゃましたか?それでしたら、私色々持ってますよ。」  
「ほう。」  
「何か要望あります?逆に男子生徒と女教師とか。」  
「ちょっと惹かれますね…」  
「書生と下宿先のお嬢さんとか。」  
「結構惹かれますね…」  
「千里はー?どういうのが好み?」  
「だからちがうって…」  
 
 
後日  
「こらー糸色くん!ふざけてないで、きっちりしなさい!」  
「おおっと、おっかねえなあ委員長は。」  
「…やっぱりノリノリじゃないの、千里…」  
小学生に扮した二人の小芝居を眺めながら晴美は呆れ顔でそう言った。  
 

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